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Old School Brawlサンプルデッキ《Angus Mackenzie》

 発端はYukinekoさんのこのツイートでした。

 通常のOld School 93/94で「Arboria Prison」を組んだことある身としては「これは組んでみなければ!」となるのも必然と言えますw


デッキリスト:

 というわけでArboria Prisonの知見を活かしつつ構築、対戦を経て現在の形がこちらになります。

Commander:
1 《Angus Mackenzie》

Lands: 22
5 《森/Forest》
3 《島/Island》
6 《平地/Plains》
1 《真鍮の都/City of Brass》
1 《Tundra》
1 《Tropical Island》
1 《Savannah》
1 《トロウケアの廃墟/Ruins of Trokair》
1 《ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground》
1 《Island of Wak-Wak》
1 《イス卿の迷路/Maze of Ith》

Creatures: 6
1 《Preacher》
1 《大気の壁/Wall of Air》
1 《踊る円月刀/Dancing Scimitar》
1 《Living Wall》
1 《剣の壁/Wall of Swords》
1 《魂の歌姫ルビニア/Rubinia Soulsinger》

Spells: 31
1 《ブラック・ロータス/Black Lotus》
1 《Mox Emerald》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Sapphire》
1 《Ancestral Recall》
1 《運命の回避/Avoid Fate》
1 《象牙の塔/Ivory Tower》
1 《土地税/Land Tax》
1 《魔力消沈/Power Sink》
1 《回想/Recall》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1 《天秤/Balance》
1 《Chaos Orb》
1 《Copy Artifact》
1 《解呪/Disenchant》
1 《友なる石/Fellwar Stone》
1 《緊急阻止/Flash Counter》
1 《吠えたける鉱山/Howling Mine》
1 《石臼/Millstone》
1 《新たな芽吹き/Regrowth》
1 《森の知恵/Sylvan Library》
1 《Time Walk》
1 《塵は塵に/Dust to Dust》
1 《ダメージ反転/Reverse Damage》
1 《平穏/Tranquility》
1 《アルボリア/Arboria》
1 《氷の干渉器/Icy Manipulator》
1 《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
1 《Moat》
1 《神の怒り/Wrath of God》

デッキコンセプト:

《Angus Mackenzie》の能力はタップと(緑白青)で《濃霧/Fog》が使えるというもの。この能力で対戦相手の攻撃をいなし《吠えたける鉱山/Howling Mine》や《石臼/Millstone》でのライブラリアウトを目指します。


土地:

 4マナ到達時点で安定して《アルボリア/Arboria》《Moat》《神の怒り/Wrath of God》のいずれかをプレイしたいことから緑白がメインの土地構成となっています。

《真鍮の都/City of Brass》《Tundra》《Tropical Island》《Savannah》
 マナベースが貧弱なOld School Brawlでは全て投入されます。

《トロウケアの廃墟/Ruins of Trokair》《ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground》
 
前項の多色土地を全て入れても貧弱なマナベースのため、生け贄にして有色2マナを供給できるこれらの土地は有用です。

《イス卿の迷路/Maze of Ith》
 
OS Brawlではほとんどのデッキに入る強力な対クリーチャーカードです。

《Island of Wak-Wak》
 
追加の《イス卿の迷路/Maze of Ith》です。地上を《Moat》で止めて飛行をこれで止めます。

《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》《露天鉱床/Strip Mine》
 ほとんどのデッキで採用されるこれらの土地がこのデッキでは不採用です。殴って勝つデッキではないため《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》は不要で、同じ理由から《イス卿の迷路/Maze of Ith》が脅威とならないため《露天鉱床/Strip Mine》も不採用です。


クリーチャー:

《大気の壁/Wall of Air》《踊る円月刀/Dancing Scimitar》《Living Wall》《剣の壁/Wall of Swords》
 防御的なデッキのため優秀な壁を複数枚採用しています。

