わたしが嫌っている二人について。

 大事な講習会に大遅刻したソウ マチです☆ 

 昨日の記事に「わたしの仕事(作家)を知りたい方たちに囲まれて終日過ごす。仕事がバレないか心配!」そう書いていたまさにその時、すでに講習は始まっていたのでした! しかもその講習、もう4回目なのです! それなのに時間をカン違いして1時間も遅刻した! なんで!?(←バカだから)
 自分の遅刻に気づかず「ちょっと早く来ちゃったかしら?」そう言いながらのんびり部屋へ入ると、すでに講習が始まっていた! 10人ほどの受講者が振り返ってわたしを見る! あわてて席につくと、同僚のAさんとBさん(いずれも40代の女性)が何とも言えない顔でわたしを見つめる。

ソウ:え!? なんでもう始まってるんですか!? なんで!?
A :……。
B :……どこから説明すればいいかしら?(←怒っている)
ソウ:もしかしてわたし、時間を間違えました!?
AB:(もう4回目なのに、どうやったら時間を間違えるの?(怒))
ソウ:間違えたのですね!? すみません!
A :ソウさんは一人暮らしだし……。
B :大酒飲みだから……。
A :部屋で倒れてるんじゃないかと……。
B :心配してたのよ!(怒)
A :ラインの交換もしてないし。
B :電話番号も知らないし。
AB:なにかあったんじゃないかって心配してたんだからね!?(怒)
ソウ:ごめんなさい~!! 

謝りたおします。またやってしまった! 時間や日にちはすごくニガテなのです! 興味がないからおぼえられない! 心配かけてごめんなさい!! せめてものお詫びに、今日もし仕事を聞かれたら作家だと正直に言おう! 秘密にしたかったけど、ちゃんと自白します!

講習を終えて昼休憩に入りました。いつも雑談しながらご飯を食べるから、きっと仕事を聞かれるにちがいない。うぅ、作家とわかると態度の変わる方もいるんだよな……(涙)。よそよそしくされたら、やだなぁ……(涙)。

A :ソウさん、ちょっと聞きたいんですけど……。
ソウ:(キタ━(゚∀゚)━!)な、なんでしょう!?
A :ソウさんって…………、








ソウさんって、黒上司と白上司で態度ちがいます?
ソウ:ほえ? (なんの話だ??)
A :わたし、黒上司と白上司で態度が変わる自分がイヤなんです。
ソウ:もう少し詳しくお聞かせくださいますか?

そこから始まったのは、黒上司に対する怒涛の不満でした! ひょえええ! わたしも黒上司から色々やられていますがレベルが違う! わたしは黒上司に対してブチ切れて文句を言ったことがあるので、黒上司はわたしに一目置いているらしい。しかし温厚なAさんに対してはやりたい放題! 言いがかり、八つ当たり、あてつけのみならず明らかなパワハラ!! 完全にアウト! 仕事のやり方を聞いても教えない、間違えると責める、黒上司の仕事を押しつける! 完全にアウトです! 

A :黒上司の仕事でも、やれと言われたらやりますけど……。
ソウ:(やったらアカン! 問題が起こったらバイトじゃ責任取れません!)
A :でもやり方を教えてもらえないから、ちゃんとできませんし……。
ソウ:(わたしならキッパリ断る! そして黒上司をゴン詰めする!)
A :イヤな上司のことをずっと考えてしまう自分のこともイヤになるし……。
ソウ:(わかります! 一周まわって黒上司のことを愛してるのかな?って思っちゃう!)

そこからはAさん、Bさん、わたしで黒上司にやられた被害の報告会です! あんなコトもこんなコトもやられたけど、わたしは被害が少なかったんだ! 知らなかった! キレて良かった! 

A :どうしたらいいと思います?
ソウ:今まで穏便にやり過ごしてきた結果、やられ放題なのでしょう?
A :えぇ……。
ソウ:今後も同じ態度だったら、同じ状態が続くと思います。
A :…………そうですね。
ソウ:残念な状態が続くより、他の態度をしてみてはいかがでしょう?
A :どういうことですか?
ソウ:なめられないよう強い態度に出ては? 言い返すとか文句を言うとか。
A :……関わりたくないんですよね……。

滋賀県の方は温厚で、揉め事を避ける方が多いです。揉めるくらいなら自分の意見を引っ込めて丸くおさめる。わたしはヤンキーの特産地である北九州から来たので、自分を曲げるくらいなら暴れたい。でも滋賀県の方はちがうらしい……。それにわたしは言語化するのが得意です。法律や社内ルールを論拠にして、理路整然と黒上司を追い詰めることができる。でもAさんはそういうのがニガテみたいだし、優しいから黒上司を責めたくないらしい。

ソウ:それならせめて、Aさんがすごく嫌な気分になっていると表明してはどうですか?
A :どうやって?
ソウ:カンタンですよ♪♪
A :どうしたらいいんですか?
B :どうするの?

