子どもには、「怒る」ことも「叱る」こともいらない

もうすぐママになって12歳になります。。。子どもを叱り続けてはや10年。。。
子どもに対してよく「怒らない」で「叱る」っていうことを聞きますよね。

叱る: しか・る [0][2] 【叱る・呵▼る】
( 動ラ五[四] )
① (目下の者に対して)相手のよくない言動をとがめて、強い態度で責める。 「子供のいたずらを-・る」
② 怒る。 「猪のししといふものの、腹立ち-・りたるはいと恐ろしきものなり/宇治拾遺 10」
③ 陰で悪口を言う。 「あのやうなしわい人はあるまいと申して、皆-・りまする/狂言・素襖落 虎寛本」 → おこる(補説欄)
[可能] しかれる
「叱る」に似た言葉» 類語の一覧を見る
叱り付ける 叱り飛ばす 叱咤 叱責 叱する        【引用:三省堂】

でも、「叱る」っていう概念自体が間違っていたのかもしれないと思ったのです。

叱るっていうのは、相手が良くない事をしていると決めて「反省させる」ために諭すことのような気がします。よく、「怒る」と「叱る」の違いは、「怒る」は自分が感情的に。「叱る」は相手のことを思ってなんていいますが「反省」はさせるものではなく、自らがするものということに気づいたのです。そうすると、上から目線で注意したり諭したりするのは何にも意味がないのではないかと思いました。

上記は私が勝手に考えた事です。でも、実践してみると一理あるんです。

では、ここからは、子どもに関するカウンセリングのプロに教わったこと。

■子どもが良くないであろうことをしたときに、自分で反省できるようになるフロー
1.事実を明らかにする!ことを目的に自分で説明する
ポイント:事実を曖昧にしない
     促す時に、親や先生が主導で話しすぎない
     親や先生は、冷静に。淡々と。※重要!!!
2.事実が明らかになったら、その事実に関して自分がどう思うか?相手や周りの人はどう考えると思うか?を聞く
3.自分で自然と「反省」に至っている

この素晴らしい方法は、やんちゃな子どもを持ち、毎日いくつもの良くないであろうことをしてきた子どもに悩みに悩んで、そして、プロのアドバイスをもらってたどり着いた最良の子育ての方法だと思う。

この方法をしていけば、大人になってからもどこがいけなかったか自分で確認ができる。人のせいにしない。怒りの感情から離れることができる。

毎日の子どもとの生活の中で、「叱る」とか「イライラ」とかそんなことが起こった時に試してほしい。事実は何なのか?どう思うのか?これだけで解決して自分で反省するプロセスなのだ。

実際4人の子どもたちに実践すると、なんでもこれで解決できるような気がする。コップを割ってしまった2歳。「これからは、割らないように気を付けてね。」と反省を促しても本人は反省しない。「どうなったの?」「コップがこうやっておててからおちたの。」「それで、どうなった?」「がちゃーんって。」割れたコップを見せる。これで、事実確認終了。「どう思った?」「いやだ」「われちゃったの。」これで、本人は自分から反省している。人のせいにもしないし、今度からはきちんと持とうと思う。

学校に禁止されているものを持って行った息子。親:「何を持って行ったの?」「それを持って行ってどうだった?」息子:「先生に取り上げられた。」「危ないと言われた。」親:「どんな気持ちになった?」息子:「かっこいいから持って行ったつもりが、怒られてかっこ悪かった。」以上。本人反省。ここで、「叱り」や怖い面持ちで「諭す」と、事実を隠したり、他の人も持ってきていると言い訳をしたりして、本人の「反省」に至らない。そして、「反省の色がない」と言われ、悪循環に陥る。

さて、今のところ「叱り」は必要ないという決断に至ったが、残りの子育てでどんな結論に至るのだろうか?
「叱り」を必要ないという考え方は、聞いたことがない。一見、性善説のような気がするが、これがうまくいけば皆がハッピーになるに違いない。
日本で「叱る」ことも悪というような世界が来るような気がしてならないのである。

そうそう、でも、このファシリテートする方法、やはり相手のことを思ってしないといけないというのはマストだと思います。

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