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店主の考え

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#thelattetokyo

『タイパ』を求めるなら生きていない方が良い

「『タイパ』を求めるなら生きていない方が良い」 「体験を求めてるのに情報を与えられている」 今日は、落合陽一さんと東浩紀さんの対談から。 是非リンク先に飛んでください。 僕がファスト映画が嫌いだったり、UberEatsが嫌いだったりの理由がこれだったのかとなりました。 言葉は過激ですが、わざと強い言葉を選んでる様子もなくて。 この人達は本気で思ってるというのが伝わってきます。 これが文字ベースの発信では出来ない強みですね。 表情や声のトーンで本気度が伝わる。

お客さんが相談相手にはなり得ない

孤独だ。 みたいな事を書くと、「相談してください」と言われる事があります。 お客さんに恵まれてるな。 ただ、申し訳ないけど、お客さんが相談相手にはなり得なくて。 松本人志さんが言ってたんです。 「ライブは違うと思う。ライブに来る客は笑いに来てる。それを笑わせるのは簡単。だからこそ、違う」 これと近いものがあって。 「相談してください」とか「話聞きますよ」と言ってくれるお客さんは常連さんで。 常連さんは、うちの事が好きだからこそ常連さんになってくれてる訳で。

経営者の孤独とか

34歳になりました。 今年の目標も特にありません。 去年も同じ事を書いて、きっと今までも同じような事を書いているので、もう目標は聞かないでください。 昨日、常連さんの同僚がお店に来てくれました。 「シティボーイみたいな人がコーヒー作ってくれました」と、その常連さんに報告したみたいです。 笑いながらその事を伝えてくれました。 そう、いじってるんです。 誰がシティボーイじゃ!直火で焼いたトーストでも作ったろか! 34歳になってシティボーイは恥ずい。 というか、バ

書き始めたきっかけや、書いてる理由

noteを書き始めたのには幾つか理由があって。 どんな考えで運営してるのか知ってほしい。 こんな想いがあると知ってほしい。 変なお客さんがいる事を知ってほしい。(冗談) これらが来店するきっかけになれば、来てくれてるお客さんも、よりファンになってもらえたら。 という意図があります。 明け透けに言えば、『最終的に売上に繋がれば』というのが目的。 だって、仕事だし。 好きな事をしてるんだけど、あくまでも仕事は仕事。 稼げなければ閉店し、稼げなければ辞めるしかない

目指すべき方向の色々

今日はこの記事から。 これを読んで「コーヒー屋になるぞ」と、思う人もでてきそうなぐらい良い内容です。 どうしても名前が独り歩きしてしまうからこそ真摯に取り組んでるんだろうな。 この記事では「30代で年収1000万円を稼げるようになろうよ」という言葉が出てきます。 いやー、本当に凄い。 実現できるかどうかは置いといて、その考えになるのが凄い。 見えてるって事ですからね。 1000万が。 しかも、オーナーとしてではなく、バリスタで1000万が。 僕はそんな夢を思

若さ故の無知は武器

先日、『THE FIRST SLAM DUNK』を観に行きまして。 隣の若い子が「あっ」とか、「おっ」とか。 頑張って声を出さないようにしつつも漏れてしまうという状態になっていたのが羨ましく。 なんでそんな事になってるのかを考えたら一つしかなくて。 「こいつ、結果を知らないな」 湘北対山王といえば、僕の世代では当たり前に知ってる事ですし、その過程を誰もが話せて、その度に鳥肌が立つという経験をしています。 (言い過ぎかも) (世代じゃないのに誰もが知ってる不思議)

否定せず、攻撃せず、受け入れもせず

読んだ本の中から言葉を引用する時に調べる事がありまして。 正確なタイトル、出版した年などに間違いがないかの確認です。 検索をすると、レビューが書かれてるサイトに辿り着く事が多く、何とはなしに上から読んでみると、残念な気持ちになる事があります。 作家さん、あなた達の仕事も大変ですね。 と、ハグしてあげたい。 (誰が得するんだ) ・昔と比べて。 ・あの作家と比べて。 ・自分の考えと違う。 それで低評価にされてもな、困るだろ。 さっき挙げた全部の理由に腹が立つん