《Preacher》《魂の歌姫ルビニア/Rubinia Soulsinger》
 
どちらもタップで対戦相手のクリーチャーを奪うことができます。枠を用意できれば《Diamond Valley》の様なカードも採用したいところです。


呪文:

《ブラック・ロータス/Black Lotus》《Mox Emerald》《Mox Pearl》《Mox Sapphire》《太陽の指輪/Sol Ring》《友なる石/Fellwar Stone》
 
マナ加速となるこれらアーティファクトは全て採用されます。

《Ancestral Recall》《天秤/Balance》《Chaos Orb》《回想/Recall》《新たな芽吹き/Regrowth》《Time Walk》
 これら強力なOld Schoolの制限カードも全て採用されます。

《運命の回避/Avoid Fate》《魔力消沈/Power Sink》《緊急阻止/Flash Counter》
《Angus Mackenzie》始め重要なカードを守るためのカウンター呪文です。青がタッチのためシングルシンボルのものだけ採用しています。白青ベースのデッキにすれば《マナ吸収/Mana Drain》等ダブルシンボルのカウンター呪文も採用できるようになります。

《土地税/Land Tax》
 
強力な土地サーチカードです。このカードを有効利用するためにコントロールデッキ相手では後手を選択します。

《象牙の塔/Ivory Tower》
 
この環境では数少ない強力なライフ回復カードです。前項の《土地税/Land Tax》との組み合わせはアップキープ開始時のスタックを《象牙の塔/Ivory Tower》《土地税/Land Tax》と積むことで大きくライフを回復できます。

《吠えたける鉱山/Howling Mine》《石臼/Millstone》
 このデッキの勝利条件であるライブラリアウトを行うためのカードです。しばしば《Copy Artifact》によりコピーされます。

《森の知恵/Sylvan Library》
《新たな芽吹き/Regrowth》と共にこの環境で緑を加える大きな理由となります。《土地税/Land Tax》もある状況ではライブラリに基本土地が残っていなくてもライブラリをサーチしてトップをリフレッシュすることができます。

《解呪/Disenchant》《塵は塵に/Dust to Dust》《平穏/Tranquility》
 
厄介な置物が多数あるこの環境ではこれらカードは必須と言えます。特にこのデッキの場合、クリーチャーの攻撃で敗北することより置物(《地獄界の夢/Underworld Dreams》《魔力のとげ/Manabarbs》など)で負けることが多いため重要です。

《ダメージ反転/Reverse Damage》
 
前項で述べたように戦闘以外のダメージで敗北してしまうこのデッキでは火力呪文のダメージを軽減してライフに変換できるこのカードは非常に有用です。

《アルボリア/Arboria》《Moat》

Arboria (2)(緑)(緑)
ワールド・エンチャント
クリーチャーは、自分の直前のターンに呪文を唱えておらず、トークンでないパーマネントを戦場に出していないプレイヤーを攻撃できない。

http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%A2/Arboria

 これらエンチャントは《Angus Mackenzie》が戦場に居なくとも対戦相手の攻撃を抑制することができます。

《氷の干渉器/Icy Manipulator》
 Old Schoolでは定番の万能タッパー。必須カード。

《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
 Old Schoolでは定番のドローカードです。こちらも必須。


雑感:

 戦闘ダメージで勝利を目指してくるデッキに対しては非常に強力なアンチデッキとなります。ただしコントロールデッキに対しては五分か微不利、戦闘以外のダメージで勝利するデッキに対しては明確に不利だと感じました。

 また今回のデッキは緑白メイン青タッチですが、白青メイン緑タッチにした方がデッキ全体の底上げを図れるように思われました。その内そちらのバージョンも組んでみようと思います。

 このデッキを組んでみてOld School Brawlというフォーマットにこの様なデッキも存在できるのだと自身にとっても新鮮な驚きがありました。この記事を読まれた方に同じような驚きを与えられれば嬉しいですw

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