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不正投票について

世の中には、いろんな投票があります。
政治関連の投票とか、アニメなどでの人気投票とかなどがあります。
しかし、そんな投票の裏には、「不正」が絡んでくるのです。
日本では、これに似たような投票関連の騒動がありました。
イナズマイレブンでいうところの「五条勝を1位にして、腐女子と子供を泣かせようぜ!」というようなノリで勃発した「イナズマイレブン人気投票騒動」、ポケモンで言うところの「投票でコイルを1位にして子供を泣かせようぜ!」というようなノリで勃発した「コイルショック」などが有名でしょう。
これらは不正とは言えない部分があるのですが、ある意味不正になる「組織票」によるものだと考えられます。
この組織票というのは、わかりやすく言えば、集団で特定の候補に集中的に投票することです。
そして先程の五条勝とコイルと言ったあまり人気のないキャラクターをターゲットにすることが多いようです。
しかし、実はこの程度ではかなり生温い部分があるのです。
何故なら、実はこの不正投票は、日本よりも海外の方が一番酷いと言う話があるからです。
中でも、最も多くの人達が怒り狂うことになったのが、「Minecraft」と「ARK: Survival Evolved」での投票です。
この投票は、新生物を決める投票です。
しかし、この投票がかなり悪質な不正投票が行われたのです。
まずはMinecraftから見ていきましょう。
話題になったのは、去年行われた「mob投票」で、この投票ではムーブルーム(花牛)、アイスオロジャー(氷使い)、ヒカリイカ(光るだけのイカ)の3体の新生物(Minecraftでいうところの「mob」です)の3つの候補からヒカリイカが当選しました。

そしてヒカリイカは現在、Minecraftにアップデートで実装されています。
しかし、実はこの投票の裏には、ある海外で有名なYouTuberによる不正投票によるものだったのです。
それは、Dreamという海外では有名なYouTuberが、自分のファン達と自分のフォロワー達にヒカリイカを投票するように声をかけ、当選へと導いたのです。
当然、このDream氏のやり方があまりにも不正すぎるとして、多くの人達から批判されることになってしまったのです。
そして更に、この不正投票の影響で、ヒカリイカを嫌っている人もいることになるのです。
なんの目的でヒカリイカを選んだのかはわかりませんが、有名なYouTuberであるDream氏は、自分の人気度と知名度を利用して、このような不正投票を行ったのでした。
そして今年に行われるmob投票も、Dream氏はTwitterで、「今年も不正投票をします。」と宣言した上で、「誰にも私を止めることはできません。」と豪語したのです。
今年もまた、不正投票をするのであれば、もう投票を行うのはやめた方が良いと私はそう思っています。
それに続いてもう一つ、これは今年に行われた「新生物投票」で大きな物議を醸した「ARK: Survival Evolved」もMinecraft以上にやばい不正投票があったのです。
この不正投票のターゲットになったのが、新生物の「ディノピテクス」と「シノマクロプス」です。
まずはディノピテクスから見ていきましょう。
ディノピテクスは群れで行動する大昔に実在した猿です。

このディノピテクスは特殊な方法でのテイム(飼い慣らすこと)をするそうです。
また、ディノピテクスには、プレイヤーが持つ武器や道具などを使うことができるそうです。
これだけ見ても、かなり面白い特徴を持っていました。
そのため、このディノピテクスに多くの人達が投票するようになりました。
その結果、このディノピテクスが1位に選ばれ、当選したのです。
しかし、人気があったからこそ、当選したわけではないのです。
その裏には、海外では有名なYouTuber「UpFromTheDepths」が関係してくるのです。
実はこのUpFromTheDepthsは投票が行われた日に、突然とディノピテクス関連の動画が二つ公開されていたのです。

下の動画がディノピテクスに投票するように促している内容であり、上の動画がディノピテクスが当選したことを喜ぶ内容の動画です。
これらの動画を見てわかるように、UpFromTheDepthsが意図的にフォロワー達とファン達による組織票…つまり不正投票をさせたのです。
これも多くの人達がUpFromTheDepthsに対する批判が勃発したのです。
そしてもう一つ、シノマクロプスです。

シノマクロプスは中国で発見された新種の翼竜で、虫に対しては敵対するが、プレイヤーなどの虫以外に対しては友好的で、これもテイムすることは可能です。
パラシュートとしての機能やこのシノマクロプス自身のイベントリを開くことが可能、そして護衛になる小さな生物です。
実はこの生物もまた、組織票による不正投票で、かなりの数を持った生物でもあるのです。
おそらく、中国人達が中国で発見された新種の生物として、このシノマクロプスを集中的に投票したのだと考えられます。
しかし、この生物は投票で他の恐竜達とともにディノピテクスに負けてしまいました。
ところが、なんとディノピテクスの実装が発表された後にこのシノマクロプスの実装が発表された。
これにより、多くの人達がシノマクロプスの実装を発表したARK: Survival Evolvedを作った会社であるStudio Wildcardに批判するようになったのです。
結局、Studio Wildcard側もこうなることを想定していなかったのか、最近になって、「幻の4体目の生物を投票で決める」と発表したのです。
ちなみに、ディノピテクスとシノマクロプス以外で人気だったのが、「カルカロドントサウルス」という肉食恐竜で、その恐竜の実装を望む人達が多くいました。
もしもこれから行われる4体目の新生物を決める投票で、このカルカロドントサウルスが来なかった場合、多くの人達はこのゲームとその会社に失望することになるでしょう。
特にディノピテクスとシノマクロプスは組織票による不正投票で当選した生物として嫌っている人達がいるのも事実です。
ちなみに、ディノピテクスとシノマクロプスにもう一つ、投票する前に実装が発表された「アマルガサウルス」という草食恐竜がいましたが、この恐竜は投票によるものではなく、普通に発表されて実装が決まった恐竜で、この恐竜にディノピテクスとシノマクロプス、そして4体目の新生物は今年の冬に実装される無料マップ「ロストアイランド」に実装されるとのことです。
他にもあるとは思いますが、特にMinecraftとARK: Survival Evolvedの不正投票は個人的には酷いなと思いました。
自分が有名人だからと言って、その人気度と知名度を利用しての不正投票をするのはズルいし、そして平等にするべき投票を台無しにしてしまう悪質なところがありました。
もしもまた、このような不正投票が続くのであれば、もう投票はするべきではないと思います。

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