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ひろゆきを論破して遊んでるF爺こと小島剛一先生の文章力に学ぶ「読みやすい文章」について

枝井です。

最近アフィリエイトを教えてて、初月から5000円ほど収益を出した先輩が相変わらず僕のマンションに入り浸ってます。

この記事の人っすね。

>>めんどくさがりは頭いい人が多い件

その先輩が

「枝井っち、ひろゆきが面白いことになってるよ」

って言うもんですから、ことの成り行きを調べたら確かに面白いことになってました。

サッカー選手がフランス語で言った差別発言について、あーだこーだやってるみたいで、傍から見たら

「差別発言したフランス人を、差別されてる在仏日本人が擁護してる」

っていう、なかなかカオスな感じになってました(笑)

そんな中、ひろゆき氏の的外れな主張を完全論破したとして、「F爺」こと小島剛一さんという言語学者さんが話題になってます。

そんなわけでさっそく僕もF爺さんのブログに訪問してみたんですが、色んな意味で読んでて楽しい文章ですね^^

なんでもこの小島剛一先生ですが、フランスに50年くらい住んでるらしく、西洋圏で長らく暮らした人特有の皮肉たっぷりなユーモアも交えつつ、文章も中々にロジカルかつ分かりやすい。

文章単体でも面白いんですが、小島剛一先生のバックボーンを調べてみると、もっと文章や、レスバの展開が面白くなります。

というか、一応F爺さんって言語学者ってことですけど、言語学者っていう括りに入れていいのかすら分からん事を成し遂げてるんすよね。

単一民族を自称してた国に、少数民族の存在を認めさせるってもはや教科書に載ってもおかしくないレベルの偉人でしょ(笑)

そんな一国相手に戦ってきたF爺さんなんで、ひろゆき氏に絡まれてもクッソ好戦的なのがまた面白い(笑)

ひろゆき氏的にリングにおじいちゃん上がらせて、自分でゴング鳴らしてネットでワンサイドゲーム楽しもうとしてたら、向こうはビビるどころかフランス式に皮肉交えたユーモラスな罵詈雑言のジャブ連打。

さらに立会人に言語学者3人つけて手袋投げつけてやる気満々で

「若造こいや」

って言いながらカモンカモンってやってる感じ(笑)

F爺さんの過去のブログ記事のコメント欄でもちょくちょくやりあってて粘着性エグそうで、ひろゆき氏は踏んじゃいけない虎の尾を踏んだって感じです。

良くも悪くも物事を徹底的に追及していく学者気質みたいなのを感じますね。

というF爺さんとひろゆき氏のやりとりはさておき、今回は僕が感じた小島剛一さんの文章の面白さについて思った感想をつらつらと語ってみます。

僕自身はアフィリエイターとして約10年近く「お金を稼ぐための文章」というものを追求して書いてきてるんですが、そうした「金の為」じゃない1ブロガーとしての小島剛一先生の文章を拝金主義の僕目線で見ていきたいと思います(笑)


F爺の「論理的文章」と「文法」が美しいぞ

まずもって文章の「論理」についてです。

僕がやってるようなアフィリエイトは基本的に「文章を書く」という作業が大前提になってるんで、僕が人にアフィリエイトを教える際も「文章力」っていう要素は割りと重要視しているところです。

一口に文章力って言っても、それを構成する要素は腐るほどあるんですが、その中でも僕がコンサル生にはじめのうちから意識してもらってる要素のひとつが「論理」っていうものです。

というのも、最終的に見込み客に「何かを買ってもらう」という行為は、言い換えれば

「あなたはこの商品を買うべきですよ」

という説得とも言えるからです。

何かを説得してその主張に納得してもらうには、その主張が論理的であることにこした事はないわけです。

そんな関係から、僕自身も論理に関する書籍なんかは結構読むのが好きです。

王道なところだとバーバラミントの「考える技術・書く技術」からはじまり、どっかのなんちゃらコンサルタントが書いたようなプレゼンに関する書籍から、弁護士さんの弁論術関係のモノ、わけわからん日本人が執筆したようなものまで、割りと幅広く「論理」に関しての書籍は目を通してる方だと思います。

