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ぼくは、ぼくになりたい

未明の空に疎らに星が浮かんでいる。
煙草の煙が空に吸い込まれるように消えていく。

ヘビースモーカーと言うほどではないけど一応愛煙家のぼくにとって何とも生きづらい世の中だなぁ…としみじみ思ってみたり。
煙草は一箱500円以上するし、たぶんこれから先まだまだ高くなるだろう。
吸える場所も随分限られてきたし。まあ、これは悪い喫煙家が悪い(頭の悪い日本語)。仕事で駐車場の清掃をするとき吸殻が転がっていると殺意が芽生える。特に、すぐ近くに灰皿がある場所のにわざわざ道にポイ捨てする輩。灰皿がない場所で捨てていいわけではないけど憎悪マシマシ。身体中の穴という穴から血が噴き出る原因不明の呪いにかかればいいのに。


閑話休題。

もう数えるのもいい加減イヤになってきた○度目の誕生日の今日、前々から興味があったnoteを始めることにした。
変に凝り性な癖に物事が長続きしないぼくでも気楽に文章が書けそうな気がしたから。

物心ついた頃から本を読むのが好きだった。
小・中学生の頃は何度か詩や作文で賞を取ったこともある。
何となく。
何となくぼくはいつか物書き(物書きの定義はさておき)になりたかった。
そして、何となく自分は物書きになれると思っていた。
高校時代は遊びに部活に勉強、後は申し訳程度の恋愛で本からだいぶ遠ざかっていたが、大学に入学してからは再び本を読み漁りネットに小説を投稿したりブログも書いてみたりした。

それからそれなりに長い歳月が経過したが、ぼくの生活から文字を書くという習慣はすっかりと廃れてしまった。物書きの『も』の字もない。相変わらずネットには入り浸っているのでギリギリ『m』ぐらいはあるかもしれないけど。
人間関係だったり仕事のストレスだったり理由を上げればキリがないが、結局ぼくにはやる気も才能もなかったのだ。
それに気づくのに随分と長い月日を要したものだと我ながら呆れてしまう。


取るに足らないくだらない内容かもしれないし、たった一言ぐらいしか書かない日もあるかもしれない。
けれど、何かが変わればいいという願いを込めて今日から文を書くリハビリとしてnoteを始めます。

自己満足の文でいつか煙草ぐらい買えるようになればいいな。

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