人の成長を楽しめるかどうか

「アルバイトが育ってくれるのが嬉しい」

コーヒー屋で働いてるお客さんが仰ってました。

まだ働き始めて数ヶ月なのかな？

それでアルバイトの成長を楽しめるってのは向いてると思う。

働き始めた頃は自分の成長が楽しいもんなのに。

大人だ。

まあ、実際大人なんだけど。

コーヒー屋って最初は楽しいんです。

出来る事が増える嬉しさ。

お客さんとの繋がり。

自分が淹れたコーヒーを美味しいって言ってもらえる喜びは代え難いものがあります。

でも、一年ぐらいで飽きがくる。

人もいる。

僕がそうだった。

一通り学ぶと、あとは同じことの繰り返しなんです。

接客も抽出も無意識で出来るようになる。

ここで飽きた。

もう学ぶことはないな。

偉そうにそんな事を思っていた。

本当は学べる事はいくらでもあるのに、最低限の仕事で満足してたから飽きたんだと今なら分かる。

でも、当時は完全に飽きた。

それで、他のバイトを始めたんだけど。

その話は置いといて。

自分の成長しか考えてない人は遅かれ早かれカフェの仕事に飽きがくる。

単純作業の繰り返しだから。

でも、冒頭に紹介した方のように、人の成長を楽しめる人は飽きない。

単純でも、繰り返しでもないから。

だから向いてるなって思ったんです。

人の成長を楽しめる人がこの仕事は向いてる。

コーヒーを淹れてる時間が楽しい。

お客さんと話してるのが楽しい。

大切な事だけど、それはまだまだかな。

（偉そうな発言だ）

というのも、それはまだ自分に矢印が向いてる状態なので。

自分本位とも言える。

仕事と趣味が混在してる状態。

でも、それはいつまでも続かない。

今は楽しい事でも繰り返しはしんどくなる。

そうなった時に自分以外の事でも楽しめるか。

経営でもいいし、育成でもいいし、社会貢献でもいいし。

もし今、「飽きたー」ってなってる人。

変わるタイミングです。

僕は「飽きたー」ってなったから、お店を始めたので。