ぼくの内なる戦場のうた
毎日の おもしろくない仕事
職場での味気ない生活と
生き甲斐を見失いそうになる日常性
自立組織は
反戦行動を「自由参加」にし
個人としての主体性を重んじる
無名のサラリーマンや労働者は
自分には「もうひとつの生活」が
あるのだというひそかな自信があって
彼の反権力意識や自由への衝動を
単なる戦い以上のものに
エスカレーションしている
川の中から「助けてくれ」と叫ぶ声がした
飛び込んだら自分も溺れてしまう
人を呼びに行っても間に合わない
知らぬふりして家へ帰ったら
「助けてくれ」という声の幻聴に
悩まされるに違いない
人生は 書物のそとで聞くときは
音色が違っている