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納得して買うということ

今日は、富山県高岡市にある「能作」という会社に行きました。

ここは、鋳物をやっている会社で最近テレビなどで話題になっています。

自社で造った鋳物のお皿やコップを使うカフェが併設されており、鋳物の様々な活用法も提案している会社です。

鋳物はよく知らないけど、おもしろそうというアンテナに則って、行きました。

入ってすぐのロビーが表紙の写真です。
ボルテージが一気に上がります。これ全部鋳物の型です。

工場内にある何気ないものでも、これだけの数を揃えて並べると巨大アートのようで圧巻でした。

掴みはオッケー。

能作の商品も手で触って購入できます。

よくテレビで取り上げられているのは、自由自在に形を変えることのできる錫(すず)を使った商品です。

聞くより、見た方が早いのでめっちゃ簡単に紹介します。

これ(手前)をこうして(奥)、
こう!!

これが金属なんですよ。不思議。未知の世界です。

でも、正直安くはないんです。高いな、この商品にこんなにお金出すのはな、って思っちゃいます。

それは、私がこういう金属の商品を買ったことがなかったからです。

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工場見学も予約していたので、型の作り方から、削って仕上げるまでの工程を見せてもらいました。

これが型です。
型取った鋳物
花瓶や壺みたい

その工程の数と製作技術。何人もの人の手を介して出来上がった商品を見て、納得しました。

この商品の、この金額には、あの工程、あの技術が込められているんだ。

はい、能作さんの思う壺です(鋳物だけに)
でもね、こういう時は、喜んで思う壺に入ったっていいと思うんです。

斜に構えていたって何も起こらない。面白い壺に入らずにはいられないのです。

結果、金額も大きさも小さいけど、2点購入しました。製造元から買えたことがなんだかとても嬉しくて、誇らしい気持ちになりました。


明日以降、これをどう使うかを考える楽しみが出来ました。

それにしても、錫って不思議な金属です。硬いけど、柔らかい。しなやかで、簡単には壊れない。

なんだか憧れちゃいます。
私もそんな人間になれたらいいなと思いながら、ホクホクした気持ちで帰ってきました。

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