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タイのカシコン銀行アプリでタイバーツを日本へ海外送金する方法!Kasikornの"K Plus"で簡単換金!手数料は?【スクショ付】

タイ在住の日本人がよく使うタイのカシコン銀行ですが、実は銀行にまで行かなくても簡単にアプリ内で日本へ海外送金できちゃうんです。

携帯アプリだと不安と思う方もいると思うので、カシコン銀行アプリK Plusから何度も日本へ送金しているタイ在住の私が、送金方法や注意点などについて実体験をもとに解説します!

為替レートや手数料についても説明しますので、失敗や損をしないように本記事をよく読んでください!

STEP1. アプリを開きTransferを選択

まずはカシコン銀行のアプリを開いて、「Transfer(送金)」を選びましょう。

ちなみに私は「My Favorites(お気に入り)」にみずほ銀行を登録しています。これで次回送金する際にいちから情報を登録せずに日本への海外送金ができて便利です。

STEP2. International Transfer(海外送金)を選ぶ

次のページで「International Transfer(国際送金)」を選びましょう。

STEP 3. International Transferの注意書きをチェック

国際送金のルールがこのページでは書かれています。

追加資料を求める場合があると書いていますが、今まで追加資料を求められたことはないです。

STEP4. 送金する先の国を選ぶ

次に国を選んでください。日本の場合は、「Japan」を選択してください。

STEP5. 取引時間に注意

ここで営業日や営業時間以外で海外送金をしようとすると、上記のようなエラー画面が出ます。

海外送金できる営業時間は以下になります。

営業時間
営業日(週末や祝日以外)・タイ時間 8.30am - 6.00pm

ちなみに以前は6am-8pmだったのですが、営業時間が変わったのか、日によって違うのかもしれません。

STEP6. 銀行情報や送金額、個人情報を記載

ここからは、詳細を記入することになります。

入力内容に間違いがなければ「Next」を選択。

Transfer Objective(送金目的)
・Advertisement costs(広告費)
・Advisory consultant fees(アドバイザリーコンサルタント費)
・Fares(列車・電車・バス・船などの運賃)
・Healthcare expenses(医療費)
・Import and export payment(輸出入費)
・Indemnity for goods(商品の損害補償または賠償金)
・Insurance and reinsurance premiums on goods(商品の保険料や再保険料)
・International travel expenses others(海外旅行費用)
・News service fees(報道費)
・Private sector grants(民間企業への補助金または助成金)
・Property rental(不動産賃料)
・Repatriated earnings of workers(本国へ送金する労働者の稼ぎ)
・Shipping costs(運送費)
・Travel expenses students(学生の渡航費)
・Travel expenses tourists(旅行者の渡航費)

私含めほとんどの人はタイで稼いだお金を本国の日本に送金するのが目的だと思うので、「Repatriated earnings of workers」を選べばいいと思います。

私はこれまでこちらを選択していますが、特に何も問題は起きてないです。

STEP7. 送金額の上限に注意

1日の送金可能額のリミットもあります。

個人の設定にもよりますが、49,999バーツ/日になっていたので、私は変更しました。

限度額の変更はカシコン銀行アプリのMore•••を選び、Change Transaction Limitを選びましょう。
限度額を大きく上げた後は不正利用防止の観点から、また不便ないレベルの限度額に戻しておきましょう。

STEP8. 内容に間違いがないかチェック

送金手続きが終わるとReviewということで確認画面が現れます。

内容に間違いがなければ、「Confirm」を選択。

ここでこの為替レートや手数料でいいのかチェックできます。

150万円送るのにかかった為替や手数料
1回目:398,175 THB (1JPY=0.265450 THB)
2回目:389,820 THB (1JPY=0.259880 THB)
3回目:375,315 THB (1JPY=0.25021 THB)
4回目:365,025 THB (1JPY=0.24335 THB)

