仕事の緩急、24時間闘えますかみたいな話

転職した後のほうが、自分の時間を作れると思っていた。
でも、実際のところ、
自分の時間の作り方に戸惑っている最中というところだ。
いまの仕事は基本土日が休みで、基本オフィスに通って、小さな山場が週に2度くらい、ちょこ、ちょこ、とやってくる。

制作さんの頃の仕事は、
大きな山場が月に1度くらいの割合で、どーん、どーん!とやってくるので、それに合わせて助走から全力疾走へとペースを調整していく感じだった。
「今週しんどいから、ちゃんとケアしておこう」
と身体のメンテがやりやすくて、アミノ酸を飲んで寝るとか、出来れば寝たい貴重な半日休みを鍼にあてたりしていた。
オフィスに通う時期は「ちょっと今、暇な時期だな~」という感覚のフェーズが多かったので
今もそれを引きずってしまっているなぁ、ということにふと気づく。
毎日オフィスに通う人の大一番は、オフィスでちょこちょことやってくるので
そのペースをきちんと見極められてなくて今、ちょっとだけ息継ぎに失敗していた。
さあ立て直そう。

さて。
制作さんの大一番ってじゃあ何よ、というと
私の中ではなんとなく、

顔合わせ(顔寄せ)…6-4週間くらいある稽古の初日
衣裳つき通し………稽古のラスト1週間くらいのどこからへん
ゲネプロ初日………稽古終わった一週間後くらい
千穐楽(と打ち上げ)…本番が1ヶ月なら初日の1ヶ月後

あたりかなぁ、と思った。
もっと細かい山場といえば、私が気合いを入れていたものは以下のようなイメージだ。

オーディション(あれば)
脚本打ち
美打ち(美術打ち合わせ)
ギャラ交渉
ビジュアル撮影
情報解禁
小屋打ち(劇場との打ち合わせ)
衣裳パレード
稽古場仕込み、ばらし
劇場仕込み
場当たり
Blu-ray収録(最近は生配信も)
劇場ばらし

これらの山場は、後半のものは殆どオフィスではない場所で発生するので、
なんだかオフィスでの山場というものがまだ身体にしっくり来ていない。

そして、スマホへの連絡にどれくらいの速度で反応しなくちゃいけないか、
というのも、それぞれのフェーズで少しずつ変わる。
衣裳つき通しから、本番2日目くらいまでは深夜だろうが早朝だろうが連絡が来たらその場で返せるようにしていた(まああくまで理想、だけれど)
私が深夜2時の連絡に即時返信することで、翌日のカンパニー全体の利益になることがあるからだ。
深夜2時に連絡してくる演出家は翌日13時に劇場に来ればよくて、私は翌朝8時半には劇場に着いていなくちゃいけなくても、
そういうものだと割りきっていた。
そのぶん、本番が終わった後にまとまった休みを取れる時なんかは
1日1回もスマホを見ないような日もあった。
私即レスしないと困るような業務がないはずの時期だからだ。

その感覚が、おそらく今は平日は即レス、土日はゆったり、
という前職比かなり短いスパンでやってくる。
身体を慣れさせなくては。

制作さんの山場の上記項目について、細かい説明は、語りだしたらすごく語れちゃうので、
また後日たくさん説明したい。

とりあえず今は、ちょっぴり新しい仕事が忙しいので、このあたりで筆を置くとする。

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