楽しさの違い。ほっといてくれ。

「何か楽しい事ありました?」 この手の質問をもらう事が多く、少しだけ困るんです。 僕は毎日朝から晩までお店にいるので、トピックが少ないのです。 だから、誰かに話すような面白い話はなく。 でも、個人的には楽しい人生を送っていて。 面白い映画と出会えた時、素晴らしい小説を読めた時が、きっと他の人の言う楽しい事に当たるんだと思います。 でも、「あの映画が良くて」とか「あの小説のセリフが」とかを話しても盛り上がる事は少なく。 聞いてきた人は、もっと他のバカ話だったり、浮

笑顔で近づく手数料泥棒

今日はこの記事から。 投資。 2024年からNISAの制度変更があったり、物価高や所得が増えない状況で投資に興味を持たれる方が多いんじゃないかと思います。 新年だし。 今年こそ始めるんだ!と意気込んでる人も多いでしょう。 そういう時に出てくるのがこの手の記事で。 僕は本当に好きではないんです。 笑顔で近づく手数料泥棒が。 この記事はウェルスナビ社長のインタビューなんですが、凄いまともな事を話してます。 長期・積立・分散投資をしましょうと。 だからこそ、嫌い

「反省しろ」というお言葉

先日、誕生日別の御神籤みたいなのをいただきまして、なかにこんな言葉が書かれてました。 「当たってる」 これをくれた人に言われました。 「当たってる」 僕も思いました。 この性格のせいで周りと距離を取るようになった気がします。 近くなればなるほど許せなくなる事が増えそうで。 それなら程よい距離感を保つほうが互いに円満な気がしていて。 それがきっと、店主とお客さんという丁度良い距離感が保てる仕事を選んでる理由なのかもしれません。 自分に厳しいとはいえ、それはほん

現役だからこそ書ける事

岡崎慎司さんの過去のインタビューがたまたま目に入りまして。 ひっかかったのが冒頭の言葉です。 岡崎選手はもちろんサッカーについて語ってるんですが、それ以外の業種の人にも当てはまると思いまして。 少なくとも僕が毎日書いてるのは現役だからで。 プレイヤーとしても、経営者としても現役だからこそ書ける事があると思っています。 メディアなどで取り上げられる有名店の記事を読んでも、あまりピンとこない事が多くて。 それは本心なのか綺麗事なのかが分かりづらい為であり。 その理念

売れてほしいけど、人が増えるのは嫌だ

うちのお店は一人で来られる方が多くて。 常連さんのほとんどはそうだと思います。 前に言ってみた事があります。 「たまには誰か連れてこい」 「いや、ここには誰も連れてきたくないんです」 「なんで」 「万が一何かあったら嫌じゃないですか」 「確かに、俺のせいか」 「あと、一人のほうが落ち着くので」 分からなくもなくて。 僕も自分の好きなお店ほど一人で行くし、連れて行くとしても人を選ぶ。 そのお店が人気になるのを複雑な気持ちで応援してた気もする。 売れてほし

信頼と挑戦と反抗

昨日書いたキャッシュレスの文章は、共感が得られるとは思ってないんです。 誰がどう考えてもキャッシュレスで支払えるようにしろよと思うだろうし。 僕も誰かに相談されたら「キャッシュレス決済は出来るようにしときな」とアドバイスをするし。 なのにね、自分のお店だとね。 頭がカチコチって訳ではないんですが、なんか意地を張ってるのかね。 現金でいいかとなってしまう。 信頼と挑戦と反抗。 うちのお客さんなら支払い方法のせいで来なくなる事はない。 時代に合わせなくても生き残れ

クレジットやらキャッシュレスやら現金やら

今日はこの記事から。 タイトルを見た瞬間、お店側への否定的な意見がコメントで溢れるだろうと思ってましたが案の定でした。 お客さん側も知っている人が増えたんじゃないかと思います。 価格差をつけたり、利用制限する事がダメだという事を。 お店側を擁護する気もないんですが、ただ、腕をブンブン振り回して取り締まってやろうという人は嫌いで。 俗に言う正義マンなんですが。 「違法行為をしてますよ」と、現場で問い詰めたり、クレジットカードの場合はVISAやMASTERに連絡を入れ