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" こえ "

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" こえ (発声)"にまつわる当事者や挑戦者の記事をまとめております。
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記事一覧

【こえ #46】自身も障害に直面した作業療法士

前田 朋子さん  最初は、単なる喉の違和感だった。「何となく引っかかるような。声もしゃが…

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2週間前
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【こえ #45】耳鼻咽喉科での発見の遅れが悔やまれる

熊本 満男さん  喉が痛い。誰しも日常で体験することだ。当然、誰しも自宅や職場の近くの耳…

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3週間前
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【こえ #44】声帯を摘出してもなお癌と闘病中

尾関 勝三さん  これまで、癌をきっかけに声帯を摘出し、そこから声を取り戻そうとしている…

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1か月前
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【こえ #43】“取り戻した声”に理解がない世間の目

佐藤 秀紀さん  令和2年。その前年の末に中国で確認された原因不明のウィルスは、日本におい…

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1か月前
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【こえ #42】もう一度声が出せると知って見えた未来

梅木 正仁さん  「建設業だから、現場で声が出ないと仕事にならない」。喉から声が出づらく…

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1か月前
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【こえ #41】女性目線の当事者経験を受け取り届ける

山田 昌美さん  山田さんは、ご自身と同様に声帯を摘出し声を失ってしまう状況に直面した女…

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2か月前
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【こえ #40】首に器具があるのって恥ずかしいこと?

今西 恵子さん  今西さんに初めてお会いした時、ステージで司会なんかしたら似合いそうだなと心の中で思う素敵な方だった。聞けば、本当に以前はMCのお仕事や、結婚式で花嫁に寄り添って着付けや日本髪を結うお仕事をされていたと聞いて、驚いた。  いつからか、そんな“声”が大切なお仕事をされていた今西さんの咳が止まらなくなり、近くのクリニックで喘息の診断を受けて服薬するも一向に良くならない。最終的には「夜も体を起こしていないと息ができないレベルまで」悪化した。それで初めて大病院でC

【こえ #39】気にせず使える電気式人工喉頭(EL)を

佐野 榮さん  喉が「ちょっと調子悪いぐらいだった」と思っていたある日、淡に血が混じった…

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2か月前
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【こえ #38】“不便のない”生活と“望む”生活の間

小笠原 幸成さん  小笠原さんは、会社を退職した2016年に、友人から声のかすれを指摘される…

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3か月前
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【こえ #37】いつか自分の声の録音テープを活かしたい

永沼 明美さん  日本全国で甲状腺がんと診断されたのは、少し古いが、2019年で18,780例(人…

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3か月前
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【こえ #36】今あるデバイスでは出したい声が出せない

嶋根 栄三郎さん  電気工事の現場監督という仕事。現場で声を出す嶋根さんの喉の通りが徐々…

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3か月前
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【こえ #35】声を取り戻し、また誰かに声をかけ続ける

磯 房世さん  埼玉県内で、声帯を摘出し声を失った人に対して発声訓練を通じて社会復帰を支…

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3か月前
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【こえ #34】何度がんが見つかっても笑顔

河合 利恵さん  河合さんと向き合ってお話をさせて頂いた後に頭に浮かんだ言葉は「泰然自若…

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5か月前
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【こえ #33】みんな明るくて、病気があるけど、病人ではないよ…

王 美林さん  「感染力」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?コロナ禍を経験した今、ネガティブな印象を思い浮かべるかもしれない。しかし、中国語にはそれとは別の意味がある。「影響を受け、それに染まること」。  喉頭(声帯)を摘出して発声障害のある方々の力を「感染力」と称した中国出身の王さんは、障害のある当事者でもそのご家族でもなく、課題解決に取り組む研究者でも開発者でもない。  そんな王さんが、これまで自分が障害のある人と会いたくなる理由を明確に表現できなかった私に、明確