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甘い日本酒も良いものだぞ

東京は品川区、馬込。

都営地下鉄浅草線西馬込行き、終電の1個手前の駅で、駅前から5分も歩けば住宅地が広がっている静かな町です。

余談ですが、私が今1番ハマっている芸人さん、真空ジェシカさんがロケに来ていたことがあります。

三寒四温、上着のポケットに手を突っ込みながら、少し肌寒い夜に立ち寄ったこちらのお店を紹介します。

昼はラーメン屋さん、夜は居酒屋さんを営んでいらっしゃるこちらのお店。金曜日の夜8時頃に足を運んだのですが、カウンターにはスーツのオジさま、テーブル席にラフな格好のカップル、奥のお座敷には小さな子を連れたファミリーなど、客層はかなりバラエティ豊か。遊びに行くような場所ではないので、皆さん近くにお家があるのだと思います。

笑顔が可愛いお姉さんからメニューを受け取ると、品数が多くてびっくり!鮮魚が得意な居酒屋さんのようですが、串物、馬刺し、ピザ、デザートなど各ジャンルも超充実していました。しかも、それに加えて季節のメニューまであるんです。

まずは季節のメニューからクジラの刺身とビールを注文。

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皆さんクジラは好きですか?私はすごく好きです。マグロの赤身と馬肉の赤身の中間のような、満足感がありながらもあっさりとした風味が他の食べ物には無い感じで好きなんですよね。すきっ腹にも優しく、箸が進みます。生姜やらネギやら、薬味をたっぷり付けて食べても鯨自体の味が楽しめる所も良いですね。

縄文時代から食べられ、少し前までは給食で竜田揚げが出るほど国民に愛されてきた鯨さん。今は流通量も減り、どちらかと言えば食べる機会が少ないかと思いますが、若者の皆々様にもぜひ一度は食べてみてほしいです。クセになりますよ。

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さて、次に注文したのは筋子と日本酒です。季節限定だからと店員さんにおすすめされ、どんな味なのかも知らないままTakachiyo59を頼んでしまいました。

香りが楽しめるので日本酒の中でも生酒は好きなのですが、こちらの日本酒は結構甘め。普段は辛口を好むので最初は「ミスったか……?」と思ったのですが、これが筋子に合うこと合うこと!!筋子でしょっぱくなった口をお酒が整えて、また次の一口に繋げてくれるわけです。ちみっと筋子をかじって、ぺろっと酒をひとなめ。

あぁ…日本人で良かった……。

「料理には辛口」という固定観念が一気に覆された1日でした。おつまみによっては甘口の方が良い事もある。日本酒辛口至上主義者からの卒業です。やはり日本酒は奥が深い。これからは真のマッチングを目指して、日本酒選びをすることを心に決めたのでした。