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僕の仕事は店に来る事

「やる気がでない時ってないんですか?」

毎日お店に立っているのを不思議に思う人がいるみたいです。

「やる気なんて基本的に無いですよ」

これが答えです。

「うぉー今日は頑張ってめっちゃドリンク作って過去最高売上を叩き出すんだ!」

そんなん無い。

お客さんの数をコントロール出来る仕事ではないので。

僕のやる気と売上は相関が無いんです。

だからやる気がある時の方が少ない。

催事に出てる時ぐらい。

「やる気が無いと仕事したくなくなりませんか?」

これも聞かれた事があります。

それはそうです。

でも、これもさっきの答えと同じなんですが、お客さんの数をコントロール出来る仕事ではない。

これに助けられてます。

やる気があろうとなかろうと、お客さんが来てくれるので。

お客さんが来たらドリンクを作らなければいけない。

ちょっとやる気がないので、今日は無理です。

そんな事は出来ないので。


僕の仕事は店に来る事。

これだけです。

店に来る事さえ出来れば仕事になる。

簡単です。

単純です。

でも、それが出来ない人も多いみたいで。

それが続くお店と、終わるお店の境目なのかなと最近思うのです。

自分の好きな事を仕事にして、自分のお店を立ち上げたにも関わらず、純粋に楽しいって時間はとうに過ぎて、今や日常。

そんな飲食店経営者は多いと思う。

そうなると、やる気が出ない日が出てくる。

しかも頻繁に。

慣れの問題。

その時に、休もう。

となるか、

行くだけ行こう。

こうなるか。

それがお店の存続を決めてるんじゃないかと思います。

約6年やって思ったけど、よっぽどアホな事業計画を立ててない限り店は簡単に潰れません。

それなのに一般的に飲食店舗は「7割が3年未満で閉店する」と言われてます。

自分に甘い。

僕はそう思ってます。

でも、損切りをしてるとも言えるので、早く閉める事が悪い訳ではない。

自分で店をやるってのは、向き不向きがある。

僕は今の所向いてると思う。

それはやる気が無くても店に行けるから。

なんかアホみたいな理由だけど、大切な事だと思うのでした。

これを責任感と書くとちょっと重いんだよな。


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