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【何かを足せば上手くなる…?】4スタンス理論セミナーin新潟Vol.5の記録【2021年11月】

2021年11月13日(土)・14日(日)


土日にかけて仙台より泉谷地春先生にお越しいただき、5回目のセミナーが行われました。

土曜日は、4スタンス理論の基礎のお話+タイプを生かすために不可欠な「リポーズトレーニング」を中心に、
日曜日は、スガマタスタジオさんにて個人レッスンを、予定の枠より増やして実施していただきました。(画像下部へ続く)

セミナーチラシ


セミナーチラシ裏面



毎回お話を聞いているはずが、今回私が強く実感したのは、4スタンス理論は 「何かを足すための理論ではない」ことです。

老若男女・プロアマや年齢などまったくバラバラの参加者さんが毎回いらっしゃいますが、
基礎のお話を持ち帰って実践されて「オクターブが楽々届くようになった」方、

前回から“正しく立つ”やリポーズトレーニングを地道に実践されて「寝起き・寝つきが良くなった」とおっしゃる方など、
音楽だけでない健康への良い影響も毎回耳にします。


「正しく立つ」の安定感を皆さんで確認


「正しく座る」も立派なリポーズトレーニングになります


そして個人レッスンでは、
管楽器や弦楽器、ピアノにリポーズトレーニング目的の方など、事前に苦手な箇所を具体的にたくさん提示されてレッスンが始まるのですが、

地春先生の「何か足す」のではなく【本来ご本人が持っているものをタイプ別の指導によって解放する】形で、瞬く間に弾けるようになったり、音色がまるで変化したり、「この楽器でこの高音は出たことがない」とおっしゃる音域が豊かに鳴ったり。

この一瞬での変化は、もともと参加者さんがお持ちだった能力を、タイプと合わないメソッドやものの捉え方により発揮できずにいただけだった、ということの何よりの表れだと感じています。

受講された方のほとんどが、「一つの要因が改善されたら他の悩みも全てに通ずるところがあり、大幅に時間が余る」という状況でした(笑)


でも、「足さない」という視点は、私たちは想像はつきにくいですよね…?

「練習量が足りない!」
「指の力が足りない!」
「肺活量が足りない!」
「筋肉が足りない!」

と、不足をたくさん補おうと頑張る傾向が強い私たちは、

「練習量を増やす」
「基礎練習を増やす」
「筋力トレーニングをする」
「体力をつける」

などなどの方法で、一生懸命に何かを足そうとすると思うのです。
もちろん、それで行動した分結果は伴うと思いますし、成功体験になった方も多くおられるのは素晴らしいことだと思います。

しかし地春先生の4スタンス理論による音楽のレッスンは、足かせとなっていた思考や方法を取り除きありのままのご自身の魅力を解放するレッスンです。

どういうこと?って思いますよね(笑)
私も初めてのレッスンでは、呆然としてしまって「本当に弾けたの…?」って信じられない気持ちでした。

新潟でもピアノ、声楽、指揮、ホルン、サクソフォン、クラリネット等さまざまな専攻の方にレッスンが行われました。


具体的なアドバイス例として、4つほどご紹介します。


★ピアノ講師の方

😢「もう何ヶ月練習してもここは弾けないので、もう私には限界かなって…」
😊「まず、『正しく座る』で一番脳が安定するセッティングをしましょう♪ それで、◯◯さんはBタイプでおられるので、指先じゃなく肘が先導して助けてあげてください。」
😳「♪♪♪〜 ……えっ⁉︎ 初めて外さなかった‼︎ 」

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