【こえ #11】発声する方法を模索し訓練する方々と話す中で最も感じたのは、当たり前のことだが「話せることのありがたさ」だった…
堀家 彩音さん
第9話でご紹介した戸原玄さんが発想し、第10話でご紹介した山田大志さんが形にして世に出した、コミュニケーションに障害を抱えた方のために第二の声を届けるマウスピース型機器「Voice Retriever」。それについて、がんなどで喉頭(空気を気管に、飲食物を食道に振り分ける部分)を摘出し、そこにある声帯を失った有病者の方への利用を研究しているのが東京医科歯科大学大学院生の堀家さんだ。
その研究を通じて、喉頭がん、咽頭がん、食道がん、甲状腺がんなどで、声