やっちまったかもしれない…… & 不思議なバイン!

 「モテたいです! どうしたらいいですか?」という質問に、叶恭子さんがお答えになったそうです。

叶恭子:モテる場所へお行きになってはいかがでしょう。

モテというのは個人の資質ではなく、「場所」なのでしょうか? たしかに男性が100人いる孤島へ行けば、私もモテる気がする……。

私は福岡県という場所では、穏健派でした。派手な成人式で有名な北九州のすぐ横に住んでいたので、周囲はヤンキーばかりでした。ヤンキーはキレやすく、すぐ暴れるから怖いです(;^ω^)

ところが滋賀県という場所へ引っ越してみると、私よりもっと穏やかな方がたくさんいました! 私の知るかぎり滋賀県の方は、モメるのを避ける。モメるくらいなら、自分の言いたいことを我慢する方が多い!! なんて奥ゆかしい!!

昨日は仕事へ行きました。スタッフは全員が滋賀県の方です。皆さんとっても穏やかです。そして私はキンチョーしていました。日曜日は仕事が多いのです!! レジの他にたくさん仕事がある!! ちゃんとできるのだろうか!?

時間に余裕を作るため、前倒しでテキパキと仕事をします。上司(男性・50代)とAさん(女性・20代)が事務室へ入ってゆくのが見えました。そしてドアを閉めたまま、出てこない。私は閉所恐怖症なので、せまい事務室は苦手です。ドアを閉めるなんて考えられない! よくあんな狭い場所に二人でいられるなぁ~! っていうか、楽しそうな笑い声が聞こえてくるけど、それって仕事なの?? ゲスの勘ぐりだけど、仕事じゃないのでは??

なんて言っているヒマはないので、お店の中をドタバタ走り回ります。すると社員さんが「上司がどこにいるか知りませんか?」そう聞かれた。

ソウ:たぶん事務所だと思います!

あれからずいぶんと時間がたっているが、まだ二人で話してるんだろうか?? あぁ、ハサミを忘れてた! 取りに行かなきゃ! 倉庫へ行くと、上司とAさんは事務所からは出てきたものの、まだ外で立ち話をしていました。すごく楽しそう♪ たまには雑談もしたいよね? わかります!

ヘンだと思ったのは、30分を過ぎた頃です。Aさんと交替して帰宅するはずのBさんがずっとレジにいる……。会社は残業をさせない方針なので、すごく珍しい。上司とAさんが楽しくお話しているから、Bさんは帰れないらしい……。

ソウ:Bさん、もし良かったら交替しましょうか? この後にご予定があるでしょう? 急に残業を言われたのでは?
B :上司に残業を言われたので、上司の指示に従います。
ソウ:Bさんがお困りでないなら……。
B :お気遣い、ありがとうございます(^▽^)

まぁ、わたしの知ったこっちゃナイんだけど、上司が雑談するために残業させられたら、私ならキレるなぁ……。 

そう思っていたら、Aさんが来ました。これでBさんは帰ることができる。良かった、良かった♪

それからバタバタしていると、あっという間に「おさんぽ」の時間になりました! おさんぽというのはレジの方がおさんぽ(トイレ)へ行くために、私が一時的にレジへ入る仕事です。自分の仕事がたくさんあるから、できれば早く終わらせたい!!

ソウ:Aさん、おさんぽどうぞ!
A :ありがとうございます(^▽^)/

おさんぽの時間は、一人あたり2~3分です。売り場全員のおさんぽをしないといけないから、けっこう時間がかかる! 早く戻って来て!!

でもAさんは戻ってこない……。イヤな予感がする……。以前からウワサで聞いていたのです。Aさんはおさんぽの途中で上司と雑談をするから、時間がかかるらしい……。少しくらいの雑談なら気晴らしにいいかもしらんが、長すぎんか?? 

10分経過した時点であきらめました。私はAさんのレジを出て、Cさんのレジへ行きます。

ソウ:Cさん、おさんぽどうぞ。
C :あら!? Aさんがまだ戻ってないけど!?
ソウ:すでに10分経過しています。そのうちお戻りでしょうから、Cさんも行ってください。
C :もしかして、体調不良かしら?

ごめんなさい! その優しい発想はありませんでした! 言われてみれば、確かに! ご気分が悪くて戻ってこれないのかも!! ゲスの勘ぐりをした私が間違っていました! ごめんなさい!!

ソウ:途中でAさんが倒れてないか、探しながら行ってください! そしてご気分が悪いようなら、助けてあげてください!
C :わかったわ!

するとすぐに慌てた上司が来た。

上司:ソウさん、レジは僕が交替しますから、他の方のおさんぽを進めてください!
ソウ:Aさんは大丈夫ですか!? 戻っていらっしゃらないから、体調不良で倒れているんじゃないかってCさんと心配していたんです!
上司:……ちょっと、おなかが痛いそうです(;^ω^) いま、トイレへ行っています(;^ω^)

この瞬間、上司がウソをついているとわかりました。Aさんはおなかが痛いなら先にトイレへ行くはず。ずっと上司としゃべっていたから、トイレへ行く時間がなかった。だからCさんが探しに来て、あわててトイレへ行った。そしてAさんの代わりに上司が走ってきた。…………上司は悪いコトしてたって、自覚がちゃんとあるんだ……。無自覚なら、フォローもウソも必要ないもん……。あぁ、しょーもない……(涙)。

上司:Aさんが戻ってくるまで僕が代わりますから、ソウさんは次の人の所へ行ってください!

上司の命令だから行くよ……。行くけどさ、今はCさんがおさんぽ中なんですよ……。トイレ、一か所しかないから、次の方は行けないんですよ……。それに気づかないなんて、どんだけ慌ててんねん……。バカなの??

ソウ:Dさん、おさんぽどうぞ。って言っても、今はCさんが行ってるから、行けないんです。ゆえに私も他の仕事ができないのです。
D :なんで上司がレジにいるの? ヘンでしょ??
ソウ:Aさんがおさんぽから10分帰ってこなくて……そしたら上司が代理で来て……。
D :また!? いつもAさんはおさんぽ中に上司としゃべって、帰ってこないのよ! みんな困ってるのよ!!
ソウ:だからCさんに探しに行ってもらいました。
D :ええええええ!? そんなことしたの!? アハハハハハ!!!!
ソウ:なんで笑うんですか!? 
D :だってみんな二人が雑談してるのは知ってるし困ってたけど、知らん顔してたのよ!
ソウ:知らん顔してたら困るじゃないですか!?
D :困るけど、黙ってたのよ! それなのに、ソウさんったら!!!!! アハハハハ!! 最高!!

どうやら皆さん、事情を知りつつガマンしていたらしい……。それなのに私が捜索隊を派遣したので、ビックリしたらしい……。

(つづく……)


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すみません!

仕事へ行ってきます!

続きはまた今後!!

どうぞ良い一日をお過ごしください(^▽^)/



サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