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ソンクラン明けは休みになる店が多い

空港近くの宿に泊まり、毎日、昼前に街中に出てくることが日課になってきつつある。

道路が赤茶けているのはラオス特有の土壌の性質によるものだろうか。

放し飼いになっているアヒルを見つけた。実に平和である。不思議なことに空港に近いエリアなのになぜか飛行機の爆音は聞こえてこない。ありがたいことだ。

ビエンチャンの街を歩いていると米屋をよく見かける。種類によって値段が違うようなので米にも高級米とそうでないものがあるのだろうか。

そして、雑貨屋もある。チェーン型のスーパーマーケットやコンビニなどとは異なる昔ながらの雑貨屋だ。

こういう店で日がな一日、あくせくせずに商いをしながら日々を暮らせたら幸せだろうと想像した。

ちょうど昼飯の時間で、お目当の料理店に行ったが休みであった。どうやらソンクラン休みをずらして取るらしい。これじゃあ、しばらくこの付近で昼食に有り付けないかもしれない。

歩いていたら、目の前にラオス人の若い男女二人組がいた。女性の方はシンというラオスの伝統的な巻きスカートを身に付けていた。

それからしばらくすると、その男女二人組の斜め後ろからもう一人、現代風の身なりをした若い男が現れて、女性の首の部分にミネラルウォーターの入ったペットボトルをくっ付けた。

「きゃっ、やめてよ、冷たいじゃない!」みたいなことは別段、女性も言っているようでは無いが……、おじさんである筆者には彼らの青春的な振る舞いがあまりにも眩しすぎて、思わずその光景から目を背けてしまった。

彼らのような若者は、老年になってから失われた青春を取り戻そうと躍起になるような醜態を晒すことは無いのだろう。

私は馴染みのカフェになっていた、「To-Ped Café & Restaurant (ໂຕເປັດ)」にまたやってきた。ご飯の提供はするか?と店の主人に聞いてみたが、やはり飲み物しか提供しないという。

仕方がない、昼飯は抜きで過ごすことにする。


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