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映画「関心領域」を見て(ネタバレあり)追記あり

長文です。
お時間のある方はどうぞ。

今日、映画「関心領域」を見ました。
最近、SNSで、この映画のネットニュース記事や
映画レビューをよく見かけて、興味を持ったからです。
ネタバレを含むので、内容を知りたくない人は以下
読まないで下さい。


結構情報が入って来たので、どんな内容の映画かは
大体わかっていました。「落下の解剖学」でも
出演していた、ザンドラ・ヒュラーさんが出演されているのも知りました。ドイツの話。
確か、「落下の解剖学」の夫役はドイツ人でした。

見た感想は、違和感、矛盾がたくさん見受けられたことです。まず、音が異様。
アウシュビッツ収容所の隣に住む家族の話。
フライヤーの写真も違和感がありました。
庭が整備されているのに、空が真っ黒。
一見幸せそうに見える家の横に高い壁。その向こうに
アウシュビッツ収容所。

英題は「The ZONE OF INTEREST」。
zone

interest

意味は興味の他に、利害関係や利息、株や勢力等、
お金に関係のある単語だったんですね。
初めて知りました。


初めに、
黒に白の字の「THE ZONE OF INTEREST」から始まりました。
気味の悪い音が聞こえました。
で、その後にだんだん白い文字が消えて真っ黒。
その間、人の声?囁くような話し声。
それから鳥の囀りが聞こえてきました。
無人カメラを設置して撮影、地下で編集されたらしいので目線が第三者を想定しているのかな、と。
この映画を見た人がどう感じたかを重点に置いていると思いました。

将校と夫人の髪型に目が行きました。
将校は頭に黒いものが載っている感じ、
夫人は真ん中に6つの渦巻きのようなもの。
将校と夫人、子供達、犬が幸せそうに暮らしています。
お庭は綺麗だし、裕福な生活をしているけれど、
隣に壁一枚隔ててアウシュビッツ収容所。
煙がモクモク、叫び声、銃声、犬の鳴き声など、
晩も結構音がうるさいのに、特に夫人が平気なのが
不思議に思いました。
赤ちゃんは泣きっぱなし、気にならないのが不思議。
それから映画は映像だけ、匂いを感じることができないけど、
あれだけ隣で死体を焼いていたら臭うと思います。
というのは、物を燃やしたら煙が出るから、感じるはずなのに。
それとも、鼻が利かないか、気にならないのか。
でも、煙草を吸っていました。これも矛盾?
母親が訪ねてきて、夫人が庭を見せていて、
綺麗な花のアップが映っている時に
アウシュビッツ収容所からの叫び声が聞こえてくる
ギャップ。
蜂、花はダリヤ、薔薇、ツツジ、ひまわり等。
一瞬赤い画面に変わった瞬間が一番嫌な音がしました。
母親は晩に聞こえるうるさい音やカーテン越しの窓から見える赤い炎(だと思う)で寝られず。
庭でも時折咳き込んでむせていました。
一方で、別の部屋で夫人はぐっすり寝ています。
夫は不在。
翌朝、母親がいないことに、
お手伝いさんと夫人が気づきます。
親子なのに、娘に何も言わず家を飛びだしていなくなるのは変、
夫人がそれを知って、母親を気遣うわけでもなく、
怒り出すのもますます変だなと思いました。

また、将校が子供達と川遊びをしていて、
骨が流れてきたら急いで上がって、体を洗います。
人を殺して焼くから骨が流れてきてるのに、
洗い流しても綺麗になるわけではないです。
壁も、臭いものに蓋な感じで、都合の悪いことは
見たくない、と言わんばかり。
「茶々壺、茶壺、茶壺にゃ蓋がない、底とって、
蓋にしろ」手をパー✋、もう片方の手をグー✊にして
交互に上下にする遊びがあります。
底を取って蓋にしたら、底が抜けるのに、と
思いました。

子供達が銀歯で遊んだり、
兄が弟をビニールハウスに閉じ込めたり、
夫人は収容所で死んだと思われる人の毛皮のコートを
着て、そのポケットから落ちた口紅を塗っている間に
別の部屋で赤ちゃんの泣き声が
聞こえるのに気にする素振りを見せないのも変でした。

晩にサーモグラフィー?で映っている女の子がりんご?を盛り土に何個も横に埋めたり、たくさんのスコップの下にりんごを置いたりしていました。
その後に、家に入ったので、家族?
夜、父の将校が娘にヘンゼルとグレーテルの本を
読み聞かせ。
ヘンゼルがグレーテルを助けて、魔女を殺す話? 
はっきり聞き取れなかったけど。
夫の将校が地下で性交渉もユダヤ人とだけど(映像はないけど推測)、後にモノを洗っていたり人をモノ扱い?
水に流す、という慣用句もあるけど、
やった過ちは消えないのに、と思いました。

