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T3バンコク地区第1節 ノースバンコク・ユニバーシティ対バンコクFC観戦記【タイリーグ2023-2024】


T3について


どうも、きーきあっです。
8月に開幕したT1(タイの1部リーグ)とT2(同2部リーグ)に続いて、T3(タイの3部リーグ)も開幕しました!
って、タイの1部ならともかく3部リーグなんて興味ないわって人も多いと思いますが、その気持ちは分かります。
でも、これが結構面白いんですよ。

そんなT3をちょっとでも知ってもらいたいということで、リーグの概要について簡単に説明しますね。

T3は北地区、東地区、西地区、東北地区、南地区、そしてバンコク地区と6つの地区に分かれてリーグ戦を行います。
各地区で2位以内に入ると、
「Thai League 3 National Championship」
への出場権が得られます。
「Thai League 3 National Championship」では12クラブを2つのブロックに分け、1回戦総当たりのリーグ戦を行います。

そこで1位になった2クラブと、あとは2位同士が対戦した勝者の合計3クラブが翌シーズンのT2へと昇格することができます。

T3は6地区で72クラブあり、そのうち昇格できるのはたった3クラブ。T2はT1へ昇格できるのが18クラブ中3クラブですから、T3の厳しさがよくわかるのではないでしょうか。

もちろん、そんなT3を注目することでのメリットもあります。
それは、これだけクラブの数が多い事で、試合を観戦できる機会が格段に増えるということです。
例えば、バンコク地区だけでも14クラブあるので、日本からタイリーグを観に訪れた時にT1の試合以外にも観戦することができますし、また地方へのサッカー観戦旅でも観戦できる機会が増えるわけです。
特に地方は、そこにクラブがあることで普通の観光旅行なら訪れないような場所にも行く機会ができたりするんです。
ですので、僕はT3の日程が発表されてから色々とサッカー観戦旅の予定を立てはじめるくらい、T3を重要視しています。

と、ここまでT3について説明してきましたが、今回の記事はT3の紹介ではなく、観戦記です。
今回は、

T3バンコク地区第1節 ノースバンコク・ユニバーシティFC対バンコクFC

の観戦記をお届けします。

この試合を観に行こうと思ったのは理由があるんです。それは

  • 昨年のバンコク地区優勝クラブと2位のクラブがいきなり開幕節で対戦する

  • この試合が行われるスタジアムのすぐ隣でT1のBGパトゥム・ユナイテッド対ムアントン・ユナイテッドの試合が30分後に行われる

  • バンコクFCを推そうか検討している

ということでした。

ノースバンコクは昨シーズンのバンコク地区優勝クラブです、というか昨シーズンまで3連覇中と、この地区では圧倒的な強さを誇ってます。
昨シーズンの「Thai League 3 National Championship」ではリーグ戦4位に終わり、T2昇格はなりませんでしたが、毎年バンコク地区では圧倒的な強さを誇るのに、T2昇格ができないのか不思議でなりません。
T2に昇格するとコストがかかるので、わざと昇格しないのではなんて噂も出たり出なかったり。

一方、対戦相手のバンコクFCは2シーズン続けて2位と、ノースバンコクの後塵を拝しています。
元々バンコクFCはT2で戦った経験もあるため、本来T3にいるべきクラブではなかったりするのですが、こちらも2年続けて「Thai League 3 National Championship」では下位に終わっています。

そんなバンコク地区の両雄が開幕節でいきなり対戦するわけですから、これはT3ウォッチャーとしては見逃せません。

それにこの後、すぐ近くで行われるBGパトゥム対ムアントンの試合も、チケットを購入し観戦する予定でしたので、これはハシゴ観戦のチャンス!
そもそもタイリーグはJリーグとは違い、昼間のキックオフというのがありません。年中暑いので当然なのですが、唯一ノースバンコクとBGパトゥムの試合はスタジアムが近いのと、T3はキックオフがT1と比べ早い(これは使用するスタジアムの照明設備の関係)ので、ハシゴ観戦が可能なんです。

ということで前置きがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、そんな試合の観戦記です。

スタジアムへGO!

