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「散歩」のすすめ

はじめに

新年明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスによる被害が少しでも収まるように祈るばかりです。

皆様は正月休みをいかがお過ごしでしたでしょうか?私は呑気に寝正月、といった具合でしたが皆様の中には実家に帰れない、仕事で忙しい、なんて方もいたのでは無かろうかと思います。どんまい。

寝正月を楽しみまくっていた私でしたが、ただ寝るだけというのもあまり楽しくありません。そこでTwitterでいつもお世話になっているフォロワーさんの中の1人、吉田・エンディケ・ポポG(以下、吉田)氏が日頃から推奨しまくっている

「散歩」

を実行してみることにしました。お爺さんお婆さんが朝やってるイメージがありますね。これはその散歩の中で色んな知見が得られたような気がしたので、それを共有、散歩をオススメするという目的で書かれています。

吉田氏曰く「深夜にする散歩はとても気持ち良い」とのこと。しかしながら私的には深夜徘徊は少し嫌なので今回の散歩体験は、快晴の清々しい天気、陽射しは柔らかくそして暖かく、非常に気持ちの良い気温と、絶好の散歩日和をチョイス
そのような心地よい空間をただ目的もなく歩く、というのはそれだけで気分が晴れるような気がします。

太陽万歳。

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尚、
・初めてnoteを使う
・PCで書いてる
・構成は特に考えていない
・9割が主観
・ろくに文章を書いた経験がない

ものですから、内容が支離滅裂、改行がおかしい、文が読み辛いといった点に関しては何卒ご容赦いただきたく存じます。

散歩の定義、目的

まずは、この体験レポートの前提として散歩というものの定義から明確にしていこうと思います。
みんな大好きWikipediaでは以下のように説明されています。

散歩(さんぽ、英: a walk, a stroll, a turn[1]、仏: promenade)とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである[2]。散策(さんさく)、そぞろ歩き、逍遥(しょうよう)ともいう。
散歩とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである。散歩というのは、多くの場合、自宅や滞在している場所などの周辺を、とりとめもなく、ぶらぶらと歩くことを言う。「散歩」というのは、健康増進を明確な目的とした近年「ウォーキング」と呼ばれる行為と重なる部分はあるが、「散歩」のほうは、ただの気晴らし目的がありうる、という点でそれとは異なった概念である。また「ハイキング」とも用法が異なる。散歩をする理由は、人により、またその時々の状況により、さまざまである。

つまるところ、
・ストレス解消
・気分転換
・健康増進   

等々の目的をもって、あるいは目的なくぶらつくのを「散歩」と呼べそうですね。この文章ではこれを基準に散歩という言葉を使っていくつもりです。

私が散歩で得たもの

では、私が散歩で得られたもの
①「考え」をはかどらせる機会
②「道を歩く」ことの面白さ
③「観光」の新たな楽しみ方
以上3つ
について書いていきたいと思います

「考え」をはかどらせる機会

上記のWikipediaにおいて散歩の別名として逍遥が挙げられていますが、これを聞けば皆さんすぐに思い出すものといえばそう、逍遥学派だと思います。坪内逍遥だろという人は申し訳ありません。

アリストテレス
が開いた学校、「リュケイオン」で学ぶ哲学者の学派のことを指す言葉ですが、そのように昔の人々も哲学問答や考えを深める時には散歩を行っていたわけです。日本の有名な小説家にも散歩愛好者は中々に多かったらしいですよ。ホントかは知りませんが。

散歩を実際にしてみると、随分と考えが湧いてきます。例えばゲームの難敵攻略法。私は普段から格闘ゲームをよくやりますが、やってるうちにこれはどう考えても「終わってる組み合わせ」だろ!と言いたくなることがあります。勝てるように設計されてねぇ

なーんて考えてたのに、散歩にでるとふとした拍子にあれはやっていなかったな?とかこんな対策はどうだろうか?などなど、考え尽くしたと思った内容で多くの解決策が浮かんだりします

私が単にアホなだけとかではなく、哲学者や小説家など、思索をまとめる人が好んでいるように、散歩中には自分の考えや思いをまとめ、そこに理屈をつけ足しやすい状況にできるような気がします。そこにはあとで書く精神的余裕が色々関わってるとは思います。

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考えているようなポーズをとってる間はなにも考えつかないというのは結構起こりうることだと思います…

②「道を歩く」ことの面白さ

「道を歩く」ということに面白さを感じれる人はいらっしゃるでしょうか。すなわちその辺の道路を歩いていて楽しいか?という話です。

通勤通学路で死人のような顔をして往復運動をし続けるうちは楽しさなど皆無ですが、少し顔を上げて周りを気にして歩いてみるとあら不思議、思った以上の情報量に驚くかもしれません。