途中で、ガマガエルが鳴いたような、グエッ、という
効果音がよく流れてきました。

あと、夏の綺麗だった庭とは対称的に、
冬は真ん中にあったプールに水がなく、寂しい感じに
見えました。
夫の将校と夫人の、2人のシーンは少なかったです。
将校は淡々と仕事をこなしている感じ。
転勤すると夫人に告げても、夫人は夫に単身赴任を
してほしいと言って、
家にいたい、今の生活を壊したくない感じに見えました。

将校が軍人のパーティーに参加しても、人数の集団を
アウシュビッツ収容所の人達に見立てたり、
恐ろしい😱

とにかく見ていて、変、違和感、矛盾だらけでした。

最後のシーンも印象的でした。
将校が階段を下がって、何度か吐いて、廊下の踊り場に出るシーンがあります。
一瞬、ガラス張りの向こうに
たくさんの山積みの焼けた靴や、
壁に額に入った写真が映って、
その後にまた、将校が映って、明るい階段から
暗い階段に降りて消えていくシーンで終わりました。
これって暗転の意味かな、と思いました。
この作品も既視感がありました。私の独断ですが。
吐くは「はく」。ハクは白の音読み。百の横棒、
蓋がない?吐くは嘔吐🤮想像で悪しからず。
暗転は初めのシーンと同じ。
字(うかんむりに子)が
黒に染まる。

他、17歳、とか、焼却炉の説明の時に、
反時計回り、第1焼却炉と第2焼却炉、
焼くは1000度、冷やすは40度、
同時は無理だと思いました。

最後、エンドロールは声が魂の叫びに聞こえました。
この作品もSOSを含んでいるのかな🤔

この作品は、結構見てほしいアピールを感じました。
宣伝はよく流れてきていて、目に止まったので。
戦争や、同じ過ちを繰り返したくない思いが伝わって
きました。

アウシュビッツ収容所の隣だから、日常で起こって
いても不思議ではない出来事のようでした。
360度見渡せるように、出演者はカメラを意識せずに、
製作陣の人たちが地下でモニターを見ているのは、
それも半地下?を思わせるような感じ?

この作品はなんばパークスで見ました。

黒の部分が鏡。外の景色が反射して写っています。
下のコンセントの穴は塞いでいました。


で、下に銀のラインがつたって…


ポールに繋がっていました。まるで煙突のよう。
隣、手前側に消化器🧯と発券機。
向こう側に白い敷物がかけてあるのは何だろう?🤔


写真を写したら、虹色のアスタリスク*のように
見えました😳
実際見た時はわからなかったけど。
まるで心霊写真のよう😨
11番は「いい」?
ただ、パシャっと写しただけなんですけどね😅
ちなみにアスタリスクは電話の左下にもあります。

asterisk

約物(やくもの)。焼く者とかけてるのかな😅


で、向かいに映画「ミッシング」の垂れ幕。
スポットライト?


で、その隣に「ブルー」

きみは大丈夫?いや、大丈夫じゃないって!🥶と
ツッコミを入れたくなる🙄

ブルーとピンクの認識、日本と海外では違うのは、
こないだ辞書を調べて、初めて知りました。
日本で、ピンクは性的な意味合いがありますが、
英語のpinkにはないそうです。
pink

意味は桃色の、の他に、刺す、突く😱

そのかわり、blueには性的な意味合いがあるそうです。

意味は青い、の他に、青ざめた、猥褻なポルノの、も。
他、青空、海も。

だから、フライヤーの写真、空が黒いのかな、と
思いました😳
別の人の投稿写真を拝借します。

空が黒いのは、オープニングとエンディングの暗転と
リンクするのかな、と思いました。
ここでも鏡🪞
窓越し。
花の穴?w 一番嫌な音に感じたシーンは、花のアップでした。
バックが黒。

映画館へ行って、まさか、虹色の星印を見つけるとは
思いませんでしたw

変だらけの作品で、平和とは何か?考えさせられました。違和感を持つことは大事だな、と思います。

なので、私の独断と偏見ですが、
この作品の感想を書きました。

ちなみに、なんばパークスです。
興味ある方はどうぞ。
他にも発見があるかもしれません。

見に行けて良かったです。

追記
これは余談ですが、
煙が印象に残った作品で、煙といえば、
電車で帰る途中、「モクモク村のけんちゃん」を
思い出しました。
私の叔母から、昔、英語のダビングしたテープを
もらって聞いたことがあります。
内容は覚えてないけど。
ダビングしてもらったので、絵は知らないです。
検索してみました。
画像を拝借します。

とりは烏?🐦‍⬛😰

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