ノースバンコクのホームスタジアムはクラブ名のとおり、ノースバンコク大学の敷地内にあります。
具体的な場所はバンコクから見て北のランシットエリアになります。バンコク中心部から車で1時間ちょっとです。
BGパトゥムのホームスタジアム、BGスタジアムはここから歩いて15分くらいなので、先ほど書いたようにハシゴ観戦も可能なんです。

スタジアムは大学の敷地内の一番奥にあります。これが結構距離があります。
僕はバイクで行きましたが、大学の入口から歩いて5分はかかるんじゃないかな。

そんなスタジアムはこちら。スタジアムといっても、大学の中のサッカー場なのですが、それでもちゃんと屋根付きの観客席がありますし、専用なので観やすいです。

こちらでチケットを購入します。

こちらがチケットです。値段は60バーツでした。ち

いざ、観戦!

こちらスタンドからの眺め。

スタンドからBGスタジアムも見えます。

スタンドはこんな感じ。屋根があるので雨でも安心。

最初はスタンドの中央側に座っていたのですが、女性が声をかけてきました。
何事かと思ったら、このエリアはサポーターが座るので、移動してもらえないかとのこと。
サポーターが中央に陣取るから席を移動しろなんて、普通だったら何でだよって思うところですけど、相手は若い女性、それに僕は普段から観に来てるサポーターでもないのでいわばよそ者。
快く応じて、移動することにしました。

後からやってきたのは、恐らくノースバンコクの大学生と思われる若者たち。
そこにおっさんが紛れていたら確かに違和感しかないですし、こちらも居心地が悪い。
むしろ前もって声をかけてくれて助かったなあと思いました。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

メインスタンドの中央を挟んだ反対側がアウェイのサポーター席になります。
よく考えたらバンコクFCを推そうかと思っているくらいだから、こちらに座れば良かったかなと。

ホームのノースバンコクの選手。
今シーズンも強さを発揮し4連覇を果たすのか?

アウェイのバンコクFCの選手たち。
今シーズンこそ優勝してT2へ復帰するのか。
そんなバンコクFCですが、8番小島聖矢選手、40番大久保剛志選手はともにベンチスタートとなりました。

さあ、キックオフです。

試合は開幕節そして強豪同士ということもあって、お互い慎重になっているのか静かな展開。
ノースバンコクは全体的に体格が良い選手が多く、そんなフィジカルを活かしてゴリゴリと攻める感じ。
一方バンコクFCはパスを繋いで攻めますが、お互いチャンスもそれほど多くなく。

そんな中、69分にノースバンコクがPKをゲット。
それをしっかりと決め、ノースバンコクが先制します。

ちなみにスコアボードは手動。

やっぱりノースバンコクは今年も強いのかと思った81分、バンコクFCが同点に追いつきます。
途中出場の大久保剛志選手のフリーキックを56番のブラジル人FWリマがうまく合わせゴール!

このコンビネーション、先日のリーグカップの先制点と同じパターンでした。

結局このまま1-1の引き分けに終わりました。

試合の感想なぞ・・・

優勝を争うクラブ同士の戦いということで、今シーズンを占う一戦でしたが、痛み分けという結果に終わりました。

ノースバンコクは途中にも書いたように、体格の良い選手が多かったです。
特にセンターバックの6番ウォラパット、31番のジャカパットは身長も高
く、これは相手チームのFWにとって脅威だろうなあと。

一方、バンコクFCは前半はあまり攻撃面でパッとしなかったのですが、後半から8番小島聖矢選手が入ったことで前線と中盤がうまく機能しだした感がありました。
同じく途中出場の40番大久保剛志選手が同点ゴールをアシストときっちり仕事をしました。

2人が入る前と後では内容もがらりと変わったので、やっぱりチームに必要な戦力だろうなと思いました。

というわけで、開幕節はお互いドローになりましたが、どちらもやはり強かったです。バンコク地区はこの2クラブが中心となってリーグ戦が進んでいくんだろうなと思いました。

そんなT3のバンコク地区を中心にT3も、T1とT2と同じくチェックしていきます。
来月はずっと行きたかったT3のとあるスタジアムにも行く予定ですし、これからが本当に楽しみです。

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!







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