そんな論理の部分ですが、小島剛一先生のブログで文章の論理について語っている記事があったんですが、こんなことを言ってました。

「F爺の頭の中では、どの言語で物を考えるにも、はじめから全ての文が論理的に成立しています」

具体的な論理の組み立て方までは解説されてなかったんですけど、F爺さんの記事を読む限り、論理学でいうところの「演繹法」に近い方法で論理の組み立てをしている印象を抱きました。

もうひとつ「帰納法」というものもあって、基本的にこの2つの論証法以外に主張を論理的に関連付ける方法はありません。

で、「演繹法」というのは簡単に説明すれば、1本のロジックラインで論理を展開していって、最後に「故に~」という形で結論付ける方法です。

この手の論理関係の書籍で取り上げられがちな定番な例えだとこんな感じになります。

「人間はいつか死ぬ」→「ソクラテスは人間である」→「故に、ソクラテスはいつか死ぬ」

見たら分かる通り、前提条件が一本のロジックラインで重なっていって結論に至るっていう論理の組み立て方です。

まあ、F爺さんの全部の記事をまだ読めてないし、実際の小島剛一先生の記事内の構成はこんな教科書的なのじゃなくてもっと複雑なものになってますが、おおよそこれに近い組み立て方じゃないかなと。

ちなみに、僕が使うのはほぼ「帰納法」です。

何故なら「主張を論理的に文章化させてブログに投稿する」っていう目的においては、帰納法の方が色々と都合が良いからです。

帰納法ってのは、教科書的な表現をすると、

「同じ種類の事実や考え方をグループとしてくくって、そのグループ内の類似性が結論になるような組み立て方」

です。

教科書的な表現だとこんな感じになるんですけど、こと「金を稼ぐ」という目的においては、ぶっちゃけ「結論ありき」で論理を組み立てて文章を書いていきます(笑)

まずもって、ブログの文章によって最終的に読み手に行動を取って欲しい場合は、そもそも記事を読んでもらう必要があります。

その場合、基本的に結論は記事のはじめに提示した方が良いです。

何故なら、何らかのキーワードによってブログ記事にアクセスしてきた訪問者にとって、グダグダと長い文章(前提情報)によって、肝心の知りたい事(結論)に中々辿りつかない記事の場合、最悪その記事から離脱して他のブログへ答えを求めに行ってしまうかもしれないからです。

となると、結論をはじめに提示する形の論理構成を採用するなら、帰納法の方が適しているわけです。

文章に置き換えると、結論ありきでその結論に至る理由を展開するって形になりますが、結果的にいわゆる「ピラミッドストラクチャー」的な形になっていくことになります。

帰納法については余談になりましたけど、いずれにせよ、演繹法に近い論理展開になってるんで、F爺さんの論理構成が美しいぜって話でした。

F爺さんが知ってるかどうか定かじゃありませんけど、ワープロ時代から文章を執筆しているとのことで、長い期間文章を書き続けることをライフワークにしていて、その経験の中で打ち出された結果としての論理展開だとしても凄いですよね。

継続は力ってやつです^^

あ、そうそう、論理展開を文章化していく際に「文法」も重要になるんですけど、この部分も美しいですよね。

特に初心者の人にアフィリエイトを教えていると、接続詞の使い方が不自然であるが故に、文章の流れが掴みにくいという事をよく目にします。

また、接続詞自体を省いてしまってるから論理が見え辛いっていう事例も良く見るんですが、さすが言語学者の先生だけあって文章の流れも美しいです。

文法に関してはこっちの記事でも触れてますけど、「金を稼ぐ」って目的ならセールスライティングと同様に、「文法」も普通にめっちゃ重要です。

>>文法とコピーライティングの感想記事

結論といえば、F爺さんのバズったブログ記事での結論が強烈で笑いました。

結論

「ひろゆき」は、
# 頻繁に議題のすり替えを試み、
# 自分が無知なくせに
# 他者を「勉強不足」呼ばわりし、
# 人格攻撃を好み、
# 何が若者言葉であるかも知らず、
# 映画を観る時には悪罵の出現回数を指折り数えることに集中し、
# 高齢者差別をし、
# 何が人種差別であるかも知らず、
# 自分が差別されていることにも気が付かず、
# 44歳にもなって未だに「若者」のつもりでいます。

