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「セクシー田中さん」をいまさら読みかける。

 YouTubeを見てると、「セクシー田中さん」の漫画の動画がありました。小学館が2年くらい前に出したやつです。
 何となく見てみたんですが、意外と面白いです。

 なんでも、主人公の女の子が22歳くらいのOLで、自分の給料明細をみて絶望し、稼ぎの安定してる男性と結婚するしかないのかなあ?とか、思っています。
 ところが、たまたま出かけた合コンで、そういう打算で結婚したい女をうんざりして軽蔑してるサラリーマンと出会います。彼の本音を聞いて、無性に腹を立てる主人公。
 たまたま入ったレストランで、会社では地味な感じの田中さんが、ベリーダンスを艶っぽくも魅力的に踊る姿を発見します…。

 みたいな話でした。

 思いのほか、フェミっぽい内容です。

 まあ、誤解する人も多いですけど、フェミニズムは別に男の人を敵対視する運動ではなしに、「女性のであることの生きづらさ」をその原因から突き止めてそれを解消していこうって運動なので、「セクシー田中さん」は、まさしくそういうお話なんだなあ。
 と思いました。

 その内容について言えば、確かに私も若い女の子(この言い方!(笑))にこの漫画にあったような、「将来に対する漠然とした不安」みたいなことを聞いたことがありました。
 「安定した職業についている男性」と結婚しなきゃ将来は暗いみたいな…。
 
 ええ?自分でそこそこ稼げる女になればいいだけのことじゃん。

 とか、私なんかは思うんですけど、全員が全員、ちゃんと稼げて自立できる女になれるように「日本社会」って、今のところなってませんからね。

 そういうわけで、お話自体も次回が気になる感じの面白い漫画です。今のところ7巻まで出てるらしいので、全巻買うかどうか迷っています。だって、結局途中で終わってて続きがないんですもんねえ……。

 作者の方が亡くなったらしいですが。
まあ~十分分別ある大人の方のようだから、全然知らない人がその原因についてとやかく言うのは違うとは思いますが。

 ただ、日テレのドラマの制作者の人たちとドラマの内容についてトラブルがあったそうなので、それについては「そうだろうなあ~」とかは思いました。

 だって、日テレのドラマって、男の人が主人公のドラマは割と良いドラマが少なくないと思うんですけど、こと女性のドラマについては…。
 もうのすご~~~く、「保守反動」ですからね!

 ちょっと以前の「東京タラレバ娘」…。あれは酷かったよねえ…。「結婚に焦るアラサーの女の子たち」のドラマ。なんじゃそりゃ!東村アキコの漫画は一生読まないよ!!
 とか思ったんですけど、しかし、こんなアレなんだったら、東村さんについては誤解してたのかな?とか思いました。

 あの、野木亜紀子の脚本のドラマですらか、日テレでドラマになると保守反動な作りになってたくらいですからね。野木さんの脚本がそんなわけないでしょ!とか思うんですけど。

 まあ、そんなわけで「セクシー田中さん」、ドラマのほうは最早Tverでも配信はしてないようなので、内容をしかと確認はできなんですけど、漫画はかなり面白くてリアルなお話のようです。

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