もう、無茶苦茶。


F.I

好きな入り。
シンバルの揺らす音波。
脳の夢を揺らす。
心の眼を泣かす。

それに反するみたいに、刻みまくるギターが煽るみたいに音を、ぶつけてきて。
歌詞が乗る。鳴る。
哭る。

お仕舞い
終ではない

その意思をただとにかく知りたくなる。

とても開いていく気持ちの強い音と言葉が
見せてくれるものはなんだろうか?

強いそれが、それを好く人にもたらすミライは
どんななんだろう。


闇から逃れる術を
ずっと探してる のだと思わされる

けれど真っ暗な中で一点の光も見つけられないあたしの網膜は
きっと不干渉で無能の極みに突っ走っていく

荊棘が敷き詰められた畦道に入って
自分が裸足なことに気付いた

細かい傷が無数についている足の
血だらけで汚いことったらない
けど
血が出るくらいには
生きている
生まれて 来れたのだと

不意に怖くなる
血が出る
それで、あたしはまだ生きてる?
左胸の鼓動を
勇気にはまだなれないそれを確認する

ドロドロで
代謝も弱い
あたしの脈
それを支える
まるで空っぽだと思ってたあたしの命が

まだ打ってる脈を自覚した
そうしたらあたしの背中に扉があることを自覚した
あれ?こんなんあったっけ?

押してみると鍵はかかってないみたいだ
さらに押したら
真っ白な世界
今度は寒いのかよなんだよあたしは
と思うけど

傷だらけで熱を持つ足が冷やされる
世界の白にあたしの紅が点をつくる


まるで


お前はまだ居るんだぞ

と言われてるみたいに
そのあとは鮮明で

そのコントラストを俯いて認識したあたしは

反射的に見上げてみた

そうしたら夜空
明るいのに何故?


視界の端に今登ってきたような月は

割れていたよ?

(いやだから、まぁメッセージではなくなったけどさ)
(鬱だって言いたいんだろ?)
(当たり前だろこれ)
(わかってるもーんそんなの)
(なんだ開き直ってるんだよ)
(仕方ないじゃん)
(仕方ない?これが?病んでるだけだろ)
(もう老い先短いんだからいいのこれで)
(お前の都合じゃねーよ。ためになんないって)
(それには同意をせざるを得ない)
(だろ?これで広がるとか思ってる?だとしたら勘違い煮詰めてるよ?)
(ま、まあ、いいじゃん)


BGM: 無茶しやがって / 鶯籠(from AL『i cAn Fly』)

基本的に物語を作ることしか考えていないしがないアマチュアの文章書きです。(自分で小説書きとか作家とか言えません怖くて)どう届けたいという気持ちはもちろんありますけど、皆さんの受け取りたい形にフィットしてればいいなと。yogiboみたいにw