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オートファジー、25歳から始まる老化を抑える方法

人は25歳から老化が始まります。若いころから老化対策を行っておけば高齢になったときも健康的な生活を送ることができます。今回は老化を抑える方法を解説していきます。

■目次
1.オートファジーとは
2.110歳を超えても健康を保つスーパーセンテナリアン
3.長寿の原因の90%は生活習慣で決まる
4.人類の死因の20%は不健康な食事
5.長生きをしている人はオートファジーを持っている
6.ラパマイシンを投与すると老化を防ぐ
7.大事なのはmTORのコントロール
8.オートファジーの仕組み
9.オートファジーのメリット
10.オートファジーを起こすにはmTORを抑制すればいい
11.オートファジーのやり方

1.オートファジーとは、
・オートファジーとは身体にストレスを与え修復させる機能
・断食や運動でストレスを与える
・脂肪を燃やしながら細胞を燃やす
・不要な老化、傷のついた細胞から燃えていく
・不必要な細胞を燃やすことによってエネルギーになる
・断食で不要な細胞を燃やした後に死亡を燃やす
・これができると老化を抑え不老不死につながる可能性がある

2.110歳を超えても健康を保つスーパーセンテナリアン
・科学的には25歳を過ぎたら老化スタート
・遺伝子の寿命への影響は7%しかない
・寿命はあなたのライフスタイルで決まる。
・兄弟より夫婦の寿命が近い。夫婦のライフスタイルは似ているから
・人間の見た目もライフスタイルで決まる。

3.長寿の原因の90%は生活習慣で決まる
・80代になっても50代の活動が可能
・アメリカでは82歳以上の生存率は50%未満
・3分の2はがんと心臓病で亡くなっている
・がんと心臓病はオートファジーで防ぐことができる
・アメリカでは健康的に80代を迎える人はほとんどいない
・多くのアメリカ人が認知症や筋肉量低下で苦しんでいる
・不健康な食事で死んでいる人が多い

4.人類の死因の20%は不健康な食事
・近年のアメリカ人の代謝が正常な人は12.2%だけ
・代謝の正常とは血糖・トリグリセリド・HDL・血圧・胴囲を薬を使わず正常なこと
・年間1100万人とは喫煙や高血圧より多い数字
・年齢・性別・居住・地位などを考慮しても変わらない
・タバコ=肺がん
・清涼飲料水やバーガーは、アルツハイマー・心臓病・大腸がんのリスクにつながる

5.長生きをしている人はオートファジーを持っている
・オートファジーを持つ人は、
・免疫強化・がん・心疾患・炎症・変形性関節症・うつ・認知症などの発生リスクを大幅に下げる
・mTOR(エムトア)というたんぱく質複合体がキーポイント
イースター島でストレプトミセス・ハイグロスコピクスという細菌が発見された
・この細菌がラパマイシンががん細胞の増殖抑制効果が確認された
・mTORにラパマイシンが結合すると細胞増加抑制
・細胞の増殖モードがオフになりオートファジー発動

6.ラパマイシンを投与すると老化を防ぐ
・糖尿病・心臓病などの疾患を防ぐ
・マウスの寿命がオスで9%、メスで14%伸びた
・寿命をのばすにはカロリー制限と遺伝子操作しかなかった
・3倍量のラパマイシンを使うとオスで23%、メスで26%のびた
・マウスや犬の実験でも寿命がのびることがわかった
・犬は色んな犬種があるので非常に良い結果がある
・太っている人にワクチンが効かないのは免疫の低下
・老化はmTORの活性化による病気である

7.大事なのはmTORのコントロール
mTORは血液細胞以外のほとんどのたんぱく質が持つスイッチ
・mTORがオンになると身体を発達させる
・mTORがオフになると身体の修復に入る
・成長モードと修復モードを使い分ける
・mTORをいかにコントロールするかが大事になる

8.オートファジーの仕組み
・オートファゴソームがリソソームに結合して分解していく
・細胞の中にあるごみを包み込み分解するイメージ
・その後分解しアミノ酸やATPや糖などになり再利用される
・mTORがオフの時だけこの作用が働く(身体が飢餓状態のとき)
・ミトコンドリアの活性化にもつながっている
・ATPを作り酸素を使って食べ物をエネルギーに変換

9.オートファジーのメリット
・細胞内のたんぱく質や細胞内小器官をリサイクル
・アルツハイマーやアミロイド関連病を起こす欠陥たんぱく質から細胞を守る
・細胞内ミトコンドリアの機能調整
・体内の複数の系統を保護・身体機能を高め、健康な臓器や組織を保護
・脳と神経の成長を促す。脳は使えば使うほど細胞が増える
・心臓細胞の増殖を促し心臓病を予防
・免疫系を強化
・DNAや染色体を保護しがんや神経変性疾患を予防
・オートファジーが防ぐ病気一覧
肺がん、白血病、リンパ腫、心臓肥大、肝細胞癌、2型糖尿病、脂肪肝、肥満症、メタボ、腎細胞がん、糖尿病性腎症、神経性疾患、うつ病、アル中

10.オートファジーを起こすにはmTORを抑制(オフ)すればいい
・高脂肪、高繊維、低糖質、たんぱく質を必要最小限にする
・精製糖を避け、健康的な脂質と食物繊維豊富な野菜を摂る
・魚やナッツ、野菜をたくさん摂る
・断食をする⇒グルカゴンの活性化によりオートファジー起動
・運動:ホルミーシス仮説でオートファジーを誘導
・断食と運動の組み合わせは最強

11.オートファジーのやり方
・オートファジーを狙うなら激しい断食を毎日やるのはやりすぎ
・修復モードと成長モード2:1の割合で良い
・2か月オフ、1か月オンにするイメージ
・カロリー制限や断食や、ケトジェニックダイエットを行う
・極端な糖質制限のダイエット(神経系の疾患に効果)
・IGF-1を抑制するとがんや糖尿病になりにくい

みなさん、老化の原因を知り、老化への対策法を自分の身体で試して老化を防いでいきましょう

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