興味津々で答えを待つお二人。

ソウ:すごくカンタンですよ……。









怖い顔でチッ!って舌打ちすればいいだけです!
A :きゃははははは!!ww ムリ!!ww できない!!ww
B :舌打ちなんて、したことないわ!wwww できないわよ!ww

まぁ、そうでしょうね(苦笑)。舌打ちって意外とハードル高いですよね(苦笑)。でもわたしはするけど。やっちゃダメな場面でも舌打ちして、その場の空気を凍らせるけど(;^ω^)

A :あはははは!ww 大笑いしたら気持ちが軽くなりました。ww
B :ソウさんたら、ほんとにもう!ww

皆さんお優しいから、そこにつけこまれているのです。でもお優しい皆さんを尊敬しているし大好きなので、わたしのやり方をマネするよう勧めるのは違うと思う。そして少しでも笑ってほしい。何もできませんけれど楽しい気持ちになってもらえるよう、そこは頑張ります!!

A :そういえばソウさん、今日はどうして遅刻したんですか?
B :仕事でもしてたの? なんの仕事してるの??

しまった! キタ━(゚∀゚)━!! どうしよう!? 自白するつもりだったけど、やっぱり言いたくない!! アワアワしていると別の部屋で受講しているCさん(30代・女性)が部屋に入ってきた。

C :なんの話をしてるんですか~?(^▽^)
A :ソウさんの…………。
ソウ:あわわ! ちょうど黒上司の話をしていたのですよ!

笑顔だったCさんの顔が険しい顔になった!

C :聞いてくださいよ! 上司ったら……!!

そして始まる怒涛の不満! めっちゃ溜まってるらしい……!! 気づけば休憩時間は終わりに近づき、あわてて講習会を再開したのでした。良かった(涙)。黒上司のおかげで命びろいした! 黒上司さま、ありがとうございます!! 今まで文句を言ってすみませんでした! あなたの問題行動のおかげで話をそらすことができました! 感謝しております! あなたの問題行動が役に立ちました! でも今後も文句は言います! だって理不尽だから!! そしていつか直接対決になったら、思いの限りを力いっぱいぶつけます! でも今日はありがとう!!

長い一日がやっと終わり、ヘロヘロで帰宅します。今日は黒上司のおかげで命びろいしたなぁ~! 黒上司の黒い行動に感謝する日が来るなんて、思ってもみなかったよぉ~! 生きてると色々あるもんだ! げ! ゴミ集積所におじさんがいる!(←わたしはこのおじさんが大キライ) またイヤなコトを言われないよう、急いで通りすぎよう! 悪質なゴミを捨てるのは外国人に決まってるなんて言いがかりは聞きたくない! それにわたしは真面目に分別して捨てていますから、わたしに言っても無駄だから! 無駄な時間を浪費するくらいなら、口じゃなくて手を動かして集積所をキレイにすればいいじゃん! 何もしないならすっこんでろ!! 猛スピードでゴミ集積所を通りすぎる瞬間、チラリとおじさんを見た。え? ウソでしょ!?
信じられない!! わたしが見た光景は……、


黙々と集積所を掃除するおじさんでした!! 今までグチグチ言うだけで行動しなかったおじさんが、黙って行動している!! そしてキレイにしてくださっている!! なんてこと!! 初めて見た!!

黒上司もおじさんも、悪い人じゃないのかもしれない……。たまたま悪い一面が目立つだけで、良いところをたくさん持っているのかもしれない。温かい気持ちでちゃんと上司やおじさんを見つめたら、素晴らしいところがたくさん見つかるかもしれない。そして彼らを尊敬したり、好きになったりするかもしれない。悪い人なんて、この世に一人もいないのかもしれない……。

…………(珍しく深くふかく考え込んでいる)…………。




でもやっぱムリ!! ムリなものはムリです!! 









 

サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