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店主の考え

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#独立

独立する年齢について② 再投稿とあとがき

昨日の続きみたいなやつ。 20代で独立してよかった事は、他にもあって。 それは、お店の価値を高める時間があるという事です。 こう考えたのは、僕が何者でもないと自覚していたからで。 以前書きましたが、僕はコーヒーチェーンで8年働いていました。 これは強みではありません。 なんなら、ちょっとしたコンプレックスでもあります。 そのお店は、コーヒーの味で評価されてる訳ではないので。 どこどこ出身のバリスタが。 とか、 なんらかのチャンピオンである。 とかが、僕に

開業するまで① 再投稿とあとがき

本日から、会社を辞めて独立するまでの事を書こうと思います。 というのも、個人的な事ではございますが、先日31歳になりました。 (これは過去に書いた文章の再投稿です) (僕は1月生まれで、現在は35歳) 過去を振り返るきっかけとしてはちょうどよく、記憶が薄れる前にと思い、これから何回かに分けて書いていこうと思います。 2015年9月11日、勤めていたコーヒーチェーンを辞めました。 2007年からアルバイトとして働き、色々な事が起こって社員になり、約8年の間に様々な経

ただの人

面倒が多いからどこかに所属しようかと。 こんな会話をした昨日。 前にも書いたと思うんですが、独立すると面倒が増えるのです。 決める事の多いこと多いこと。 やる事の多いこと多いこと。 面倒くさがりの僕は、本当にこういった事がストレスで。 原価が上がるなー、値上げかー、キャッシュレスも導入するかー。 こんな実務面の面倒もあれば。 値段書いてるやろー、現金のみって言うてるやないかー、だから席はないって。 こんなコミュニケーションの面倒もあり。 国からなんか届いた

商売をしてみると

インドに行くよりも自分探しには向いてると思う。 この間、こんな事を書いて。 すると、DMMの亀山さんがこんな事を仰っていて。 お店を始めて何年か経った時、すっかり仕事には飽きていて。 カフェは出来る。やり方は分かった。 こんな心境でした。 前の職場を辞めた時もそうでしたが、僕は出来るとなると、もういいかとなるみたいで。 人のマネジメントは出来る。環境づくりは出来る。 出来る事は分かったから、もういいやと。 この能力は無くなるものではないから、その立場を気軽に

性格と頑丈さ

今日はこの記事から。 ニセコに語学留学。 将来は多拠点生活をしようと思っているので、どこかで英語を学ばなきゃと思っていまして。 すると、こんな記事と出会いまして。 たまたま常連さんもいたんで、話したんです。 「ニセコ留学はありかもしれないですね」と、僕。 「確かに。コーヒーも1000円ぐらいとれそうですしね」と、お客さん。 「えっ、僕はニセコでもコーヒー屋やるんですか?」と、僕。 「やるでしょ。飲みに行きますよ」と、お客さん。 やらんぞ!絶対やらん! 僕の

嫌だ嫌だを貫く人は独立には向いていない

今の仕事をやりたくないから独立する。 こんな考えの人がいます。 悪い事ではないけど、この二つが抜け落ちてる人がいて。 やりたい事をやりたいなら、稼がないといけない。 そのスタートラインに立つには、貯めなきゃいけない。 稼ぐと貯める。 これらを理解せずに始めてしまう。 独立すると分かるけど、独立してもやりたくない仕事は沢山あって。 確定申告は面倒だし、仕入れ先を探すのも大変。 好きな事をしてるとはいえ、営業するのだって楽しい事だけではないしね。 結局、逃げで

大した理由の無い独立は危険ですよって話

昨日の続きで、大した理由のない独立は危険ですって話しを。 この大した理由ってのは人によるので、一概には言えないのですが、僕の考える大した理由は、内向きな理由です。 聞くと、今の仕事が嫌だからと言う理由で独立を考える人が多いんですが、それが一番の理由だとちょっと危険だなと思います。 それが一番だと、独立した後のモチベーションが保ちづらいんじゃないかと。 独立してお店を開いた直後からお客様がひっきりなしに来る事なんてよっぽどの事がないとありません。 数ヶ月だと早い方で、

THE LATTE TOKYO店主が考える独立する年齢について②

本日は昨日の続きみたいな事です。 20代で独立してよかった事は他にもあります。 それはお店の価値を高める時間があるという事。 こう考えたのは僕が何者でもないと自覚していたからです。 以前書きましたが、僕はコーヒーチェーンで8年働いてました。 これは何の強みでもありません。なんならちょっとしたコンプレックスでもあります。 そのお店はコーヒーの味で評価されてる訳ではないので。 だから、どこどこ出身のバリスタが、とか、なんらかのチャンピオンである、とかが僕にはありませ

THE LATTE TOKYO店主が考える独立する年齢について①

本日は独立する年齢について。 「カフェやりたいんですけど…」と聞かれる事が多いのと、先日31歳になりましたと書いた所、「意外といってるんですね」と言われたので、、まあ僕の見た目年齢については置いときます。 お店を開業した時が26歳11ヶ月。僕はこの年齢で開業して良かったと思います。 20代で独立したいとは考えていて、その理由は失敗しても巻き返せる年齢だと考えたからです。 以前も書いたように、カフェは多産多死産業です。 3年続くお店は半数以下と言われています。 なの