文化成長という新しい概念について

本来なら中国が経済成長をすると民主主義国家に転換するものであると考えられてきたが、それは誤りである事が明確になった。

何故、経済成長が民主主義への転換になるのかと言えば経済成長には資本市場が重要になり、最大効率を出すには自由主義が必要だからである。
自由主義はそのまま民主主義に直結するという論理なのだろう。

しかし中国の失敗(民主主義国家から見て)は資本市場を有し、資本主義を動力として経済成長したとしても、必ずしも民主主義に転換しない事を示した。

その為、今まで考えられていない新たな変数が関与していると考えた。
これを“文化成長”と名付ける。

非民主的国家が民主主義に転換する為には一定程度の“文化成熟度”が必要であり、“文化成長”を最大化する為には経済成長と同じ様に自由主義の導入が必要だと仮定すると、中国は経済分野以外に自由主義的な制度が導入されず文化成長が乏しい為に民主化しなかったという答えを得る事が出来る。
※この場合の自由主義とはフィクションに対する自由主義の適用ではないか?(仮定の仮定(要検証))

考察すべき事としては、具体的に文化成長率や文化成熟度を測る指標を考える必要がある。

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