マガジンのカバー画像

" こえ "

46
" こえ (発声)"にまつわる当事者や挑戦者の記事をまとめております。
運営しているクリエイター

#電気式人工喉頭

【こえ #43】“取り戻した声”に理解がない世間の目

佐藤 秀紀さん  令和2年。その前年の末に中国で確認された原因不明のウィルスは、日本におい…

The Elements
1か月前
6

【こえ #42】もう一度声が出せると知って見えた未来

梅木 正仁さん  「建設業だから、現場で声が出ないと仕事にならない」。喉から声が出づらく…

The Elements
1か月前
3

【こえ #39】気にせず使える電気式人工喉頭(EL)を

佐野 榮さん  喉が「ちょっと調子悪いぐらいだった」と思っていたある日、淡に血が混じった…

The Elements
2か月前
4

【こえ #38】“不便のない”生活と“望む”生活の間

小笠原 幸成さん  小笠原さんは、会社を退職した2016年に、友人から声のかすれを指摘される…

The Elements
3か月前
2

【こえ #30】とにかく早くコミュニケーションを取りたかった…

鈴木 順雄さん  鈴木さんは、今から約4年前に喉頭がんの手術で喉頭(声帯)を摘出された。同…

The Elements
7か月前
7

【こえ #29】声を失うことにもポジティブに「命をもらったんだから」と笑顔で…

金安 泰子さん  金安さんは、2015年に喉頭がんの手術で喉頭(声帯)を摘出された。「しょう…

The Elements
7か月前
4

【こえ #24】一年近くのどがいがらっぽかったが、「薬局で売っている、のどに吹き付けるスプレーで済ましていた」と笑われた…

真柄 定夫さん  経営者は常に忙しい。自分の会社をされていた真柄さんの生活の中心は仕事だ。当時、一年近くのどがいがらっぽかったが、「薬局で売っている、のどに吹き付けるスプレーで済ましていた」と笑われた。「そのうち痰が出るようになり、痰に血が混じるようになって」、大病院に行って検査したら「喉頭がんのステージ4」と宣告された。すぐに入院。まずはのどを切開して喉頭(声帯)を摘出せずに、抗がん剤での治療を始めた。  入院期間中、何回か病室を訪れた人がいた。群馬県で喉頭(声帯)を摘

【こえ #23】元気そうだからとりあえず手術やるべ。声は諦めてくれ…

齋藤 久嘉さん  平成25年のお正月。齋藤さんは南米ペルーのアンデス山脈高地にある古代イン…

The Elements
7か月前
2

【こえ #22】喉頭(声帯)を摘出した。まだ40代半ば。「ショックで歩けなかった」…

長沼 優子さん  長沼さんは20年以上にわたり代行運転のお仕事を続けてこられた。毎日19時か…

The Elements
7か月前
4

【こえ #19】声帯を失った方が器具を使わずに再び発声するには、口や鼻から食道内に空…

佐藤 眞一さん  佐藤さんは14年前、頸部(首)食道がんと診断され、手術で喉頭(声帯)を全…

The Elements
8か月前
1

【こえ #18】がんで声帯を摘出し声を失った人の社会復帰を支援する「銀鈴会」は、入会…

永田 洋さん   がんで声帯を摘出し声を失った人の社会復帰を支援する「銀鈴会」は、入会す…

The Elements
8か月前
2

【こえ #17】「もともとモノづくりが好きだった」青年のそれまでのエンジニア人生は順…

荒木 瑞己さん  第16話でご紹介した竹内雅樹さんとともにSyrinxで次世代の電気式人工喉頭(E…

The Elements
8か月前
2

【こえ #16】次世代の電気式人工喉頭(EL)を開発しているSyrinxの創始者が東京大学大…

竹内 雅樹さん  第7話でご紹介した伊藤孝子さんが待ち望む次世代の電気式人工喉頭(EL)を開…

The Elements
8か月前
2

【こえ #14】タイに移住して10年余り経った2021年、現地の病院で「喉頭がんのステージ2」と告げられた…

白田 千明さん  60歳で仕事を引退し暖かいタイに移住して10年余り経った2021年、現地の病院で「喉頭がんのステージ2」と告げられた。「ここでこのまま人生を終えてもいいかな」と帰国を迷ったが、一晩考えた上で帰国を決めた。  2週間で身辺を整理して帰国するも、時はコロナ禍。帰国時に2週間の隔離の末に都内の大学病院にかかった。タイでの診断とは違う「ステージ4」と告げられた。1度だけ抗がん剤治療に取り組むも、帰国から2か月後に喉頭(声帯)を摘出し、声を失った。  白田さんは