ボカロ10選（2018年5月）

今月の特に好きな10曲を選んだので紹介･感想を書いていきます。

※僕は音楽初心者ですので、てんで的はずれなことを書くこともあります。その辺はどうか目を瞑るかコメントで教えてください。すぐ訂正します。

1.ガランド ft.初音ミク

ピコンさんのR＆Bです

この重いような軽いようなふわふわした雰囲気の伴奏がたまらない...。まさに、気楽に行こうぜ！って言われてるような感じがします。

まず導入が良すぎる...！何とも言えない高さの電子音にいきなり持ってかれました。

そしてなんといっても時々入ってくるギターが最高で、嫌でも耳に残ります。エモすぎる。何回でも聞きたくなります。

あとは、単純に作詞作曲が良すぎますよね...。

浮浪人についての歌詞だと思いますが、何かしら失敗をして、為す術がなく自分を殺して死んだ魚のように暮らすしかない。そんな感じですかね。
歌詞の中には、
「ボビデバビデンベッデボン」(本人曰く魔人ブウのチョコになっちゃえ！のニュアンスだそうです) とか
「洗剤食らって睫毛乾く」
とか、ちょっとよくわからないけどなんか中毒性がある歌詞もある、本当に個性的でセンス溢れる歌詞です...。

また、ラップ調の二人のデュエットも、ものすごくかっこいいです。

最後にPVの良さです。ピコンさん動画も作れるなんてすごい...！この独特な雰囲気のPVが、この曲をより一層良いものにしてると思います。

2.【AZUKI】付和雷同【オリジナル曲】

Osanziさんのフューチャーハウスです

ほぼラーメンタイマーと少し短いけど、音が好きすぎるので10選に入れました。

キックが素晴らしく響いている...。
そして、これぞボカロハウスというような鋭い電子音。最高です。

ダイナミックな展開も素晴らしくて、サビ前盛り上がってからのサビの何とも言えない高揚感がたまらないです。

また、サビのAZUKIの調教がまた最高 of 最高で、歌だけじゃなく、こうやって曲の一部になれることもボカロの魅力のひとつだと思います。

作詞は、四字熟語の題名
付和雷同(自分の意見がなく、他人の意見にすぐ賛同すること)
に基づいた歌詞です、もう、なんか、良いよね...センスが...

3.廃園遊戯 / 初音ミク

メレルさんの王道VOCAROCKです

めちゃくちゃかっこいい。ギターもベースもドラムもアレンジも、全部やばい。でもベースが特に変態。イントロからかっけええええってなって即マイリスしました。

女性が「貴方」と別れ一人きりなのを廃園と例えた歌詞だと解釈してます。いや、世界観が素晴らしい...！
「空の頭に隙間ないみたいだ」は、
「好(す)きまない」→「好(この)まない」
って意味が二重にかかっていますね...！
すごく凝られている歌詞で、一つ一つの言い回しが聞いていて楽しいです。

PVから何から全部メレルさんです、 絵がうますぎる。ほんとハイスペックすぎます。個人的にこういう鉛筆で描いたアナログ調なPV大好きなんですよね...。

ミクの調教も上手くて、伴奏に全然負けてないです。
「未解決なんだ 笑わないで」の「笑わないで」と、「聞かせて欲しいよ 捻らないで」の「捻らないで」のとこの、こぶしきいたミクがめちゃくちゃ好きです。

4.命の優劣 / 初音ミク

やながみゆきさんのトロピカルハウスです

僕自身、トロピカルハウスというものを初めて知ったんですが
南国のようなEDMでありながら、どこか癒される音楽だそうです。確かにこの曲にはどこか温かみを感じます。

本人はTwitterで、
「シンフォニックなトロピカルハウスです」
と書いているし、この曲は少し交響曲っぽさのあるトロピカルハウスですね。踊るというより聴き入る感じ。

全体的に響きのある音で、ハウス感が本当に心地良いです...。僕が一番好きなのはサビ前の0:52〜サビのメロです...。めちゃくちゃ良い...好きです

そして、このサビだけでまるで世界一周した感じというか、壮大感が素晴らしいです。オケだけでも十分すぎる満足感です...！

歌詞も良くて、まさに命の優劣について述べている歌詞です。どこでだって命の優劣はある、スタート地点が違えばその分差も生まれる。それでもみんなで明日を迎えたい。
そんな歌詞です。

見えない何かを抱きかかえるこの女の子のイラストも、この歌詞を一枚絵でちゃんと表現してるピッタリのイラストだと思います。

やながみゆきさん初見でしたが、マイリス巡回してめちゃくちゃ好きになりました。これからも新曲楽しみです

5.IA - Ever

Guianoさんのピアノバラードです

アレンジが天才的です。歌やコーラスがめちゃくちゃ映えていて、世界観がすごく伝わってきます。

1番サビまで低音のみで、そこからラスサビにかけてピアノ高音、シンセと追加されているんですが、世界が終わる瞬間までの「僕」の感情の高ぶりがすごく表されていて...エモい......。

三拍子のピアノがものすごく綺麗で心地良いです。特に1番サビ後のピアノが好きです。

二人で手を繋いでいるイラストから、ここは二人離れて暮らしていたけど、「僕」が世界が終わると知って「君」に逢いに走り出しているところだと解釈しました。早く「君」に逢いたいという焦り、高揚感を感じられるここのピアノが好きです。

そしてCメロ。最高としか言いようがない。「僕」の気持ちが最高潮に達した場面で、まさに地球最後の告白という感じで、めちゃくちゃ感動します...。IAの歌声が良すぎる...

歌詞は、シンプルでストレートゆえに心に響く歌詞だと思います。同じ言葉を繰り返すことで、「僕」がどれだけ「君」を愛しているのかが伝わってきます...。

IAの調教ですが、幼気さ、無感情さがすごく合っていると思います。僕の気持ちを代弁している感じで、好きです。

まるで映画の中盤からラストシーンのような曲だと思いました。

めちゃくちゃ長くなってしまったのに、ここまで読んでくれて本当にありがとうございます

今回はこの5曲までにしたいと思います、本当にめちゃくちゃ悩んで決めた10選なので言いたいことが多く、上手くまとめられなくて申し訳ありませんでした...。残り5曲はちょっと待っててください...、頑張って書きます。

#vocanote #VOCALOID