ネット上だと「十戒」とか呼ばれてますけど強すぎる(笑)

さらにひろゆき氏がその後反論ツイートしてたんですが、その論調がまさにこの十戒にそのまま当てはまってしまってるという、、、

つまり、悔しすぎて一晩中走り続けてもそこは未だにF爺の掌の上なのである。

先置き論破とか新しすぎる。

恐ろしいぜF爺。

「面白さ」は絶対的な正義

文章に限った話じゃないんですけど、個人的には「面白さ」というのは絶対的な正義だと思ってます。

例えば僕がやってるようなセールスの業界だと、「○○の法則」みたいな売れる文章のテンプレートとか、鉄板のセールスシナリオだとかも存在してて、もちろん有効なノウハウではあるんですが、つまらない文章はそもそも読まれないんです。

故に、

完璧にテンプレに沿ってるけどつまらない文章<<<<<穴があるけど面白い文章

実際のところ売り上げはこういう結果になっていきます。

僕が感じたF爺さんの文章に感じた面白いポイントっていうのは、単純にユーモアの部分です。

個人的にブラックジョークとか不謹慎な笑いとかが大好物なんですけど、そんな僕の趣向にF爺さんの文章がハマったということです。

例えばF爺さんのブログにある

「足の生え始めたばかりの御玉杓子」

とかは結構強烈にひろゆき氏をこき下ろした皮肉です。

僕もはじめは全く意味分かりませんでしたけど、ググったらフランスではカエルを食べるらしく、「フロッグ」とか「フロッグイーター」とかはフランス人への侮蔑呼称だそうです。

そう考えるとひろゆき氏は、

・フランス人になれてないし近付いてもいない

・フランス人にとって利用価値もない(食えないから)

っていう強烈な皮肉って解釈することも出来ます。

ひろゆき氏が気付くか気付かないか分からんような「御玉杓子」っていうワードを選んで言葉遊びしてる辺り、たいした学のない僕からしたらそういう知的なユーモアセンスは憧れます。

羨ましいぜF爺。

人によって反応する「面白さ」って部分はもちろん異なるんですが、こういう面白さというものは、文章全体の読みにくさをカバーする働きすらあります。

さっきも言ったように「完璧なロジック<<<面白さ」って図式です。

例えばF爺さんの記事は言語学者先生らしく難しい漢字とか、あまり耳慣れない言い回しとかも多いんで、人によっては「読みにくい文章」って印象を持つ人も少なくないと思います。

実際、僕も良く分からん表現とかありましたけど、単純に面白いから読みたい、面白いから文章の意味を知りたいと思ってググりながら読んだりしてました。

読み手をこの領域に持っていけると相当強いですよね。

だって「読み辛い」と思ってても読まれるわけですから。

なので、金儲けの為の文章においても、セールスの上手さも当然に必要っちゃ必要なんですが、時に単純な文章の「面白さ」っていう要素も意識してみると吉です。

F爺こと小島剛一先生の文章の美しさまとめ

ってことでつらつらと語ってみましたが、F爺さんの文章で僕が感じた美しさは

・論理
・文法
・ユーモア

この3点です。

この3つを意識するだけでも文章はグッっと読みやすくなるのは間違いないんで、何らかの文章を書く事でマネタイズしたい人は、この辺りを意識していくと良いです。

今回の件でF爺さんのブログの露出が増えたわけですが、変に色気を出してアクセス数に拘った記事とか書かずに、F爺さんには変わらず硬派な方向性のブログ記事を続けて欲しいです^^

F爺さんのブログを拝見すると、今のとこキーワードでの検索流入を意識したタイトル付けなどはされてませんし、見出しについてもHタグじゃなくてストロングタグでただ太字にしてるだけなんで、SEO的には有効じゃない書き方になってます。

なので、実際に記事数の割りに検索流入数は少なくなってますが、被リンクの数は半端なくなってますね(笑)

まあ、そこら辺は気にせず今のスタンスでの記事を読み続けたいもんです^^

PS.

検索流入でのアクセス集めに関しては僕の無料メルマガの登録特典としてプレゼントしている入門書で詳しく解説してますので、興味があれば手に入れてみてくだい^^

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それでは枝井でした!

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