為替手数料はどちらも1,288 THB(5,023円)でした。なので、上記金額プラス為替手数料が、1取引に払ったタイバーツの金額です。

1回目と2回目どちらも円安のタイミングなので良いレートで換金できました。

2回目のときはGoogleで送金前に為替をチェックして、「1バーツ=3.92円、1円=0.26バーツ」とあったので、為替スプレッドの手数料は低いです。

3回目のときは、Googleだと「1バーツ=4.06円」でした。直近過去5年で一番レートが良かったです。その後に4.1円まで上がったので、さらにいいレートも狙えましたが、頂点の山を掴むのは難しいので仕方ないです。

4回目は8月31日でGoogleだと「1バーツ=4.17円」でした。直近過去1ヵ月で良い方だったので、換金しました。

1回目と2回目の換金差額は8,355 THB(32,584円)でしたので、総金額が150万円くらい大きいと少しの為替の差でも大きな金額の差が生まれますね。
1回目と3回目の換金差額は22,860 THB(91,440円)でしたので、1回目も悪くないレートだったはずなので、10万円近い差が既にできてしまいました。
過去5年前とかに大きなお金を換金しなくて良かったです。
1回目と4回目の換金差額は33,150THB(183,250円)でしたので、いよいよ大きな差が生まれてきました。1回目もそんな悪いレートではないので、今の円安タイバーツ高は凄いですね。

昔は「1バーツ=3.4円、1円=0.294117バーツ」でしたので、そのときに換金していれば、150万円を送金するのに441,176 THB必要でした。

その当時からの差額だと441,176 - 389,820 THB = 51,356 THB (200,288円)もの違いがあります。

20万円は新卒の初任給、ノートパソコンが買える金額ですね。今回は150万円を例に出しましたが、600万円送金するのであれば、その4倍の約80万円もの差が生まれていました。これは企業のボーナス1回分くらいでしょうか。

私は2回に分けてですが、昔稼いだお金を300万円分送金できたので、40万円くらい儲かった計算になります。

STEP9. 取引完了画面とメールが届く

送金が完了するとこのように「Transaction Completed(取引完了)」とのことで、完了画面だ現れます。

最大3営業日ほど着金するのに時間がかかると書いてあります。

また銀行の画面以外にもあなたのメールアドレスに送金手続き完了のメールが届きます。

STEP10. 日本の銀行に着金

翌日にみずほ銀行に送金した150万円がピッタリ振り込まれていました。

3営業日と言われていましたが、1営業日で実際は着金。
金曜日に取引すると、土日を挟んで月曜日に着金します。

前回も翌月にお金が振り込まれたので、3営業日も実際はかからないようですね。

アプリでの送金は両替所よりオトクか?

両替所とアプリでの海外送金はどちらのレートが得か?という疑問はあると思いますが、送金したタイミングでWebサイトから両替所のレートを見てみました。

銀行アプリと両替所のレート比較
銀行アプリ:1JPY = 0.2599 THB
両替所:1JPY = 0.2555 THB

若干、両替所のレートの方がいいです。

しかも海外送金手数料1,288 THB(5,023円)もかからない。

国によりますが一般的に100万円以上の現金の持ち込みには申告が必要なので、大金の場合は送金が便利です。

まとめると両者にメリット・デメリットがあります。

銀行アプリ海外送金のメリット
・両替所や銀行の店舗に行かなくていい(交通費不要でスマホでOK)
・レートの良いタイミングで換金と送金可能
・現金を盗まれないか心配しなくてよく心労がなし
・日本に帰るタイミングでなくてもいつでも送金可能
・銀行店鋪で紙の申請用紙に手書き記入不要
・送金額の制限が現金手持ち持ち運びより上限が高い

一方、デメリットも見てみましょう。

銀行アプリ海外送金のデメリット
・為替レートが少し悪い
・海外送金手数料がある
・システムエラーや記入エラーなどの心配なし

恐らくメリット・デメリットでいうとこれくらいでしょう。

本来はWise(旧トランスファーワイズ)があれば送金手数料が少なくて済みますが、タイでは、タイから日本への送金がWiseでできません。

逆に日本からタイへの銀行送金はWiseでできます。マレーシアやシンガポールなどは両方向に送金できるのでタイは一方向のみで残念です。

FXの口座、仮想通貨の口座を使うなどの高度な送金方法もあるようですが、手軽さでいうとやはり銀行アプリ送金が一番いいと思います。

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