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オールドスクールデッキ紹介: Arboria Prison

 今回紹介するのは「昭和のターボ・フォグ」こと(私がひとりで言ってるだけですがw)「Arboria Prison」というロックデッキです。

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■デッキリスト

Main Deck:
2 《森/Forest》
2 《平地/Plains》
1 《Library of Alexandria》
1 《イス卿の迷路/Maze of Ith》
4 《Savannah》
4 《Tropical Island》
4 《Tundra》

1 《Black Lotus》
1 《Mox Emerald》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Sapphire》
1 《Ancestral Recall》
2 《黒の万力/Black Vise》
3 《濃霧/Fog》
3 《象牙の塔/Ivory Tower》
1 《回想/Recall》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1 《天秤/Balance》
1 《Chaos Orb》
3 《解呪/Disenchant》
4 《友なる石/Fellwar Stone》
4 《吠えたける鉱山/Howling Mine》
1 《新たな芽吹き/Regrowth》
1 《森の知恵/Sylvan Library》
1 《Time Walk》
3 《Arboria》
1 《Moat》
3 《嵐の運び手/Storm Seeker》
1 《神の怒り/Wrath of God》

Sideboard:
3 《運命の回避/Avoid Fate》
1 《黒の防御円/Circle of Protection: Black》
1 《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1 《解呪/Disenchant》
2 《塵は塵に/Dust to Dust》
1 《因果応報/Karma》
2 《セラの天使/Serra Angel》
1 《嵐の運び手/Storm Seeker》
1 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2 《平穏/Tranquility》

■《Arboria》ってどんなカード?

 このデッキはその名の通り《Arboria》というエンチャントをキーカードとしています。どんな効果なのかって?(ですよねw 最初にプレイしたときだいたい訊かれます)

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 現在のオラクルでは

 Arboria (2)(G)(G)
 World Enchantment
 Creatures can't attack a player unless that player cast a spell or put a nontoken permanent onto the battlefield during their last turn.
 Arboria (2)(緑)(緑)
 ワールド・エンチャント
 クリーチャーは、自分の直前のターンに呪文を唱えておらず、トークンでないパーマネントを戦場に出していないプレイヤーを攻撃できない。
(MTG Wikiより引用)

というものです。これにより自分のターンに土地も呪文もプレイしなければクリーチャーに攻撃されることはなくなります。

 《Arboria》はワールド・エンチャントのため、戦場に2枚以上出しておくことが出来ないこと、またあとから戦場に出た他のワールド・エンチャント(《Field of Dreams》《The Abyss》等)により墓地に置かれてしまうことには要注意です。

■どうやって勝利するの?

 この《Arboria》の効果で引き篭もり《吠えたける鉱山/Howling Mine》で手札の増えた対戦相手に《黒の万力/Black Vise》《嵐の運び手/Storm Seeker》といったカードでダメージを与えて、もしくはライブラリアウトで勝利します(今回のリストはダメージ型です)

 《Arboria》をプレイしたあとに《吠えたける鉱山/Howling Mine》や《黒の万力/Black Vise》を引いてきたら?これ以上土地はプレイしないのか?
 これらを安全にプレイするために《濃霧/Fog》《天秤/Balance》《神の怒り/Wrath of God》といったカードが用意されています。土地や呪文をプレイしたら相手のクリーチャーを一掃するかダメージを軽減して凌ぎます。
 白を含まない青緑型で採用される《セイレーンの呼び声/Siren's Call》は《Arboria》が「オン」になっている状況では(青)1マナの《神の怒り/Wrath of God》となります。

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 今回のデッキは白緑をベースに青をタッチし《Ancestral Recall》《回想/Recall》《Time Walk》を採用しています。もっと青を濃くしてカウンター呪文や《Braingeyser》等を採用することも出来ますし、黒を足して《地獄界の夢/Underworld Dreams》デッキとの複合型にすることも出来ます。

 単体除去を減らし《濃霧/Fog》を増量した構築もあります。《濃霧/Fog》を4枚入れ、さらに《聖なる日/Holy Day》《Darkness》といったカードを追加するのです。それぞれ(白)1マナ、(黒)1マナで効果は《濃霧/Fog》と同じです。

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 《Time Walk》はこのデッキにおいて重要な役割を果たします。まず《Time Walk》を解決し、その他の呪文や土地をプレイ、ターンを終了、追加のターンでは何もプレイしないことで《Arboria》を「オン」にすることができるからです。


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