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幅広(ワイド)もあるロードバイクシューズ TREK CircuitRoad Shoe

幅広(ワイド)サイズのあるのはシマノだけじゃない

お客様とシューズ話題になると「日本人向けだからシマノ」「幅広だからシマノ」というワードをよく聞きます。なんとなく「日本ブランド=日本人向け」と思ってる方多いですがそんな事はありません。このTREKやLAKEなどにもワイドサイズが存在します。
今回は新製品のTREK Circuit Road Shoeをご案内します。

皆が思ってる程幅広が多い訳ではない

靴のサイジングをすると大半の方は「自分は甲高幅広で」と仰って大きなサイズの靴を履かれている事が多いです。幅広にも色々あるのですがアーチの崩れに起因している事が多いのです。「本来幅広ではないけどアーチが崩れた為幅広になった人」が一定数居ます。
また計測をするとアーチが崩れていても幅が広くない方も結構います。
「靴とは足を靴下のように包むもの」が理想的で下駄や草履のように足が靴底以外接しないものという感覚は捨ててください。「足の指が当たる触る=窮屈→サイズが小さい」ではありません。
ただ、足幅が広い人の数が欧米人と比べて一定数以上居るのも事実ですので、その人達にとっては「適切な長さのシューズを選ぶ」為にワイド(幅広)サイズは助けになるでしょう。

先ずは正しいサイズの把握から

よく読んでいただけるこの記事でも触れていますが、シューズ選びの最初の一歩は「正確に足のサイズを知る事」です。

ここで大切なのは「靴のサイズ」ではなくて「足のサイズ」というポイントで、足のサイズを知った上で用途にあったサイズの靴を選ぶという事です。
先ずは足のサイズを測りにきてくださいね。その上で適切なシューズをサイズをご提案させていただきます。
なんとなく普段履いてるシューズサイズを参考にネットでロードバイクシューズを買うのはあまり効率の良い方法では無いように感じます。
是非実店舗に足を運んでくださいね(できれば。。。サンクスサイクルラボに)

幅広(ワイド)モデルにも種類がある

「ワイド」と名前が付いているシューズにも作り方がいくつかあります。比較的多いのは共通の底板を使い靴の上側のパーツ(シューズアッパー)の容積を増やして足囲に対応するというものです。これであれば幅広の足を包むことが出来ます。大幅なコスト増もなく幅広に対応できる良い方法です。

Circuitはラストボード(底板)もワイド

なぜLAKEばかりを推してるスズキがこのTREKのシューズをご案内をしてるかと言うと、このTREKはラストボード(底板)も2種類作るコストを掛けている事に感動したからなのです。
LAKEは「ナロー」「レギュラー」「ワイド」の3型あるのが魅力なのですが(CX332以上)こんな面倒くさい事をミドルグレードのシューズでやるのは中々凄い事です。

別に底板のサイズを変えなくてもワイドサイズを作れるのですが、ペダリング時に力を受け止めるのはラストボードなので、ここがしっかりとサイズが出ている事は足のストレスを減らしてくれます。足の痛みの軽減にも役立ってくれるのです。

上はワイドサイズで下がノーマルサイズになります。サイズ40のシューズで約5mm広く設定されています。これは目立たないけれど真面目に靴に取り組んでいる証拠だと思います。

「MET NET」によって外反母趾や開帳足にも対応

そもそも「MET NET」ってなんやねんと。「吐息でネットかよ」と呟いたあなたはオッサンです(笑)上位機種のRSLニットほど伸縮性がある訳ではありませんがマイクロファイバーの素材を効率よく使う為の工夫です。天然皮革のように伸ばす事が難しい人工皮革なのですが、一見通気穴のように見えるパンチング穴ですが微妙に違う形をしていますね?
大きさの異なる「マキビシ」みたいな形をした穴によって横方向の伸びを確保しています。足幅の広さが出てしまう要因として「外反母趾」「外反小趾」「開帳足」があります。足の指の付け根(横)が出っ張ってしまう事ですが、この「METNET」によって対応できるようになっています。簡単な仕組みですが優れた工夫だと感じました。

TREK Circuit Road Shoe

TREKのラインアップの中ではCircuitは普及価格帯のモデルになりますが、ここまで真面目な作りなのは素晴らしいと感じました。お値段は2万円台ですが最初のビンディングシューズとしても最適でしょう。ロードバイクペダルように3つ穴だけでなくマウンテンバイク用ペダルにも対応したクリートホールがあるのも素晴らしいです。

TREK Circuit Wide Road  Shoe(カラー ブラック)
TREK Circuit Road Shoe (カラー ホワイト・ブラック)

価格 27900円(税込)