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T3バンコク地区第11節 プライム・バンコク対ノンタブリー・ユナイテッド観戦記【タイリーグ2023-2024】


まえがき

どうも、きーきあっです。

W杯2026アジア2次予選も2試合を消化し代表期間も終了。
そしてタイリーグも再開されるわけです。
しかしこの週末、愛するタールアことポートFCはアウェイ戦。
本来なら観に行きたいところですが、タイ北部のチェンライしかも日曜開催ということもあって、これはさすがに観に行けません。

それでもやっぱり生観戦がしたいと思い色々調べたところ、バンコク近郊でT1(タイの1部リーグ)の試合はありませんでした。
一方T2(同2部リーグ)、T3(同3部リーグ)でいくつか試合があり、その中で選んだのが、今回観た試合です。

というわけで今回は、

T3バンコク地区第11節 プライム・バンコク対ノンタブリー・ユナイテッド

の観戦記です。

タイリーグを普段観ている人でも聞き覚えのないクラブ名だと思いますが、それもそのはず。だってT3の試合でしかも両クラブとも日本人選手が所属していません。しかも6位と最下位のクラブの対戦という、観に行く理由が見つけにくいカード。

それなのに何故この試合を観に行くことにしたのか。実は今回別の試合を観に行こうと思っていたんです。
ただ、その前の予定が思ったよりも長引き、それにより予定していたクラブの試合に行くのはちょっとしんどいなと。
ということでプランBとしてこの試合を選んだわけです。

さて、そんなマニアックな試合の観戦記ですが、僕のようなサッカー観戦バカにはもしかすると役に立つ情報もあるかもしれませんので、良かったら読んでくださいませ。

スタジアムへGO!

プライム・バンコクのホームスタジアムはラムカムヘン大学の敷地内にあります。
そうなると、プライムはラムカムヘン大学がベースのクラブなのかと思いきやそうではないようです。
調べてみたところ、前身は「エアフォース・ロビンソン」というタイ空軍のクラブの下部組織でした。それが2020年にプライム・バンコクに改名したようです。

と、調べて気が付いたのですが、僕は「エアフォース・ロビンソン」時代に観戦したことがありました。
当時「エアフォース・ユナイテッド(現在のウタイターニーFC」のBチームがあって、そのクラブとの対戦がタイ空軍ダービーじゃんって思い観に行ったんですよね。
調べたら2019シーズンで、その時もこのラムカムヘン大学スタジアムでした。ってか昔からそんなマニアックな試合を観に行ってたんだなあ。

そんな昔話はさておき、ラムカムヘン大学はその名の通りラムカムヘン通りにあります。
タイの国立競技場、ラジャマンガラスタジアムの隣にあります。
大学の敷地は広く、車やバイクを停める場所はいくらでもあります。
公共交通機関だと、プラカノン通り(スクンビット・ソイ71)から71番バスに乗ると、大学の目の前まで行けますよ。

こちらラムカムヘン通り側の入口。

そんな敷地の奥側にスタジアムがあります。こちらです。

スタンドはメイン側のみ解放されており、こちらがメイン側入口。
チケット売り場もこの先にあります。

チケットは50バーツ。毎回思うけど安すぎでいいのかなあと。だって200円ですよ。
正直倍の金額でも全然いいんじゃないかって思うんだけどなあ。

最後に地図も載せておきますね。

いざ、観戦!

スタジアムは陸上トラックがありサッカー専用ではありませんが、コンパクトな造りなのでそれほど見づらくはないです。
というか、大学の施設としては十分じゃないかなあ。

両チームの選手が入場してきました。

この日の観客数は220人ほど。意外と観に来ている人がいるなあ。
しかもユニ着用率も高いし、サポーター集団的な人達もいて太鼓を叩いてチャントも歌ってたりするし、思っていたよりも熱い。

対戦相手のノンタブリー・ユナイテッド。
10試合を消化し、2分け8敗の最下位。現在4連敗中で今シーズンはまだ未勝利。

一方ホームのプライムは4勝3分け3敗で現在6位とまあまあの順位。
ユニフォームの色合いがアーセナルっぽい。

サッカー関係者のどなたかがお亡くなりになったようで、試合前に黙祷。

さあ、キックオフです!

前半は両チームとも決め手に欠け0-0で折り返しましたが、後半に試合が動きます。
先制したのはアウェイのノンタブリーでした。右サイドからのクロスをうまく頭で合わせゴール。
後半に入ってからプライムのパスが繋がりいい形の攻撃が出来てきただけに、このゴールはダメージが大きかったです。

しかしプライムが追いつきます。ゴール前の混戦からスウェーデン人MFウイリアムが足を伸ばしてゴール。

その後もプライムが攻めますが、ノンタブリーが必死に凌ぎこのまま1-1でドロー。

引き分けなのにノンタブリーの選手がハイタッチしたり喜んでいたのが何とも印象的でした。
連敗が止まったこと、最下位だから勝ち点を1つでもゲットできたことが嬉しかったんでしょう。

試合の感想なぞ・・・

T3の試合も割とよく観ているのですが、これが面白いもので、T2でも通用するんじゃないかってクラブもあれば、アマチュアっぽいなというクラブもあり、クラブの戦力差というか意識というか、それの差が最も激しいカテゴリーなんですよね。
まあそれはどの国でもそうだと思うんですが。

この日観戦した両チームの選手は選手のプレーや体格がアマチュアっぽいという感じがしました。

それもそのはず、プライムはスタメンの11名中6名、ノンタブリーは11名中5名がU-21の選手でした。まだ若い選手が多いのね。

そんな中でプライムはパスを繋いで崩すという意識はあり、特に左サイドからの攻撃は「おっ!」と思わせるプレーが何度かありました。
一方ノンタブリーはというと、37番のギニア人FWアリ頼み。何とか彼にボールを集め何とかしてもらおうという攻撃が主。
あとはカウンターで出来る限りリスクを冒さないという戦術でした。

この日観戦する前に、T3で最下位に沈むクラブのサッカーはどんな感じなのかをチェックしようというのをテーマにしていました。
僕がタールアの次に推しているバンコクFCは現在T3バンコク地区で首位を走っているのですが、果たしてバンコクFCのサッカーとどれだけ違うのか。それを見極めようと。

なるほど、確かに違うわ。ただそれはノンタブリーがダメとか悪いとかということではなく、バンコクFCがT3のレベルじゃなくT2に昇格する資格があるな、T2でも戦っていけるレベルなんだなと再認識しました。

僕はタイリーグのどのカテゴリーも観に行きますし、毎回楽しく観戦しています。
正直試合のレベルってそこまで気にならないというか。それよりもスタジアムの雰囲気とか生の臨場感とか、それを味わいたくて観に行ってるわけですし。

普段僕が応援するタールアの試合を観に行く時は、まずタールアの勝利を願い、そして面白いサッカーをしてもらえることを願ってます。
勝った時には嬉しいですし、負けても内容が良ければそれはそれで、そして内容が悪い上に負けてしまった時は本当に凹むしがっかりして帰るわけです。

でもこの試合のように、特にどちらを応援するわけでもなく、まったり観戦するというのもすごく好きです。いや、むしろこういう試合がないと観戦疲れというかストレスが溜まったりもします。タールアがダメダメな時期は特に。

ということでこれからもこういった試合をどんどん観に行きたいと思ってます。
推しのクラブ以外の試合をまったり観るのも気分転換になっておすすめなので、皆さんも良かったらどうぞ!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!


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