【実話】まさかの新作! アホみたいな理由 & 巻き込まれシリーズ! トラブルはネタにしてやる!!

 アホなわたしがアホな理由で体調を崩す「アホみたいなシリーズ」でございます! 第1弾は「アホみたいな理由(毎日バランスボールに乗って血圧を測定していた)で血圧が爆上がり!」でした。そして第2弾「アホみたいな理由(おなかがすいた)で不眠症!」をお送りして、もうシリーズは終わったはず……でした。それなのに、まさかの第3弾です! 私はどんだけアホなんだ!?

第3弾は、「アホみたいな理由で痔になった」です……(涙)。

てっきりストレスが原因だと思っていました! でもストレスだけじゃなかった!! だがしかし、ストレスだってハンパなかったです!

人生で最悪のビンボー生活を送りながら本を書き上げ校正作業に入ったところトラブルが続出、もう我慢ならんと思ったのは勝手に原稿を書き替えられたことで激怒したわたしは著作権を放棄するから後は勝手にしやがれとブチ切れたため担当様が交替するハメになるのと同時進行でバイト先の上司が代わったせいで真っ白だったホワイト職場が最悪のブラック職場になり、ここでもブチ切れた私が上司の上司に直訴するも改善は見られず病気の治療のため毎月打っていた注射の副作用と相まって血圧は180代にハネ上がり、本当に血管が切れそうな時にストーカー被害に遭って警察のお世話になりつつ少しでも収入を増やすために登録販売者の資格試験のお勉強をするという……。そしてやっと出た本のお礼をたくさんの皆さまへお伝えするため日々奔走していた矢先に、生まれて初めて痔になりました……(涙)。

門が(どこの門かはお察しください)……門がイタイ……。門がイタイと日々の疲れは倍増します……。でもビンボーなので、お薬を買えない。どれくらいビンボーかと申しますと、安いという理由だけで普段は食べないキムチを何度も買って、それをおかずに日々をしのぐという崖っぷちの生活を送っていました。私は辛いものがニガテなので、キムチは食べられないのです。でもこのキムチはお安いし辛くてご飯が進むから、つい買ってしまう……。

そうこうするうちにフルタイムの仕事が決まり、お給料は爆上がりすることになりました! 今まで毎月赤字(←マジです)だったのが、黒字になりそう! そして少しだけ貯金もできるようになるはず! もうお金の心配はしなくていい! ビンボーとおさらばして一番に買ったのは痔のお薬です(;^ω^) いわゆる「座薬」というヤツ。門(←どこの門かはご想像におまかせします☆)に挿入するお薬です。

今まで「出す」だけだった門に、生まれて初めて「入れる」という作業をしました。スルリと入って、すぐ効いた! 門が痛くない! 素晴らしい! ところが薬の効果が切れると、またイタイ……(涙)。もしこのまま治らなかったら、どうしよう!? 悶々としながら日々を過ごします。どうして治らないんだろう? 常にイタイので痔の悩みが頭から離れません。お食事中も「このままずっと痔持ちの人生なんだろうか?」そう悩みながら食べるので、上の空で食事の味がしない。けれども味を感じないのは、別の意味でラッキーでした。ニガテな辛い味を感じなくて済むからです。辛いキムチを食べながら、悶々と肛門(←あ、書いてしまった!)のコトを考えます。このキムチ、なかなか減らないよなぁ……。ずっとキムチばっか食べてるよなぁ……。それにしても、辛いなぁ……(涙)。

察しの良い方なら、ずっと前にお気づきになったと思います。けれども私はアホなのでずっと気づきませんでした。



痔の原因は辛いキムチだよ!! 食べ慣れない刺激物のせいで痔になったんだよ! そしてずっと食べてるから、治らないんだよ!!


ぜんぜん気づかず、ずうっと食べていました……。そりゃあ、治らないワケだ! 食べ始めてから1か月以上たって、やっと昨日、気づきました……(涙)。どんだけアホなんだよ……(涙)。

ビンボーじゃなくなってお安いキムチを食べなくてよくなったので、たぶん痔は治ると思います。まだ少しイタイですが(;^ω^) そして先日ヤケドした乳首は、治りかけで今はかゆいです(;^ω^) 

そんな私が職場のトラブルに巻き込まれたと、昨日の記事に書きました。とんだとばっちりのもらい事故です! 私、なんにも悪いコトしてないのに巻き込まれた!!

まるで私が言いつけたみたいじゃん! 私、なんにも言ってないのに! いくら私は悪くないといっても、同じ職場でその方たちと顔を合わせるのは気まずい! 昨日はめっちゃ疲れました! まだ門もイタイし!!

やっと仕事が終わってクタクタで自転車をこいでいると、暗い道の前方からピカピカする光が近づいてきてギョッとしました! 人通りゼロのこの道で誰かとすれ違うなんてありえない! まさか人外!? 妖怪とか!?

ビビりながら近づくと、人間のおじいさんがピカピカ光るライトを巻き付けた杖をついて歩いてきました。時間はとんでもない深夜ですけれど、生きている人間とわかってほっとします。杖はついているものの元気に歩いているからお散歩かしら? でも午前0時におさんぽなんて、するかしら?? でも私には関係ないし、早くおうちに帰りたい! 無言ですれ違おうとすると、おじいさんに声をかけられました。

おじ:あの~、すみません!

仕方ないので自転車を止めます。さっさと終わらせて帰るぜ!!

ソウ:どうなさいました?
おじ:〇〇銀行の〇〇支店はどこですか?

