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硯考

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硯と磨墨のしくみ
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2024年4月の記事一覧

硯考 鋒鋩について

硯には鋒鋩という刀の切っ先のようなものがあって墨をすりおろしているとよく言われます。さて…

めばる
2か月前
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美とは何か?

きれいと美しいの違い noteにきれいと美しいの違いは?という問いがあったので少し考えてみま…

めばる
2か月前
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赤間硯、芦雪、大観

赤間硯 円硯 4月8日山口県の萩に行ってきました。今回の萩行きの目的は、この度、2024年山口…

めばる
2か月前
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「書譜」孫過庭

ある書道の先生とのお話の中で「書譜」が出てきたので、蔵書を引っ張り出して考えてみました。…

めばる
2か月前
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書字は人の人格を表すのか?

私たちが書く字はその人の人格のようなものを映し出すものなのでしょうか。例えば几帳面な方が…

めばる
2か月前
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川中島 人馬声なく草も伏す 川中島に霧ふかし ・・・

恥を忍んで出してみました。 数年前のものです。競書で頑張ってた頃、一寸書いてみました。 N…

めばる
2か月前
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端渓硯 坑仔巌 その1

坑仔巌 先日、大手の書道具通販メーカーSにて購入した坑仔巌硯です。早速、硯の見本と照合確認した結果、坑仔巌のようです。ただ、墨堂はツルツルで鋒鋩が全然立っておらず、なんだこりゃ状態。 まあ試しにということで今日、磨ってみました。結果は予想通り、全く磨れません。当たり前。これ売ってクレームになっていないのでしょうか?心配です。ちなみに定価17,600円ですよ。(長さ14cm、5.5インチ) どれくらいすごいかというと、濃墨ができない。ごしごしやったので少しキズが入ってます。

「継続は力なり」の考え方

「継続は力なり」ということばがあります。由来は、諸説あるようです。その中でも有力なのは、…

めばる
2か月前
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硯考 すみすりの効用

すみすり   すみすりとは墨を磨ることである。書を書くという道は「すみすり」から始まる。…

めばる
2か月前
8

硯考 なぜ濃墨をうすめるのですか?

今回はすみすりのはなしです。 墨を磨るときに、濃い墨を磨ってからうすめるようにとよく言わ…

めばる
2か月前
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硯考 硯のはたらき 下墨と発墨

今回は硯のはたらきについて考えてみましょう。 墨はどのようにして磨れるのかと考えるとき、…

めばる
2か月前
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