T1第2節 ポートFC対チェンライ・ユナイテッド観戦記【タイリーグ2024-2025】
まえがき
どうも、きーきあっです。
先週開幕したタイリーグ2024-2025シーズン。
その開幕戦、我らがタールアことポートFCはアウェイでラヨーンFCと対戦。
先制されながらも終盤追いつきそして逆転と、見事に3-1で勝ちました。
こんな気持ちいい開幕戦は久しぶりだなと思ったらそれもそのはず。
開幕戦勝利は4シーズンぶりでした。
そんな素晴らしい試合の様子はこちらからどうぞ。
そして今節はホーム開幕戦。
なぜかタールアは週末に試合を行わず、月曜日の開催となりました。
タイリーグの放映権を持つtrueの意向なのか、何なのかは分かりませんが、開幕戦はサポーターにとっての正月。
平日開催だろうが関係ありません。早く仕事を切り上げスタジアムへと急ぐのみ。
というわけで今回は、
T1第2節 ポートFC対チェンライ・ユナイテッド
の観戦記です。
いやー、素晴らしい試合でした!
ということで、さっそくご覧ください!
スタジアムへGO!
ということで我らの聖地、PATスタジアムへと向かいます。
PATスタジアムはバンコクのクロントゥーイ区にあり、最寄り駅はMRTクイーンシリキット駅です。
地図を載せておきますね。
スタジアムに着いたところで、まずはこちらのクラブショップへ向かいました。
クラブショップに来た目的は、シーズンチケットを受け取るため。
タールアのシーズンチケットを購入するようになってからもう6~7年経ちました。
まさかタイに住んでサッカーのシーズンチケットを買うとは思いもしませんでした。
日本でも買ったことなかったのに。
そしてこちらがシーズンチケット。
今まではメンバーズカードになっていて、それを毎回クラブショップのカウンターで提示しチケットを受け取っていました。
しかし今年からはメンバーズカードがそのままチケットになっていて、しかも顔写真付き。
いちいちクラブショップでチケットを受け取らずに済むので便利になりましたが、このメンバーズカードが中途半端に大きい。
あと、まさかこんな使われ方をすると思わず写真を送ったのですが、来年からはもっとちゃんと撮って送ろうと思いました。
そしてシーズンチケット購入特典グッズ。
既にユニフォームは自宅に届いており、それとは別にいくつかありました。
まずはこちら。ドローストリングバッグです。
って、何て呼ぶのか分からず調べたらそんな名前なのね。
そしてもう1つ。サインコレクション。
後で観戦仲間と一緒に確認したら、人によって選手のサインが違うんです。
ここ2年くらいはシーチケ購入特典はユニフォームのみでしたが、今年は特典が充実しています。
しかも写真付きメンバーズカード兼チケットになっていたりして、色々進化!?してますし。
それにユニフォームも初めて自宅に郵送されてきて、しかも開幕前に届くとか、いったいタールアのスタッフはどうしたんだ?ってびっくりするくらい頑張ってるなあと驚いてます。
これでお値段はたったの3,500バーツ!
ユニフォームやグッズが付いて、日本円で1万5千円弱ですよ。
しかもリーグ戦はもちろん、準決勝と決勝以外のホーム開催のカップ戦も観戦可能。
これをお得と言わずになんと言うかって話ですよ。
無事チケットと充実のグッズを受け取ったところでスタジアムへと進んでいきます。
こちらはPATスタジアム名物の屋台群。
ガパオライスやオムレツライスなどのご飯系から、ソーセージやフライドポテト、串揚げなどのおつまみ系、そしてアイスクリームなどのスイーツまで色々揃ってます。
これはタイリーグのスタジアムでも有数の充実度です。
屋台の周りにはこのように椅子やテーブルがたくさん並んでいます。
そしてビールを飲むサポーターの数も多く見られます。
恐らくタイリーグのサポーターで最もビール消費量が多いのがタールアサポだと思います。
もう既に結構な量を飲んでいる人たちもいて、いったいこの人たちは何時から飲んでいるんだろうか。
この日僕が選んだスタグルはこちら。
オムレツ載せご飯です。
好きな具材を選んでオムレツにしてくれます。
全部!というリクエストも可能。僕は全部でお願いしました。
で、出来上がったのがこちら。値段は卵1個で30バーツ、卵2個のオムレツは40バーツで、僕は具材全部入り&卵2個で40バーツでした。
ケチャップやチリソースは自分で好きにかけられます。
開門時間近くになったので、入場口へ。
既に結構な数のサポーターが並んでいました。
ここでまた今シーズンから新しく加わったシーチケ入会特典が!
なんとシーチケ所有者専用の入口があるのです。
しかし。まだこちらの入口の認知度が低く、普通のチケットを持った人が並んでいたり、こちらの幟と違うところが実際の入口だったりと、何とも残念なことになってました。
次回からはもう少し分かりやすくなるといいな。
いざ、観戦!
