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" こえ "

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" こえ (発声)"にまつわる当事者や挑戦者の記事をまとめております。
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#電気式人工喉頭

【こえ #47】「電気式人工喉頭」を愛用するが故の期待

中村 政明さん & 浅子 勝彦さん  これまでも何度かご紹介してきたが、声帯を摘出した方が声…

The Elements
1か月前
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【こえ #43】“取り戻した声”に理解がない世間の目

佐藤 秀紀さん  令和2年。その前年の末に中国で確認された原因不明のウィルスは、日本におい…

The Elements
2か月前
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【こえ #42】もう一度声が出せると知って見えた未来

梅木 正仁さん  「建設業だから、現場で声が出ないと仕事にならない」。喉から声が出づらく…

The Elements
2か月前
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【こえ #39】気にせず使える電気式人工喉頭(EL)を

佐野 榮さん  喉が「ちょっと調子悪いぐらいだった」と思っていたある日、淡に血が混じった…

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3か月前
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【こえ #38】“不便のない”生活と“望む”生活の間

小笠原 幸成さん  小笠原さんは、会社を退職した2016年に、友人から声のかすれを指摘される…

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4か月前
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【こえ #30】とにかく早くコミュニケーションを取りたかった…

鈴木 順雄さん  鈴木さんは、今から約4年前に喉頭がんの手術で喉頭(声帯)を摘出された。同…

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8か月前
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【こえ #29】声を失うことにもポジティブに「命をもらったんだから」と笑顔で…

金安 泰子さん  金安さんは、2015年に喉頭がんの手術で喉頭(声帯)を摘出された。「しょうがないじゃない、なるようにしかならないんだから」と声を失うことにもそんなに悩まずポジティブに「命をもらったんだから」と笑顔で当時を振り返られた。  前回”声を失って#28”でご紹介した小林美智恵さんの回でも触れたが、声帯を摘出した方が声を取り戻す方法として、1️⃣口や鼻から食道内に空気を取り込み、その空気をうまく逆流させながら、食道入口部の粘膜のヒダを新声門として声帯の代わりに振動

【こえ #24】一年近くのどがいがらっぽかったが、「薬局で売っている、のどに吹き付け…

真柄 定夫さん  経営者は常に忙しい。自分の会社をされていた真柄さんの生活の中心は仕事だ…

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8か月前
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【こえ #23】元気そうだからとりあえず手術やるべ。声は諦めてくれ…

齋藤 久嘉さん  平成25年のお正月。齋藤さんは南米ペルーのアンデス山脈高地にある古代イン…

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8か月前
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【こえ #22】喉頭(声帯)を摘出した。まだ40代半ば。「ショックで歩けなかった」…

長沼 優子さん  長沼さんは20年以上にわたり代行運転のお仕事を続けてこられた。毎日19時か…

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8か月前
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【こえ #19】声帯を失った方が器具を使わずに再び発声するには、口や鼻から食道内に空…

佐藤 眞一さん  佐藤さんは14年前、頸部(首)食道がんと診断され、手術で喉頭(声帯)を全…

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9か月前
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【こえ #18】がんで声帯を摘出し声を失った人の社会復帰を支援する「銀鈴会」は、入会…

永田 洋さん   がんで声帯を摘出し声を失った人の社会復帰を支援する「銀鈴会」は、入会す…

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9か月前
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【こえ #17】「もともとモノづくりが好きだった」青年のそれまでのエンジニア人生は順…

荒木 瑞己さん  第16話でご紹介した竹内雅樹さんとともにSyrinxで次世代の電気式人工喉頭(E…

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9か月前
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【こえ #16】次世代の電気式人工喉頭(EL)を開発しているSyrinxの創始者が東京大学大学院博士課程に在籍する…

竹内 雅樹さん  第7話でご紹介した伊藤孝子さんが待ち望む次世代の電気式人工喉頭(EL)を開発しているSyrinxの創始者が東京大学大学院博士課程に在籍する竹内さんだ。電気式人工喉頭(EL)とは、あご下周辺に当てて振動を口の中へ響かせ、口や舌の動きで振動音を言葉にして発声することを補助する器具である。  なぜ竹内さんがこの開発に取り組み始めたのか。  最初のきっかけは大学の学部時代に遡る。ALSなど、徐々に筋肉が動かなくなり病状が進行すると自分の声で話せなくなる進行性神