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自己紹介Ⅰ/ 新社会人編

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24歳から27歳までの出来事をまとめています。 大学4年生から新社会人になっての苦悩について書いています。 誰かの参考になれば幸いです。
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2020年5月の記事一覧

自分のやりたいこと⑦ - 起業準備編

前回の記事はこちら(死の谷編) NPOの組織体制変更後、少しずつ事業は進み始めていた。 武道館のコンテストから半年が経った社会人3年目の夏。 ワタミから2,000万円の件について、そろそろ話を詰めたいと連絡があった。 僕は有給休暇をもらって普段はしないネクタイを着けて、ワタミの本社に向かった。 到着すると役員会議室に案内された。 しばらくして先方の役員が現れた。 はじめに教来石から新しい会社の事業はまだ決めれていないということを伝えた。 役員「これだけ待たせておい

自分のやりたいこと⑥ - 死の谷編

前回の記事はこちら(NPO入門編) NPOの話の続き。 賞金2,000万円もらえるコンテストで優勝した我々。 これで貧乏NPOから脱出できる。映画をたくさん届けられる。 と喜んでいた矢先、 ミーティングで教来石から驚くべきことが伝えられた。 優勝後に、教来石はコンテストの事務局から、 「2,000万円は賞金ではなく、出資か融資ですよ」 と言われたというのだ。 武道館では「2,000万円獲得です!」と表彰されていたが、 募集要項を見ると、確かに最大2,000万円

自分のやりたいこと⑤ - NPO入門編

前回の記事はこちら(未知との遭遇編) 話は少し前に戻る。 2014年12月、社会人2年目の冬。 僕が経営企画に異動してしばらく経った時だ。 僕は京橋のナチュラルローソンにいた。 キョウライセキが代表を務めるNPOのミーティングに参加するためだ。 事前にネットで調べるとキョウライセキは教来石小織(きょうらいせき さおり)というらしいことがわかった。 教来石は映画が好きで映画監督を目指していたが、挫折して諦めて派遣社員をしていたらしい。そこから離婚や病気などいろいろ