さて、オムレツと水を片手にスタジアムの中に入りました。
いつものようにメインスタンドの席に座ります。
やっぱりここからの眺めは最高。そして落ち着きます。
さて、早速ですが、恒例のきーきあっ式スタメン紹介です。
何と今シーズンから選手名がタイ語表記になっていますので、タイ語が読めない方には余計にこの選手紹介が役に立つのではないでしょうか。
まずはGK。36番ウォラウット。副キャプテン。
昨シーズンは控えの座に甘んじていたが、開幕から2戦続けてスタメン。
昨シーズンの正GK、1番ソンポーンが2試合ともベンチ入りすらしていないので怪我なのかもしれませんが、このチャンスを活かして正守護神の座を奪い返したいところ。
右サイドバックは3番アスナウィ。インドネシア代表。
豊富なスタミナとスピード溢れるプレーが魅力。
昨シーズンはアピールしたいあまり、強引なドリブル突破でボールを奪われ、サポーターから溜息が上がったりもしたが、今シーズンは4番スパナンの控えではなく、ポジションを奪うくらいの活躍をしてほしい。
ちなみに日本はW杯3次予選でインドネシアと同組なので、日本との試合では彼のプレーが見られるかも。
左サイドバックは23番ケヴィン。タイ代表。
タイ代表でもレギュラーの座を掴める実力があるとずっと言い続けてきたが、大事なところで怪我をしてしまい、チャンスを逃してしまっている。
オーバーラップからのクロスや、シュートはタールアにとって大きな武器。
特に10番ボーディンとのコンビは息もピッタリで、2人で左サイドを崩すシーンに注目してほしい。
センターバックは5番プトロス。イラク代表。
屈強な身体での堅実な守備、そしてボランチやサイドバックもこなせる器用さと、いつの間にかタールアに欠かせない存在になったイラク人選手。
また、彼からのロングフィードがチャンスを作り出すシーンもあり、攻撃の起点になることも。
もう1人のセンターバック、17番イルファン。シンガポール代表。
BGパトゥム・ユナイテッドより今シーズンから加入。
BG時代に彼を見ていて、189cmと体格にも恵まれたいい選手だなって思っていたので、彼の加入を知った時にはガッツポーズするほど嬉しかった。
ちなみに弟のイクサンはシンガポール代表のFWでBGパトゥムでプレーしている。
何故かタールア戦でよくゴールを決めている印象があるので、お兄さんに続いて彼も獲っちゃえと思っている。
ボランチは33番の志村 謄(しむらのぼる)選手。
昨シーズンは開幕から5試合ベンチ外だったのが信じられないほど、今はタールアの中心選手の1人と言っていいほどの存在感。
今シーズンは攻守の要として、更なる活躍を期待。
背番号マーキングしちゃおうかな。
もう1人のボランチ、44番ウォラチット。タイ代表。
169cmと小柄ながら、広い視野と正確なキック、そしてサッカーセンスに溢れる選手。
タールアに移籍してから輝きを失いつつあった時期もあったが、彼のようなパスを供給できる選手がタールアには間違いなく必要。
右サイドハーフは18番パトンポン。タイ代表。
猪突猛進という言葉が似合うドリブラー。
あと1歩で止まってくれれば、そこで突っ込まずにパスを出してくれればと思う事も多々あるけど、それでも何かをやってくれる選手であり、期待したくなる選手。
でもやっぱりもう少し周りを見てほしいかな。
左サイドハーフは10番のボーディン。タイ代表。
我らがタールアのエース。ボーディン様。
ドリブル、パス、シュート、どれをとっても一流。そして以前のようなプレーのムラも少なくなったので、今や彼なしではタールアを語れない。
敢えて言うなら、左サイドバックがケヴィン以外の選手の時でも、もう少し連携を高めてほしいかな。
2トップの1人目は26番ドゥンブーヤ。元ギニア代表。
ブリーラムから今シーズンよりタールアに加入。
193cmの長身ながら、ポストプレーだけでなく前線からプレスもかける献身ぶりも魅力。
個人的にはブリーラム戦でゴールを決めてくれるのを楽しみにしている。
そして2トップのもう1人、29番ウィリエン・モタ。
バンコク・ユナイテッドから今シーズン加入したブラジル人FWであり、
昨シーズンのタイリーグ最優秀外国人選手。
タールアお得意の
「ライバルクラブで活躍した外国人選手どうしても欲しい病」
が今年も発病。しかし本当に獲れるとは思わなかった。
ただ、毎年こうやって獲得する外国人選手が前所属クラブの時より活躍していないのが気になるところ。
モタはそのジンクスを打ち破ってくれるのか。
さて、きーきあっ式タールアスタメン紹介を終えたところで、両チームの選手が入場してきました。
こちらは本日の対戦相手。チェンライ・ユナイテッドの選手です。
シーズン前にチームの王様シワコーンをはじめ主力選手が退団した中で、前節はコンケーン・ユナイテッド相手に苦しみながらもホームで2-0と勝利。
開幕2連勝となるか。
そしてホームのタールアの選手。
前節はアウェイで昇格組のラヨーンに大苦戦も、終盤に大逆転。
その勢いに乗って、開幕2連勝を目指します。
月曜開催にもかかわらず、大勢のサポーターが訪れチケットも完売したとか。
これも期待の表れでしょうか。
さあ、キックオフです。
前半の主導権を握ったのはホームのタールア。
選手の動きも良くパスも繋がり、惜しいシーンが続きます。
そんな中で先制をしたのもタールア。
4番プトロスからの縦パスに10番のボーディンが抜け出し、そして相手GKが飛び出してきたところを落ち着いてループシュート。
そしてその10分後、タールアに追加点が生まれます。
左サイドからのクロスに26番ドゥンブーヤが詰めていて頭で押し込みゴール。
オフサイドかもと心配しましたが、VARでもゴールを認められ、これで2-0。
ドゥンブーヤは2戦目にして移籍後初ゴールです。
そしてそのまま前半は2-0とタールアがリードして折り返します。
ここまではほぼ完璧といっていい出来でした。
さあ、後半!
