THE DAYな日常 DAY19

イワタケスタイル

3年目の参加だが、やはり今年も雨。4年連続の悪天候だそうで、ガスがない分だけ今年はむしろ晴れと言えるのかもしれない。今年はスタッフとして少し設営を手伝った。関係者の多さと運営のいい感じの緩さから、主催の八木さんの人望で成り立っているイベントであることを感じた。

滑りの感想としては、まだまだ攻めも技術も足りなかったなと思う。どんなコンディション、アイテムにも合わせられる技術が必要。ジャスティンもf lip tail載せ替え270もいい感じのところまでは行ったが立てなかったのが非常に悔やまれる。ポジティブに捉えるなら、シーズン初打ちでこれならまあまあいいのかもしれない。

けいじさんとリフトに乗れた。ボランティアスタッフなのにしっかり知ってくれていた。東大ストリートの話はやはりウケが良かった。メディアに出てもおかしくないと言われた。COWDAYの話をし損ねたのだけ残念だった。

THE DAY. HAKUBA 稗

今日は岩岳で開催されるジャムセッションイベント、イワタケスタイルにこの板で参加した。本来のモデルのコンセプトを考えるとありえない板のチョイスだが、インターン生として、TDHの中でも1番スタイルの出た板でイベントに参加することにした。

コルチナ山頂の稗2コースの朝イチメンツルパウダーをチョッカるためだけのモデル。2本目以降やカービングは面白くないため、購入には事前にとしさんの説明が必須だそう。

ノーズ先端のRは小さく、そこから続くRがかなり大きい、流線型形状。テールのキックは低く、角張ったスワローテール形状。サイドカーブは緩く、そこからもカービングよりも直進性を重視している板であることがわかる。

ジャンプでは、長いノーズのおかげで、フロントフリップで回りすぎた時の着地の耐えを感じた。スピンでは、岩岳のキッカーのサイズが7m程度であり、スピードのつけにくい地形だった。稗はサイドカーブがかなり緩く、Rの小さいカービングでズレやすいため、ライン取りで減速してしまい、飛べなかった。前回栂池の12mキッカーで同じ板でフロント3を回せたのは、キッカーのサイズが大きく、緩やかなライン取りをしやすいため、稗の緩いサイドカーブでも対応できたからだと思う。

ジブは、長いノーズが引っかかる怖さから、バックノーズは慣れるのに時間がかかった。一方、ジャスティン、バックブラントは比較的かけやすかった。板が長い分、引っかかりのリスクがあり、テールが短い分、板があまり耐えてくれないため、スピンアウトの着地がシビアだった。

岩岳の壁は、47や栂池のように、段差がなく滑らかにつながる形状だった。また、駆け上がりよりも、落ち込みの地形が多かった。そのため、スピードをつけるだけではあまり高くは飛べず、オーリーの高さも重要だ。しかし、稗のテールの短さでは、うまくオーリーをかけることができず、高さが出なかった。
スラッシュも試したが、板の重心が前にあり、テールに力がかかりにくいせいか、上がりにくかった。

京大建築スノーボーダーだいち

セッションが終わり、最後に1本ゴンドラコース滑るところでshuffleのなおきと会った。一緒に来ていたもう1人は初めましてで京大生だそう。しかもさらに話すと建築学科で、自分の高校同期と同じ会社に就職するそうで、話が盛り上がった。

その後表彰式で、自分は何も貰えなかったが、THE DAY.HAKUBA協賛の村男モデルが誰の手に渡るのかは気になっていた。
上位から選んでいく方式なので、残ったらなんとなく気まずいなと思っていたのだが、なんとさっきの京大建築スノーボーダーのだいちが3位で村男モデルを貰っていた。解散のあと、村男モデルの説明をした。板のコンセプトから虹色の理由まで、スラスラと言葉が出てきて、としさんからいつも聞いているだけあると我ながら思う。TDHはコンセプトをちゃんと知って乗る方が格段におもしろい。今回、自分が説明できる人にTDHの板が渡ってよかった。

京大建築スノーボーダーだいち

MEMO

天気:雨
ゲレンデ:岩岳
メンツ:さら
コンディション:シャバ雪
イベント:イワスタ

いいなと思ったら応援しよう!