RADWIMPS~かっこいい弱虫たち~
こんにちは、こんばんは。
突然だが、とかくこの世は住みにくい。
かの夏目漱石も『草枕』にてこう述べている―智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
現代では出る杭は打たれる。尖ったことを言えば炎上する。曲の歌詞も当たり障りのない歯の浮くラブソング。
思ったことを目の当たりに表現することはいけないことだろうか。
というわけで(どういうわけだ)今回はRADWIMPSというバンドについて話していこうと思う。
さくっと概要
メンバーは最上部画像の通り4人…だが、現在はVo&Guの野田洋次郎とBaの武田祐介の2人で活動中。
Drの山口智史は、病気療養のため活動休止中。Guの桑原彰は週刊誌の報道を受けこちらも活動休止となってしまった。
が、ほぼ全ての楽曲を野田洋次郎が作詞作曲しているため、ひとまず活動出来ている。いや、あなた凄すぎませんか。
彼の書く詞、作る世界観、それらは他のバンドとも一線を画していると言えよう。
魅力その1 「世界」に対する強め主張
この曲は一見言葉遊びの要素が強いように見えるが、序盤にてかなり核心を付いた内容であることは間違いがない。この曲のタイトルの理由というか、テーマが提示される場面だ。
いつしか人は、この世界を思うがままに動かす「神」のような存在になりつつあるのかもしれない。そこに関連して、こちら。
「見てはいけない」と子供の目をふさぐ大人。現実はもっと残酷なことに気づいた時には、僕らの視界は都合のいいものしか見えないようになっていて…?
MVも結構衝撃的で、考えさせられる作品なので是非。
彼らのイメージを『「君の名は。」で主題歌を担当していたアーティスト』と思っている人からすると、正反対な曲ばかりかもしれない。
圧倒的にこういう「闇の深そうな曲」の方が多く、「主張強め」なバンドというイメージが一番似合っている、と個人的には思う。
魅力その2 重めのラブソング
これらの曲は「失恋」と「これからの恋」という全く異なる視点からの曲だが、どちらにも共通して言えることがある
「『君』という存在の大きさ」
一貫して男目線から歌ったこの曲は、決して「幸せにする」「自分が守る」といった雰囲気は持ち合わせていない。
「君のために僕がいる」「君がいなければ僕は…」
なんと女々しく、なんと重苦しい男だろう。
こうしたラブソングは「野田洋次郎の体験に基づいている」というエピソードもまことしやかに囁かれている。
つまり
あまりにも赤裸々で、攻撃的で、でもそこがバンドのイメージとして良い、ということを伝えたかったわけで。
沢山のアーティストがいる中でもかなり異彩を放っているが、単純にVoの野田さんは歌唱力がものすごく高いし、ギターもベースもとんでもない技量。(1度バンド譜見たけど難解がすぎました)
高い音楽力とセンスがあるからこそ、ありのままに感じたこと、言いたいことを音に乗せることができていると思う。個人的に。
この記事が皆様の出会いに繋がれば幸いです。上記MV、ぜひ見てね。
公式にももっと曲上がってます(マイルドな曲ももちろんあるよ!)
ありがとうございました。
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