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T3バンコク地区第10節 バンコクFC対カセムバンディット・ユニバーシティFC観戦記【タイリーグ2023-2024】


まえがき

どうも、きーきあっです。

W杯アジア2次予選、U-17W杯、そしてU-22アルゼンチン代表との親善試合など、立て続けに日本代表が素晴らしい試合をしていて、なんとも充実感に満ちた生活を送ってますが(タイ代表が中国に負けたのは忘れることにしてます)、やっぱり生観戦がしたい。

とはいえ、代表ウイークなのでリーグ戦は中断しているわけで。
でもサッカー馬鹿はそこで諦めません。下部リーグまで調べればちゃんと試合がやっているんですよね。
ということで今回は、

T3バンコク地区第10節 バンコクFC対カセムバンディット・ユニバーシティFC

の観戦記です。

僕はタールアことポートFCを愛してやまないのですが、その次に推しているのがバンコクFCなんです。
理由はバンコクにあり、自宅からもバイクで30分ほどでスタジアムへ行けること、日本人選手がプレーしていること。
それとタールアが所属するT1(タイの1部リーグ)よりも下のカテゴリーだということ。
ちなみにバンコクFCはT3というタイの3部リーグに所属しています。

現在はT3ですが、今シーズンはここまでバンコク地区で首位を走っていますし、T2へ昇格しようという気持ちも伝わってきます。

ということで、さっそく試合の様子をお届けします。

スタジアムへGO!

そんなわけでバンコクFCのホームスタジアム、「Chalerm Phrakiat Bang Mod Stadium」へと向かいます。
スタジアムはバンコクの南西部トゥンクル区にあります。
バンコク中心部から車で30分くらいです。
スタジアムの敷地内にはテニスコートやセパタクローができるコート、またバスケットコートなんかもあったりと、色々なスポーツが楽しめます。
駐車場も完備なので、車やバイクでも行けますよ。

こちらがスタジアム。右側に見えるのがメインスタンドです。

バックスタンド側とメインスタンド側の間にチケット&グッズ売り場があります。
ここでチケットを購入しましょう。

こちらがチケット。メインスタンド側の席は100バーツです。
このように試合ごとに選手の写真がプリントされているのですが、この日は大久保剛志選手でした。
大久保剛志選手は長年タイリーグでもプレーし、タイ人にも認知されています。
見ての通りイケメンでサッカー選手の他、モデルなどの仕事もしたり、サッカー教室にも携わっていたりと、タイでマルチに活躍しています。

そしてこちらは唯一のスタグル屋台。
ソーセージやルークチン、それとヤムママーが売ってます。

なんか小腹が空いたのでヤムママーを買ってみました。値段は30バーツ。
ヤムママーというのはインスタントラーメンを使ったサラダみたいなもん。
いわばラーメンサラダみたいなものです。

ジャンク感溢れるこのヤムママー、僕は大好きなのですが、食べてみてびっくり。
まず麺がボソボソ。茹で時間が1分くらいじゃないかってくらい硬めに仕上がっており、更に茹でてから数時間経過しているんでしょうかってくらいパサパサ。
普通ヤムママーって和え物ですから、汁気があって当たり前。
それがパサパサなのはありえないんですけどね。

で、パサパサってくらいですから汁気がないんですけど、汁気だけでなく味もないんです。
上に唐辛子がたっぷり入ったタレをかけてから渡されたのですが、それでも味がほとんどなく、辛味もそれほどなく。

今までヤムママーを食べた時に感じたことのない感想を持ちました。
これはたまたまだったのかな。それともこれがデフォルトなのかな。

でも毎回売っていて、周りで食べている人も結構いたから僕の口に合わないだけかも。

いざ、観戦!

ヤムママーのことはさておき、スタジアムの中に入ります。
いつものようにメインスタンド側に陣取ります。

バンコクは数日前から乾季に入り、気持ちのよい天気です。
夕方になると何なら涼しいと感じるくらい。

久しぶりに来たら、スタジアムのモニターが使われていることに気づきました。
しかも意外ときれい。
こうやってスタメン紹介なんかで選手の写真なんかも使われてたりして大進歩。

ちなみにこの日は8番小島聖矢選手、40番大久保剛志選手がともにスタメン出場でした。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

アウェイのカセムのサポーター。人数は少ないもののちゃんと来てました。

こちらホームのバンコクFCのサポーター。

カセムの選手。
ここまで9試合を戦って4位となかなかの好位置につけています。
好調の理由は攻撃力。9試合で24ゴールと得点数はリーグトップ。
その原動力は10番チノンソ、77番ウチェ、99番ソディグのナイジェリア人トリオ。この3人で14ゴールを挙げていて、特にウチェは9ゴールとダントツの数字を叩き出してます。

タイリーグ、特に下部リーグではこのようにアフリカ系の選手を使ってゴリゴリ戦うクラブが割と多かったりします。
しかもナイジェリアとかコートジボワールとかマリとか、同じ国の選手で固めるところが多いです。
カセムも例外ではなくそんな感じ。

一方こちらはバンコクFCの選手。
ここまで9試合で8勝1分けの首位。
開幕戦で引き分けてから8連勝と絶好調です。

9試合で22ゴール、そして失点はわずか6。
攻撃力も十分ですが守備の固さが光ります。

さあ、キックオフです。

試合はバンコクFCが優勢に進めるものの、リーグ1の攻撃力を誇るカセムが予想通りウチェにボールを集めゴリゴリ攻めます。
それでもリーグ最少失点を誇るバンコクFCの守備陣がしっかりと守り、前半終わって0-0。

後半に入るとバンコクFCが今シーズン5ゴールを挙げている10番ウィチャや、チームトップの6ゴールを挙げているブラジル人FW、56番のリマを投入。
それによりあわやゴールというシーンが観られるようになります。

そして終了間際の87分。その10番ウィチャが右サイドから左足を振りぬきとんでもないゴラッソ。
今シーズン観た中でベスト3に入る素晴らしいゴールでした。
これはYouTubeでもハイライトが観られるので、ぜひ観てほしいです。

更に終了間際には、相手DFがクリアしようとしたところを56番リマがブロック。リマに当たったボールはそのまま相手ゴールに吸い込まれます。

ラッキーな形で追加点が入り、これで完全にとどめを刺しました。

試合は2-0でバンコクFCが勝利。9連勝で首位をキープしました。

試合の感想なぞ・・・

リーグ1の攻撃陣を擁するカセム相手にしっかり守ったのは素晴らしいですし、このまま引き分けかなと思ったところで2ゴールを挙げ勝つのはさすがだなと。

前半はイマイチ迫力不足だった攻撃陣も、後半は前線の選手を投入してからは見違えるようにあわやというシーンが続き、そしてゴールを奪って勝つのですから、試合運びも上手かったなあと。
前半はしっかり守って後半に勝負をかけるというのがプランだったのであれば、思い通りの展開になりました。

攻守ともにタレントも揃ってますし、リーグ首位しかも無敗というのも納得の結果ですし、この内容ならT2でも戦えるのではないかなと思います。

ですので気が早いですが、当然T2昇格の有力候補だと思います。

一方敗れたカセムですが、それでもナイジェリア人トリオを中心とした攻撃陣は迫力がありました。
ナイジェリア人選手以外のタイ人選手もいい選手がいましたし、まだこれから上を目指せるのではないかな。

ということで、乾季に入りますますサッカー観戦しやすい気候になったので、今後もT1だけでなくT2、T3を追っていきたいと思います。

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!


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