イヤな予感がする……。

ソウ:この道を……で……を曲がって……で……です(←遠いし、わかりにくい場所にある)。
おじ:……そうですか……わかりました(←ぜんぜんわかってない感じ)。
ソウ:こんな時間に、どうなさいました?
おじ:…………。
ソウ:夜中に銀行は開いていません。なぜお出かけになるのですか?
おじ:……そこまで行けば、自宅の道が見つかると思うのです……。
ソウ:ご自宅の場所がわからないのですか?
おじ:……はい。でも銀行まで行けば、わかります。

オーマイガッアアアアアアアアア!!!!!! トラブル襲来!!!! なんでこうなるかなぁ~!? 早く帰ってご飯を食べたいしお風呂に入りたいし、私はクタクタなんだよおおおおおおお!!!!!!!! 

おじいさんにわからないよう小さなため息をついた私は、方向を変えて歩きはじめました。

ソウ:少し距離がありますし、わかりにくいですからご案内します。いっしょに行きましょう。
おじ:いいんですか!? 助かります!! 

道を歩きながら聞き取りをします。

ソウ:ご自宅の住所はわかりますか?
おじ:…………。
ソウ:おわかりになりませんか?
おじ:……最近引っ越してきたので……。
ソウ:おうちの近くに何がありますか?
おじ:警察署があります。

なんてこったい! 今から行く銀行も遠いが、警察署はもっと遠いんだよ!! 

ソウ:今日はもう遅いですから、おまわりさんにパトカーで送ってもらいましょうか?(;^ω^)
おじ:ダメです! 銀行まで行けば道はわかるんです!
ソウ:パトカーなら、すぐですよ?
おじ:いけません!
ソウ:ご家族に迎えに来てもらっては?
おじ:……一人暮らしなんです。

アレコレ聞いてみると、どうやら滋賀県に引っ越してきたばかりらしい。そして明日、市内の別のアパートへ引っ越すので、夕方の5時頃に住んでいるアパートを出て、引っ越し先を見に行ったらしい。そして帰り道がわからなくなって、7時間ほどウロウロしているらしい……。

ウソくせぇ……。聞かれたから言い訳しているだけで、引っ越してきたばかりとか、明日引っ越すとかウソじゃなかろうか? 実はご家族と同居しているが警察のお世話になると家族に叱られるから、ウソをついているような気がする……。でも警察のお世話になるのはすごくイヤみたいだし、銀行へ行けば帰ることができるとおっしゃっているから、銀行までご案内しよう。私が求められているのは案内だけだから、あとは知らん。

しばらく歩くと銀行に到着しました。

ソウ:到着しました。帰り道は、おわかりになりますか?
おじ:……(不安そうな顔)……わかると思います。ありがとうございました!
ソウ:本当におわかりになります? 今からおまわりさんにお願いして、送ってもらったほうが良いと思いますよ?
おじ:大丈夫です! ありがとうございました! 

信号を渡る私を見送ってくださるおじいさんは、何度もなんども頭を下げてくださいました。そしてずっと見送ってくださっています。信号を渡り終えてもずっと見送ってくださるおじいさんに手を振って、私は建物の陰に隠れました。

ダッシュでスマホを取り出して110番通報します! やっぱり気になる! このままじゃ心配で眠れない!!

緊迫した男性警察官の声が聞こえます。

警察:事件ですか!? 事故ですか!?
ソウ:事件じゃないし、事故でもないです! それから私はストーカー被害で警察のお世話になっていますが、ストーカー被害じゃないです! ご安心ください! 私は無事です!! 他の方のことです!
警察:ほっとしました! どうされました~?

警察官の声が一気に優しくなります(涙)。ありがとうございます(涙)。本気で心配してくださっていたのでしょう(涙)。
ストーカー被害に遭って警察に被害登録をしているため、私のスマホから110番すると、最寄りのパトカーがスマホ目がけてパトラン回して急行してくださるのです。このためストーカー被害じゃない110番通報は、何より先に事件じゃないと言ってくださいと言われていました。事件じゃないです! でも事件かもしれません!! ここまで書いて気づきましたけれど、わたし、どんだけトラブル体質なんだ!? トラブルに巻き込まれる頻度がすごいぞ!!

説明をすると警察官の声が暗くなりました。

警察:7時間も……たしかに心配ですね……。
ソウ:どうしたらいいですか!?
警察:その方はいまは??
ソウ:一本道をまっすぐ歩いて行ったので、まだ追いかけられると思います!
警察:とりあえずパトカーに行かせます。
ソウ:それなら私はおじいさんを追いかけて、つかまえておきます!
警察:それは助かります!!

電話を切ってダッシュでチャリをこぎます! ありえない速度で走るから門が痛いが、今はそれどころじゃないんだ! おじいさんをつかまえて、無事におうちへ帰ってもらうんだ!!

結論から申し上げますと、このおじいさん、見つかりませんでした……。一本道で忽然と姿を消してしまって、見つけられなかったのです。田舎とはいえ町中なので、水路に落ちたとかはありません。そこはご安心ください。一本道とはいうものの建物はたくさんあるので、どこかへ迷い込んだのかも……しれません。ほんの数分の間に、そんなに遠くまで歩けるとは思えないのですが見つけられませんでした……。

パトカーと合流するまで何度も道をダッシュしておじいさんを探しましたけれど、見つかりませんでした。おまわりさんに何度も「お名前は聞いていませんか?」そう聞かれたので、お名前さえ聞いておけばすぐ解決できたようです。聞いていなくて、すみません(涙)。

そしておじいさんから聞いたお話や人相などをお伝えして、後はおまわりさんが近辺を探してくださるということになったので、私は帰宅しました。つ……つかれた……(涙)。

こうしてトラブル続きの一日は終わりました……。巻き込まれるにも、ほどがある…………(涙)。






サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