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素敵なお土産

誰か教えて欲しい。

お土産って、センス出るじゃないですか。いや、プレゼントに関する自分のセンスを信じたことはないんだけども。

年齢とともに、お土産って難しいなと思うんです。

あの人は、甘いもの食べないな
あの人は、抹茶苦手だったな
あの人は、ご家族何人だったな
あの人は…これでいいのかな?!

考え出したらキリがなくて、いつも駅のお土産屋を10往復くらいして、汗だくになりながら買ってます。

そして、結局よくわからないお土産ばかりになってしまいます。

最近は、お土産買った後で「あ、こっちの方が良かったかも!」なんて思って、他のも買って荷物も多くなるし、お土産自体が余ることもあります。

どれだけ旅に出ても、いくつになっても、お土産を上手に買えないんです。
センスのいいお土産に、私はいつも憧れています。


だけど、そんな私も、センスを問われないお土産の鉄板があります。

それは絵はがきです。

今どき、小学生でも買わないわって思われるでしょうか。
違います。現地の絵はがきを買って、その場でお手紙を書いて、旅先から投函するのです。

消印は旅先のもの。
相手にとってはプチサプライズです。急に手紙が届くんですから。
こちらも、なかなか会えないからお土産の品は渡せないけど、お手紙というお土産を届けられます。

運搬料は日本全国共通の64円切手です。
なので、私は常に64円切手を財布の中に入れています。
私にとっては、ポイントカードよりも大事なものです。

旅先で、誰かを思いながら絵はがきを書く時間が、私はすごく好きです。

旅でさっきまで一緒にいた友達に対して、別れた後に書いて投函したりもします。
そしたら、旅の余韻が残る2日後には、絵はがきが届くのです。

これはとても喜ばれます。だから、私もとても嬉しいです。

海外によく行ってたときも、海外から絵はがきを友達や家族に送ったり、自分宛に送ったりしました。
エアメールです。その為に、行く前にその国の郵便事情を調べていきました。

エアメールは時間がかかるので、自分が帰国してから届く場合もあります。
1週間前の自分からの手紙です。不思議な感じです。

メールを送れば、情報は送れます。
でも、私が贈りたいものは、現地の私が手にとり、現地の空気をまとったモノなんです。

あれ。今、書いていて気が付きました。
気を遣って、頑張ってお土産の品を選ぶ必要はなかったんですよね。

ちゃんと私に合った、上手なお土産の贈り方がありました。これでよかったのか。

これからは、ハガキ職人ならぬ、絵はがき職人でいこうと思います。

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