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初心者は黙ってインデックス投資!その理由は?


投資家として、とてもとてもとても有名なバフェットですら、長期にわたり市場に勝ち続けたことはないと言われています。

また、投資は、情報が溢れ多くの機関投資家や頭がキレッキレの人たちが参入する中で、個人が小手先だけで勝つのは難しい、相手のミス待ちの「敗者のゲーム」となっています。

では、投資初心者はどうすれば良いか? 


それは、インデックスファンドを通して市場全体に投資することです。

今回ご紹介するチャールズ・エリスさんの本、「敗者のゲーム」ではその根拠が丁寧に書かれています。

また、本の後半には資産家向けの提言や、運用機関との付き合い方なども記載されており、
投資初心者だけでなく上級者の方でも楽しめるようになっていますので、繰り返し読んでも面白ろそうです^ ^


今回は、なぜインデックスファンドを選ぶべきか?
インデックスファンドのメリットは何か?ということを、書きたいと思います。



インデックスファンドとは

ある指標(インデックス)と同じ値動きを目指した運用を行う投資信託のことを指します。

1975年にバンガード・グループのジョンボーグルによって設立されたのが起源です。

実は・・・意外にも、長期でみるとアクティブファンド(投資家が株などの構成を選び運用する投資信託)よりも投資成績が良いのです。

インデックスファンドのメリットは後ほど。



なぜインデックスファンドにすべきか?

全投資信託の大半は市場平均か、それを下回った。50年間で、常に市場平均を2%以上上回るリターンを確保した投資信託は、全体のわずか2%にすぎない (敗者のゲーム 本文より引用)

なぜ市場と連動するインデックスファンドにすべきか?

それは、50年間で市場平均を上回るリターンを確保した投資信託が、全体のわずか2%に過ぎず、
この2%の可能性に賭けることはギャンブルとも言えるためです。

また、個別株を買う場合や、アクティブファンドに投資する場合、そこにはたくさんの機関投資家や頭の良い人たちが存在し、彼らのミスを待つしかない「敗者のゲーム※」なのです。

※科学者のサイモン・ラモによると、テニスなどのスポーツにおけるプロとアマチュアを例に、プロは”勝つため”に行うプレーで勝負を決める「勝者のゲーム」である一方、アマチュアでは、相手のミスによって勝負が決まる「敗者のゲーム」。



インデックスファンドのメリットとは?

インデックスファンドのメリットとしては、以下の5点が紹介されています。

特に、投資初心者に取ってはありがたい!と感じたのが、毎日運用実績をチェックしなくても良いことです。

むしろ長期投資を前提とするインデックスファンドの場合、毎日のチェックは意味ないです。

リスクが分散されていることも、初心者としても嬉しいですよね^ ^


・相対的に高いリターンを得られる
(長期的に、ほとんどのアクティブマネジャーは市場平均に勝つことができない)

・低コスト
(運用報酬と管理の費用が、アクティブファンドよりも低い)

・便利
(毎日毎日、運用実績を管理する必要がない)

・不安や後悔を感じなくてすむ
(相場やファンドマネジャー選択の必要がなく、かつ特定の個別銘柄への投資割合も低く、リスクが分散される。)

・運用目的、長期の投資方針に専念できる
(個別銘柄の変動や、日々の売買に注意を払わなくて良いため)


では、デメリットはないのか?
ということが気になりますよね。

市場に連動しているからといっても、投資のためリスクがありますので、一切お金を減らしたくない方からすればデメリットと言えると思います。

また、大恐慌や市場暴落などの可能性ももちろんあるため、短期で資産を増やしたい場合には向いていないかもしれません。

以上を踏まえた上で、自分のできる範囲から資産運用をしたいですね。



短期期間での投資よりも、長期投資を


インデックスファンドを通した投資においては、短期期間よりも長期期間での投資の方が安定したリターンを望めます。

(チャールズ・エリス著/敗者のゲーム より引用)

上記では、株式、債券、キャッシュの収益率が比べられています。

図からもわかるように、期間が長くなるにつれ、個々の年間収益率の違いが互いに打ち消され、平均収益率に近づいていきます。

時間が経つにつれ、株式市場においても徐々に
変動幅が小さくなっていくのです。

長期で安定したリターンを望めるからこそ、日々の結果に一喜一憂することなく自分の目的や方針に専念できますね^ ^



最後に

資産運用において、現在では多くの機関投資家などが存在し、個人投資家からすれば「敗者のゲーム」であることが、本書では説明されていました。

そして、「敗者のゲーム」をせずに、資産運用をするには、長期間を前提にインデックスファンドを活用することです。

インデックスファンドを活用することで、リスクが分散でき、長期的には個別銘柄よりも安定したリターンか期待でき、かつ厳しく管理しなくて良いというメリットも。


と、いうことで投資初心者にとっての入門はインデックスファンドが勧められています。

インデックスファンドを選ぶ際は、どの市場に連動したものが良いか、手数料は高くないか、などを基準に選んでいきたいですね^ ^


本はこちら↓

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