俯いた普段の道で見かけるのなんて、車によって引き延ばされた犬のクソ、ホットプレートで焦がしたモヤシみたいなミミズ、日光を反射する猫避けのペットボトル、犬のクソ、吐しゃ物、犬のクソ…

そんなものばかり見ていた顔を上げれば、
早朝から寄り添って歩く老夫婦ツタまみれの木造建築群、日焼けて色褪せた昔のビールの広告、古臭い中現れる原色屋根の綺麗なお家、狭いが確かに人の生活を感じる路地裏、色んなものが私の視界に入ってきました。

散歩中は目的がありません。時間的、精神的余裕があります。

なので普段は大したことはないと流してしまうような情報も、無意識のうちに切り捨てることなくゆっくりと、なんなら足を止めて咀嚼することが可能です。

散歩では自分が心動かされる光景を満足するまで楽しむことができます

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また、単純な情報だけでなく、「四角錘形の屋根が5つ立ち並んで全部真ん中にアンテナが立ってるが干渉しないのか」とか「この家は扉だけまるで新築だな」といった疑問、「この辺の大きな家は全部鈴木さんだから、この辺の大地主は鈴木家なんだな」のように、得られた情報を活かし何の役にも立ちそうにない、ちょっとした考察をするのも楽しいものなのです

要するに散歩をすることで
精神的余裕の獲得
心に止まるものを拾う広い視野の獲得
・自己の興味の発掘
ができるわけですね。

③「観光」の新たな楽しみ方

新型コロナウイルスの影響もあって迂闊に県外旅行はできない情勢ではありますが、②の心得があれば以前に行ったor何度も行った土地への旅行もまた楽しいこと間違いなし。

皆さんは修学旅行で行ったことのある土地を再び訪れたことはありますか?私はありませんが奈良や京都のお寺巡りはまた行ってみたいです。関東圏在住の方は修学旅行が京都だ奈良だという方は多いかと思います。その時は、興味の無い寺社仏閣ばかりめぐらされて辛かったのではないでしょうか?

散歩の概念ならば、この世の中に「興味のない土地建物」は無くなります。

②を活用できればそのへんの住宅街ですら立派な観光地足り得るほどに見所に溢れていますから、当然のことなのです。

ただし、どこでも心に止まるものを見つける技術というのは、精神的余裕に裏打ちされたものです。よってあくまでも時間制限に縛られた「観光」としてではなく、「散歩」である必要があります

普段の旅行で観光の目玉とされるものだけを楽しんで帰って来てはいませんか?東大寺の大仏だけ見て満足せず、柱一つ一つ、模様一つ一つを落ち着いて見てみましょう。どこにだって情報は転がっています。普段の生活では時間に追われ、通勤・通学なんてしたくありませんから精神的余裕もありません。だから、情報を無意識のうちに取捨選択しているのでしょうが、その情報を意識的に知覚した上で取捨選択することができれば、あなたが興味のない観光地でもきっと楽しめることだろうと思います。たぶん。

さて、新型コロナの野郎のせいで苦しい雰囲気の「観光」ですが、昨今の観光業界では星野リゾートが提言したある取り組みがマスコミなんかでにわかに取り上げられているようです。
その名も「マイクロツーリズム」。我がフォロワーでアメコミ界隈の方々には読んで字のごとしといった感じですが一応説明を抜粋しておきました。

知ってそうで知らない地元の魅力。近くにあるのに、まだ体験した事のない、心躍る体験や知られざる特産・名産・伝統工芸。
見たことのない景色、触れたことのない文化、食べたことのない料理…。
自宅から1〜2時間で行ける範囲の旅行
「マイクロツーリズム」で地元を再発見しませんか。
https://www.hoshinoresorts.com/sp/microtourism/                            ー星野リゾート公式サイトより抜粋ー


1~2時間以内で行ける範囲の小旅行とでも呼ぶべき日帰り旅行のことを指しているわけですね。

元々は箱根や熱海なんかに日帰りでいくようなのをマイクロツーリズムと呼ぶべきなのでしょうが、県外移動しないでいける範囲の観光地なんて中々思いつきません。都内なら都心部の観光をしてみるのかも。

都内在住の人間が都内の高級ホテルに泊まるのか?といえば、正直言ってあまり泊まらないだろうと思いますし、県外に出られない今は普段しないような事、それが狙い目になるのは当然のことのように思えます。

本当はツーリズムの起源や功罪なんかについても書きたかったんですが本格的に散歩と関係なくなるので心に秘めておくこととします。

この散歩理論の下に皆さんも小旅行して地域や自己の再発見をしてみてはいかがでしょうか。散歩マインド実践して楽しめなくても私は一切責任取りません。


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