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どっちが伸びるかなぁ

今日は、最近目にするスタートアップの対決をしてどちらが今後成長しそうか?ということを個人的に発信します。

事業はそれぞれ違うので違った価値があるということは十分承知ですが
あえて対決形式にすることでそのビジネスとしての成長性を浮き彫りにするというのが発信の目的です。

気になっているシェアリングエコノミー事業のスタートアップ「ChargeSpot」VS「アイカサ」

ChargeSpotの概要
ChargeSpotは、モバイルバッテリーのシェアリングエコノミー事業を行っています。主にコンビニと駅などにおいています。
顧客は自分のアプリから貸出場所の検索とデジタル決済をすることができます。

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アイカサの概要
アイカサは、傘のシェアリングエコノミー事業を行っています。主にビルや駅などにおいてあります。
ChargeSpotと同じく顧客は自分のアプリから貸出場所の検索とデジタル決済をすることができます。

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もし仮に、事業の売り上げが同額とした場合、あなたならどちらに投資したいと思いますか?
情報や視野が限定的なのを覚悟で申し上げると、僕ならChargeSpotです。

<ChargeSpotがいいと思う理由>

1 A→Bの定義

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スタートアップのアイデアの段階でもっとも大切なのは、A→Bの定義だといわれています。

シェアリングエコノミー自体がものの「所有」→「共有」という再定義をしているのですが
ChargeSpotは「商品が稼働していない時間」→「次の稼働のための充電時間」といった
供給側の再定義も同時にできているのが魅力的です。


2 需要の変動について

マーケットの変動も違います。
チャージスポットは、あまり外部要因に左右されず需要が常に一定ありますが
アイカサの場合は、需要が直接天候という外部要因に左右されるため保有するべき台数が多くなり稼働率は下がります。


3 商品単価について

一般的にシェアリングエコノミーは、買う方がコストだと思うものの方がサービス利用につながりやすいです。
安い傘とモバイルバッテリーを比較した際に、後者の方が単価が高いです。
また自分の感覚ですが、傘は2本くらいあっても壊れたらいつか使うだろうって思いますが、さすがにモバイルバッテリーは一個でいいなって思います。

<データ社会がもたらす新しい可能性>

シェアリングエコノミーのもっとも重要な資産は、商品ではなく顧客情報であると信じています。
シェアリングエコノミーの無形資産として、「誰が」「どこまで行ったのか」という位置情報がすべて取得されます。
また、ヘビーユーザーに関しては当日中に返却が何度できたのかというところから信用スコアを会社独自で算出できます。

「これをもとにどういったサービスを行っていくのか。」というのは今後のデータ社会の新しい可能性を探る一歩としてしっかりとみるべきだなと思います。

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<自分が経営者だったらどう次の一手を打つのか?>

事業を見るうえで自分が大切にしているのは「自分が経営者だったらどのように事業を拡張していくのか」ということです。
チャージスポットの事業だと自分はまず一気に資金調達をして設置場所を地方都市にも拡大、メディア広告をすることで一気に新規顧客を一気に増やします。
その後数字的にもある程度のCVRが確立されたと感じたときに、デジタルサイネージ事業として設置場所での広告事業をします。
また、幹部候補のいくらか新規事業チームとして組閣し、次の金のなる木を作るかなって感じです。(優秀な方には次の経営陣になってもらえるようにお願いします)

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みなさんなら、何をしますか?コメント欄で教えてください。

<アイカサの魅力>

アイカサにもすっごいいいなって自分が思うポイントが

1 固定費がかからない(大型契約しない)
2 環境投資まで顧客体験に入れているところ

があります。

1については、チャージスポットはコンビニ等にもブースを設けているため
大型契約の固定費が結構かかっているのではないかっていう印象です。

それに対しアイカサはコンビニ等に出店をしていないため、場所代はかかっていなさそう。


2については、アイカサはビニール傘の使い捨てという社会問題の解決をしていたり、売り上げの1%を環境投資に回していることをPRすることで
顧客に傘を利用する以上に体験価値を高めているといえるのではないでしょうか?

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<今後の日用品のシェアリングエコノミーについて>

自分は、今後日用品のシェアリングエコノミー事業が増えても所有するという行為は消えないのではないかと考えています。
「所有」と「共有」は共存する感じがですかね。

特に傘はファッションとしての機能もある日用品なので、
かわいい傘は自分のお気に入りとしてお出かけの際にとっておくが
日常ちょっとした「あ、しまった。持ってくるの忘れた」というときのサービスを利用が定着すると思います。

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長々しく書いてしまいましたが読んでいただいてありがとございます。

一生懸命書いたので、何か新しい視点が得られたと感じた方は
よかったら「いいね」してくれると嬉しいです。

今日も皆さんにとって素敵な一日になりますように

なおつぐ

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