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靴を育てる楽しさがLAKEにはあります

天然皮革を使ったモデルが多いのがLAKEの特徴です。割とよくいただく質問に「手入れはどうした良いですか?」と言うのがあります。正直な所あまり特別な事はなくて「汚れたら拭く」「濡れたら水分を丁寧に取って陰干し」「適宜シューキーパーを使う」といった程度なんです。

陰干しするのはとても大事で、濡れた状態から一気に乾燥させてしまうと革は傷んでしまうのです。そもそもカンガルー革はとても丈夫なのが特徴です。またLAKEの縫製はとても丁寧ですから縫い目も頑丈にできていますよ。

こちらのシューズはCX402というモデルですが、週末に大体100キロくらいのライドをするという方がお持ち下さったものです。どれ位使われたものだと思いますか?

なんと10年!トウのプロテクターが少しとれたりはしていますがまだまだ現役!縫製の綻びもなく本当に頑丈なんだなぁと感心しました。この時はCX332を新たにお買い上げいただいたのですが「一回使ったらもう次もLAKEってなりますよ」との事でした。

このCX402もカンガルー革採用でしなやかで足に馴染みます。また合皮に無い特徴は「足の形に合わせて徐々に馴染んでいく」と言う所にあります。
基本的にバイクシューズは使い始めの時が最高性能なのですが、LAKEの場合は「使い始めて徐々に足に馴染んできて形が完璧に出た時点で最高性能になる」と言うイメージです。人にもよるのですが熱成形をしてある程度の期間使ったあたり(2ヶ月くらい)で「なにこれ!最高じゃん!!!!」ってなる方が多い気がします。

LAKEシューズは使っているうちに「靴を育てる」と言う感覚がわかると思うのです。
使っていくうちにLAKE  CX332と言う製品から「○○さんのLAKE CX332」になっていきます。これがこのシューズの魅力だと言いきれます。

レザーケアキット 4400円(税込)

やはり天然皮革なのでケアは必要です。この辺は合皮と違う部分ではあります。一般的なシューケア用品を使っていただければOKなのですが「レザーケアキット」と言うLAKE社が「これを使っておけば?」と言うセットを出してくれています。

スミソニアン博物館での収蔵品はこのセットと同じ「ペカード社」のレザーケア製品が使われているそうです。と言う蘊蓄は置いておいてですね、道具が小さなポーチに収まってる様が可愛いじゃ無いですか!純粋に「欲しい!」ってなって仕入れちゃいましたよ。

大体2ヶ月に1回程度リンスを使っておけばOKなのですが、馴染みを出したい時はあえて少し早いタイミングで局所的にケアオイルを使う時もあります。
履いて馴染ませるのが一番良いのですが、ポイントストレッチャーを使う時もあります。大まかな当たる箇所を修正しておいて、履いて使いながら馴染ませていくのがベストですね。サンクスサイクルラボではこういった修正作業もやりますよ。
他店購入のシューズであってもできますので、シューズで悩んだらメーカー問わず
是非ご相談くださいね。

実はバイク以外のシューズを扱う仕事もしていました  フィッタースズキ