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【築古戸建て】再生します2

早速今回の物件を改修していこうと思います。
長年空き家で放置されていた為
建物全体がかなり劣化しており
それなりの規模(ほぼ全て)での改装が必須です。
順番にみていきましょう

▶早速想定外の悲劇が発覚

内覧時に屋根は棟瓦が数枚はずれているなぁ、
と言うのは確認していたのですが
いざ屋根に上り近くで確認すると
悲劇を目の当たりにしました。

なんと瓦が風化して
修理不可能なレベルのものが
それはもう多数ありました…
ここまで劣化していると
修理の規模では到底済むわけもなく
屋根の葺き替え確定です。

長年リフォーム業を生業としていますが
こんな劣化した瓦は今回初めて見ました。
やはり購入前に屋根に登ったり
ドローンを飛ばしたりしっかり
確認する事は必須でした。。反省。。
とショックを受けましたが
嘆いても仕方ないので前向きに進めます。

▶屋根・壁の重要性

長持ちするお家作りをする上で
最も重要な項目の一つにあたるのが
屋根・壁(外部)です。

屋根と壁に不具合が生じ放置すると
間違いなくうやがて雨漏れが発生します。
また建物内部に雨水が侵入すると
木が腐ったり壁がめくれてきたり
それが原因で白蟻被害にも繋がり
被害がどんどん拡大します。

そのため、今回は屋根・壁にしっかり
手を入れて長持ちするようにしていきます。

屋根と壁はリフォームの中でも
最も予算の必要な箇所ですが
ここを妥協すると後に
後悔する事になりかねないので
しっかり直していきます。

▶旧瓦の解体

早速、瓦を解体していきます。
足場を組み養生シートをかけて進めていきます。

瓦の下の土も乾燥し脆くなってました
瓦を丁寧に取り外します
瓦を取り除いた後

▶野地板・ルーフィング施工

瓦の解体が終わったら
次は下地の工事です。
今回は瓦でなく板金屋根で
仕上げますので
下地をコンパネを張っていきます。

コンパネ工事が完了したら
次は雨水の侵入を防ぐ
ルーフィングの工事です。
この処理をする事で
万が一、板金屋根の隙間から
雨が侵入しても
このルーフィングによって
それ以上下に雨水が侵入・浸透しない
構造となります。

▶板金屋根葺き工事

既存瓦撤去、
コンパネ工事、
ルーフィング工事が
完了すればようやく
板金屋根の出番です。
今回は「立平葺き」という種類の
板金屋根で仕上げます。
こちらはガルバリウム鋼板製で
耐久性に富んだ屋根です。
施工後の写真がコチラ↓↓↓

施工前の状態と比較すると
すっかり綺麗になりました。
これで雨漏れの心配は当面ありません。

▶まとめ

今回は古くなった
屋根の葺き替え工事のご紹介でした。
それなりに費用がかかるものですが
中途半端に手を入れた結果
雨漏れが発生しそれが原因で
二次被害的に天井や壁の腐食の
リスクが激減すると思えば
しっかり処理をする方が
賢明ではないでしょうか?

次回は外壁塗装編を
ご紹介しようと思います。
ご拝読いただきありがとうございました☆

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