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【鬼滅の刃】原作、単行本故の

 昼近くに起きて、漫画をちょいと読んでから食器洗いを終え、また漫画をちょいと読み録画したアニメを見る。
 そうした後、「よし、今日は一食のつもりで遠慮なく」と最初で最後のご飯をたらふく食べました。いやぁどんどん食べ物が胃袋に飲み込まれていきましたね。消化能力にそこまで自信があるわけではないので、いちおう消化促進錠剤も飲んでこれにて万全。

 流石にこの時間になってくると空腹感が出てきましたが、空腹感はあるラインを超えると無くなるのでそれを待っております。自制、大事。


 夕方に「さて、かなり雪降ってたしそろそろ雪かきを……」と外に出ようとしたら、玄関扉が開かずになんとか隙間から出ていき腹ごなしの運動をしました。どうも、ごはんです。
 聞けばバスや電車が相当数運休しているらしく。まあ長靴履いてても埋まるレベルの降雪だったからね……。除雪作業されている方々に本日も敬礼!


 先日、『鬼滅の刃』原作漫画を大人買いして本編をまるっと一気にコンプリートしまして。
 胡蝶しのぶさんが表紙の6巻まではちまちま集めていたのですが、ここに来てヒャッハー!と宇髄天元さんのようにド派手に買ってしまいました。大人買いキモティー……(恍惚)

 原作を読み始めてから驚いているのが、”テンポの速さ”です。
 我が母上がアニメ初見時に言っていた「説明台詞が多い」ことが、アニメ版のスローテンポに繋がっていたのだなあ、と改めて思いました。
 映像だと、どうしても一定のペースで進んでいくが故に長台詞はそのままテンポの遅さに繋がります。

 それが書籍になると、俗にいう”速読”というものが存在するように、読み進める早さに個人差が生まれます。
 別に早ければ良い、ゆっくりは良くない、などという優劣は存在しません。じっくり読みこんだ方が理解度が高かったりなんてよくある話ですし。

 ただ、映像よりも漫画版を推す人の気持ちが少し分かったような気がします。「えっあっもうここまで来た!?」と、あまりにもトントン拍子なので、アニメから入った身としては中々楽しいです。

 アニメでは1分かけて喋っているシーンが、原作だと十数秒で終えられていることなどは普通。ただ、そこに脳内音声がどう割り当てられているかによってペースが変わるのは、改めて考えると面白いなぁ、と。

 アニメで宇髄さんが遊郭への道中に目的地の解説をしてくれていましたが、原作では小説で言うところの”地の文”にあたる文章で状況説明をしてくれています。アニメも原作も、共に状況説明が懇切丁寧で非常に分かりやすいのがとても良いですね。ちびっ子も楽しめるわけだ。

 アニメ化されていない部分、逆にアニメで追加されたシーンなどがそれぞれあるので、どちらから入っても楽しいのが良きかな。

 アニメでは語られていないエピソードもちらほらあったり、同じ場面でも説明されていることが原作には多いですね。アニメから入った時特有……と言えるのかは分かりませんが、恩恵のようなものは感じますね。
そっか、切符燃やしたから3人起きられたんだ、とか。結核の青年に起きた変化の理由がより詳細に、とか。ほんと楽しい。

『大正コソコソ(噂)話』もプチ情報満載ですよね。恋柱・甘露蜜璃さんがどうしてあの髪色になったのか、とか、そういう情報満載で楽しい。さっきから楽しいしか言ってないな?


 色々発見はありますが、特に感じていることがいくつか。

 人物名や技名など、名称が原作の方が覚えやすい。これは強く感じます。本だと同じ箇所を何度も気が済むまで反芻できるのが大きいですね。
 炭次郎が使う水の呼吸は型が10個ありますが、アニメを見ているだけでは全然覚えていませんでした。せいぜい生生流転くらい。原作読んでたら技名はカンペキに覚えた上に各技がどんな技なのかも大体覚えられましたね。

 ただ、文字を追っているだけでは覚えられません。読んで、自分なりの覚え方で名称を馴染ませていく。これが本だと好きなペースで行える。映像だと次の場面へ行くのを待ってはくれませんからね。

 戦闘シーンに関してはやはり天下のufotableさん、こちらの方が圧巻ですね。
 原作だと数コマしかない場面を膨らませていった結果があの常に劇場版クオリティだと思うと、原作にある細かい状況説明のおかげかなぁ、なんて思ったり。

 あとはエモーショナル的な部分はやはり映像だなぁ、と個人的に思いますね。無限列車編のあの感動、あれはやはり声優さんの演技あってこそですね。でも、映像版で涙腺崩壊した箇所は原作読んでても涙腺特攻が無事発動していたので、元々の作品のパワーをひしひしと感じます。

 煉獄さん、登場期間はとても短かったけど、やっぱり台詞が全てつよつよだったなぁ……文字で見ると改めて思います。


 最後に、これは原作で文字としてしっかり認識するからこそ思ったこと。 
 この作品、人物名や技名に至るまで色々な名称が登場しますが、

ネーミングセンス凄すぎない?


ということ。

 煉獄杏寿郎、嘴平伊之助、我妻善逸、産屋敷耀哉など、「いやその姓や名どっから持ってきたの!?」と個人的に驚くことばかりです。煉獄ってあれだよ、天国と地獄の間にある場所らしいけど、それ苗字に採用しちゃうの凄いセンスですよね(良い意味で)。

 技名に関しても”生生流転”とか一体……と思っていたら、どうやら元々存在する言葉だったみたいですね。”干天の慈雨”も実際にある言葉みたいですし。いやもう脱帽しっぱなし。

 吾峠呼世晴先生が一人で全部名称を考えているのか、編集者さんなど周囲の人々と話し合ながら作っているのか。それは定かではありませんが、なんにせよ鬼滅の刃はネーミングセンスが半端ねえぜ……ということ。あっぱれ。



 気付けば2,000字オーバーで思わず白目を剥かざるを得ない。

 先ほど10巻を読み終えて、アニメの内容に追いつきそうです。いやぁ「遂に!」って感じですね。実は昨日から数えて3冊読み終えているのですが、これは読んじゃう。

 既に原作完走済みな友人と鬼滅トークをしたいがため、ここまで急いで読んでいるわけですが。それ抜きにしてもめっちゃテンポ良くてめっちゃ面白いからどんどん読めちゃいますね。

 ひとまず、これに尽きますね。

鬼滅の刃に携わる人みんなありがとう!


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