昨シーズンは前半に素晴らしい試合をしていても、何故か後半になると急に守り出して、そこを攻められて追いつかれたり逆転されるのを何度も観てきましたが、今シーズンのタールアはひと味違います。
後半開始早々、またも26番ドゥンブーヤがゴール。
ケヴィンの速いクロスをしっかりと左足で合わせ決めました。
巨体に似合わぬ(失礼)器用さがあり、これは今シーズンやってくれるんじゃないかと期待してしまいます。
その後も33番志村選手がコーナーキックをドンピシャのタイミングでヘディングシュートを決めたり、途中出場した89番のタイ代表ピーラドンがシュートを決めたりと、もうお祭り騒ぎ状態。
ちなみにピーラドンは今シーズン、ブリーラムからタールアに加入しました。
2ゴールを決めたドゥンブーヤとピーラドンで合わせて3ゴールと、元ブリーラム勢が大活躍でした。
この後モタのゴールも決まったかに思えましたが、VARの結果オフサイドでノーゴール。
後でハイライトを観ましたが、これはオフサイド!?
まあ試合結果に関係ないからあまり言わないけど、これはモタがかわいそうです。
このまま5-0で終わるかと思ったら、終盤にチェンライに1点返されてしまいました。
それでも強豪チェンライを相手に5-1と大勝。
見事開幕2連勝を飾りました。
試合の感想なぞ・・・
いやー、素晴らしい試合でした。こんなに落ち着いてタールアの試合を観られるとは。しかも相手はチェンライですし。
ちなみに昨シーズンは、ホームのチェンライ戦で先制しながらも後半立て続けにゴールを奪われ逆転負けを喫しています。
それを思えば1点取られるくらい、どうってことありません。
それにクリーンシートでなく1点取られる方がタールアらしいですし。
この日2ゴールを挙げたドゥンブーヤはもちろんのこと、今日はプレーしたどの選手も素晴らしかったです。文句なしです。
あと思ったのは、前節2ゴールを挙げた14番ティーラサックや、7番パコーン、それに先ほど名前を出した89番ピーラドンなど、途中で入ってくる選手の豪華なこと。
今シーズンはリーグ戦やカップ戦だけでなくACL2も戦わなければならない中で、この選手層であればどちらも勝ち進んでいけるのではと期待してしまいます。
X(旧Twitter)で嬉しさのあまり、
『ヤバい、優勝しちゃう』
と、まだ2試合終わっただけで何言ってんだって思われそうなポストをしてしまいましたが、正直今シーズンはチャンスがあると思ってます
一方、敗れたチェンライですが、開幕戦こそ勝ったものの、その試合をテレビで観ていましたがコンケーン相手にかなり苦戦していました。
で、この日の試合内容。
正直言いますと今シーズンのチェンライはとても心配です。
リーグ優勝やFA杯の優勝経験もある強豪クラブですが、昨シーズンのチョンブリーの例もありますし、今のタイリーグは何があるかわかりません。
何とか気持ちを切り替え次節に備えてほしいです。
ちなみに次節はホームでブリーラムと対戦します。
さて、見事開幕2連勝のタールアですが、次節はアウェイでコンケーン・ユナイテッドとの対戦です。
過去2シーズン、いずれも深夜バスでの0泊2日という1人弾丸バスツアーを敢行しており、僕の中でコンケーンといえば弾丸アウェイ旅、弾丸アウェイ旅といえばコンケーンというイメージが。
で、今年はどうしようかと思っていたのですが、こんな試合を見せられたら行かないわけにはいきません。
ということで、この記事を書く前に高速バスの予約をしてしまいました。
ホテルの予約はしておりません。
そうです。3シーズン連続のコンケーン1人弾丸バスツアーです。
金曜の夜にバンコクを出発し、翌朝コンケーンに到着。その日の夜に試合を観てそのまま深夜バスでコンケーンを発ち、明朝バンコクに帰ってきます。
ちなみに過去2戦は0-1、0-0と1勝もできないどころかゴールシーンすら見られませんでした。
今年こそゴールを!そして勝利を!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
読んでいただきありがとうございます。あなたのサポートできーきあっはもっと食べてもっと太っちゃいます。