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ファストとんかつの『かつや』は、総合揚げ物ファストフードを目指している件

金曜日はグルメ関連です。
元々はお酒の話しをするコーナーのつもりでしたが…(苦笑)

八尾市 とんかつマンジェ(食べログ4.24!)

トンカツが大好きで、友人のお薦めや食べログを見ては有名店を訪問してきました。
東京在住時には、大輔師匠の後追いで『檍(あおき)』さん・『まさむね』さん・『丸一』さん他、書ききれない程の有名店へ。
『丸一』と言えば、福岡在住時には鹿児島の『丸一』さんへ薩摩黒豚を食べに。
名古屋では当然ながら『あさくら』さん。そして大阪八尾では、日本一にも輝いた有名店『マンジェ』さんにも…

それぞれこだわりの銘柄豚に揚げ油・揚げ方にもこだわって、本当に美味しいトンカツを堪能してきました。牛肉と較べて良く火を通す必要がある豚肉ですが、半レア風にじっくり揚げた俗に言う『ピンクの汗かき』が楽しめるのも、材料と揚げ方に自信のある高級店ならではかと思います。

俗に言うピンクの汗かき

ただ、そういった高級店では自ずとお値段も2千円を超えることが多く、ロースもヒレも食べたいだの、もう少しグラム数が欲しいだの言いだすと3千円超ということになりがちです。手軽な洋食であるはずのトンカツがこの値段では、単身赴任者の普段の夕食としては使えません。そこで重宝するのが、トンカツ界のファストフードチェーン『かつや』ということになります。


ご存知の方も多いと思いますが、かつやで飲食すると会計時に『次回使える100円券』が漏れなく貰える仕組みがあって、この100円で一喜一憂する我々庶民は、その有効期限である翌月末迄に再度訪問するようにスケジューリングするわけです。まさにエンドレスループクーポン(笑)
私はといえば、かつやさんは隔週つまり月2回のローテーションに入っていますので、この割引券を無駄にするような失態はまずありません(笑)

ダブルロースカツ定食(写真は豚汁()

因みに、いつも注文する定番は『ダブルロースカツ定食+豚汁(大)変更』で、割引券使用で989円。或いは『カツ丼(松)+Aセット(豚汁(大)変更・サラダ)』で割引券使用後1,099円です。ダブルロースカツ或いはカツ丼(松)は豚肉160gと同店のメニューではヘビーな部類ですが、揚げたてサクサクが千円というのはリーズナブルかと思っています。

その『かつや』のメニューが、最近ちょっとヘンです。
かつや』のロゴマークにはちゃんと『とんかつかつや』と表記されていることもあり、同店のコアアイテムは『とんかつ』であるはずです。然るにここ何年か、『とんかつ』以外の揚げ物メニューが徐々に増えているのです(吉野家で牛丼以外のメニューが増えているのと同じ流れかと思いますが…)。

まず、入店してカウンターに着席すると、目の前に『グランドメニュー』があります。
一般的なチェーン店では、年間で使える『グランドメニュー』がどんと置かれていて、『期間限定メニュー』は差し込みテーブルテント等で訴求されているのをよく見掛けますが、かつやの場合は『期間限定メニュー』が変わる度に『グランドメニュー』ごと作り直しています。
見開き裏表で6ページの1枚モノではありますが、この厚紙カラー印刷の『グランドメニュー』を全国約700店舗に配布するのは、かなりのコストとなるはずです。

左上に、まさかのから揚げ定食!

その『グランドメニュー』をさっと開くと、現在はまず左上に『から揚げ定食』が陣取っています。
グランドメニュー』では、スーパーのチラシと同様にそのレイアウトは綿密に計算されているはずですので、恐らく左上にイチ押しメニューを置くと想定されます。
人間の視線はZ型、即ち左上から右上に、そして左下から右下に移動しますので、メニューもチラシも左上に重点アイテムを配置するわけです(ヨコ書きの場合)。
とんかつ かつや』でありながら、イチ押しは『鶏から』だと宣言しているかのようです。

さらに注目すべきは『期間限定メニュー』ですね。
従来は『王道ロースカツ定食』や『牛丼カツ丼』、『カレーうどんカツ丼』等、あくまでカツ丼の延長戦上であったものが、時々『プルコギメンチカツ』や『全部乗せカツ丼』等を挟みながら、『タルタルチキンカツ』・『オムチーズチキンカツ』・『チキンカツ&カレーうどん』とチキン系が増えていきます。直近で言えば、先週迄が『胡麻坦坦チキンカツ』で今週からは『デミチキンカツ』となっているのです。
もともと『かつや』は、新潟県三条市でホームセンターを展開するアークランドサカモトが良質で安価な豚肉の供給元を確保して始めたビジネスではありますが、どうやらここ何年かで鶏肉のルートも確保したということでしょう。


ただ気になるのが、『から揚げ』はどうなの?という点。
フライものであれば、トンカツであれチキンカツであれ、またグランドメニューにも定番としてあるミンチカツ・海老フライでも、揚げ温度と揚げ時間さえマニュアル通りやればなんとかなるでしょう。パン粉は共通のはず。
ところが鶏から揚げは、まず衣が違 う(笑)
フライヤーは同じなのか? 同じなら、揚げ温度や揚げカスの処理、香り移りはどうしてるのか?
素人には不安なことばかりです(苦笑)


世間では『から揚げ屋』が雨後の竹の子の如く増殖してますね。
一世を風靡した?タピオカ屋の撤退物件の大半がから揚げ屋に業態変更したのでは?という声もあります。不思議なことに、殆どの店が『から揚げコンテスト優勝!』の旗を掲げています(笑)
それだけ、鶏から揚げ店は参入が容易かつ採算も読みやすいということなのでしょう。

主旨が行方不明になりかけていますね。
結論としては、かつやのメニューがどう変化しようと私は『ダブルロースカツ定食』か『カツ丼(松)』を注文し続けます。100円割引券が配られ続ける限り!

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