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スタァライトとの出会い

初めまして、ラ・スタァです。これを読む方はTwitterから私の事が既にご存知な方だと思いますし、初めましての方は多分いないと思いますが、ちゃんとした挨拶を交わした方は数人しかいませんので一旦挨拶から入ってみました。

では本題である初めて書くnoteの内容、それはやっぱりスタァライトしか無いと思います。何故なら誰も私個人に対しては興味など無い筈ですが、スタァライトの話になると興味が湧いてくる筈だからです。わざわざこれを読まれる方ならばです。スタァライトに興味の無い人が、こんな記事などが見当たる所にウロウロする可能性はゼロですし。

私がスタァライトに初めて出会ったのは2021年の夏でした。劇場版スタァライトが公開され世の中にキリンが大量発生していた頃、私はその時期になってようやくスタァライトと出会う事が出来ました。一応……そういう事になっています。実はそれより前に、ソシャゲの「戦姫絶唱シンフォギアXD」とのコラボで一度スタァライトとの出会いは果たしたのです。けれども、当時の私には「こっちはイベントまでフルボイスか!すごい!」だけの薄い印象だけを残して、すぐスタァライトへの興味を失い、スタァライトの事は頭の中から忘れ去られました。そのしょうもない事故を乗り越えて、私が再びスタァライトと出会った切っ掛けは、偶然ネットで見かけた短めの切り抜き映像でした。天井からぶら下がった舞台装置を掴んだ少女が物凄い動きで空の上に飛び上がり、手に持って弓と矢でもう一人の少女を狙うシーン、そうです「情熱のレヴュー」です。

王冠のキリン像、これもまたスタァライトである。

私はその映像を観た瞬間「このアニメはこのシーンだけでも見る価値がある作品って事がわかる」と判断し、星見純那(その時は名前すら知らなかったけど)に目を奪われ、キラめきに目を焼かれていたに違いありません。ですが、その頃の私はアニメを見るのをほぼ辞めていた時期でした。新作アニメはもちろん、好きだったアニメの2期や3期が始まっても見てなかった、到底12話のテレビアニメなんかを見てる時間も体力も無かった時期です。だから私は手始めに、いや、そこでスタァライトと言うアニメとの縁を終わらせる為に「ロンド・ロンド・ロンド」に手を出してしまいます。

降りられない列車に乗ってしまったのだ。

私が12話のテレビアニメを見ることを諦め、ロロロを選択した理由は「このすごい映像を手っ取り早く楽しんで休みたいから」でした。ロロロはTVA12話分を2時間に収めた劇場版アニメです。普通に考えてオープニングとエンディングを切ってもほぼ240分に当たる12話のアニメを120分に収めるのは不可能です。常識的にはですね。私がずっとハマっていたアニメ、スタァライトと出会うまでぴったりと10年間ずっと「私の一番好きなアニメ」だったまどマギもスタァライトと同じく12話のテレビアニメを総集編劇場版アニメに出してます。その結果が「始まりの物語」と「永遠の物語」の2作、なのにスタァライトは一本だけ。普通はバカみたいな劇場版になるしかありません。尺が足りてませんから。まどマギよりも前、私の一番好きなアニメだった「機動戦士Zガンダム」も総集編を3本にして出してます。正直に言って上手くない劇場版です。長い50話のアニメがたった3本の劇場版なんて無理ですから。このように数々の名アニメから証明されていた私に取っての常識が、見事に裏切られる事になるとは思いもしませんでした。

「ロンド・ロンド・ロンド」が見せてくれたのは全く違うものでした。アニメの文法を最大に生かして省略出来るのは全部切り捨て、普通は編集で捨てるべき長い呼吸のシーンを最大限に残し、無くなった話の流れは大場ななとキリンの口を借りて伝える。舞台少女たちは短いセリフで分かりやすく自分を語り、画面の中で衝突する。そして画面の外にいる筈の私に、照明が、音響装置が、役者が飛び掛かった。
私は、舞台少女達のレヴューの光に焼かれてしまったのです。

再演・再演・再演、キリン達の次の駅はまだ見えない

それから星の光に目を焼かれたしまった私はTVアニメ版のスタァライトも全部見ました。見るしかなかったのです。今この文章を書きながらも見てるし今後も見続けるでしょう。ロロロで得た体験はすごいものでした。私の常識じゃありえない経験でしたから尚更。何はあっても残す筈のすごい映像だけ見られるのなら、それでよかったのに、思いもしなかったすごい映画を見てしまった、そういう事です。私にとってロロロは情熱のレヴューです。消えてしまった情熱に火を付けてくれました。情熱のレヴューでの華恋と同じく。

普通の喜び、女の子の楽しみを捨て、すべてを焼き尽くし、遙かなキラめきを目指す、それが舞台少女!

少女☆歌劇レヴュースタァライト1話、キリンのセリフ

華恋の夢への情熱が灯った瞬間、私もアニメへの情熱を取り戻せました。それから好きだったアニメも何作か見返しまして、最近は新作アニメも見始めたし、それをきっかけに新く友達も出来たし。

華恋とひかりの出会った東京、出会いの東京

もうスタァライトを知ってから1年以上経ちました。誰にだってもそうですけど、スタァライトも前の駅からすれば、次の駅です。私に取ってスタァライトはまどマギから10年ぶりに着いた次の駅で、8年後くらいにはまた次の駅に行けるかも知れません。いつになるかはまだ知りませんが。

ここまで私が何故この駅に着いたのか、適当な感じで語って見ました。「とにかくロンド・ロンド・ロンドが凄かった」だけしか書いてませんけど、それは事実ですから大丈夫でしょう。何がすごかったかすら上手く言えない薄い人間ですが、今後よろしくお願いします。こんな文章をここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。

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