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人に依頼を出すときには最低限のリスペクトを表そう。必要なものは謙遜や丁寧な言葉遣いでは無い。

僕は簡単に人にものを頼んだりしない。
何かをお願いする時は相手の事をめちゃくちゃ考えてお願いする。
その際に相手側のメリットを考えると見合わないので頼まないと言う事もある。
見合っていても相手の性格を考慮すると足りない場合もあるし、伝えれば無償でやってくれる良い奴でも申し訳なくて頼まない場合もある。

しかし、世の中には無茶苦茶な条件でも平気な顔で頼んでくる馬鹿が居る。
馬鹿と書いたが、これが出来る人間は聖人レベルで人徳があるか、天才だ。
凡人の場合は最初はOKを貰えるかも知れないが、徐々に信頼を失って人間関係に支障が出てくる事は言うまでも無い。
この時代に信頼を失いと言う事はお金を失うに等しい。

また、丁寧な文章で実は見下していると言うパターンもある。
一見すると失礼な事は一切無いのだが、詳細を確認したり条件を詳しく質問すると「それってかなりこちらを下に見てませんか?」と言うオファーがある。

これをやらかす人の多くが、自分と同じレベルかそれ以下の村社会で生きていて、お互いがお互いをリスペクトしなくても目先の損得で依頼が成立してしまう環境に居る
彼らの行動には特徴があり、やたらベタベタと褒め合うが自分と関係の無いSNSの投稿、自分より高い地位のものと絡んだSNSの投稿には一切いいねをしないなど、本人達は日常化しているので気が付かないが、傍から冷静に見るとあからさま嫉妬の渦巻く見ているだけで何となく不快感を感じる環境である。

リスペクトと言うのは簡単に言えば想像力だ。
相手がどのように考えているかは行動を見れば大まかに把握出来る。

例えば食事に誘った相手が辛い料理には一切手を付けなかったとする。
それは理由があって辛いものをその人が避けているわけで、「辛いもの苦手なんだよね」と言わなくても簡単に伝わる。

普通の人なら「辛いもの苦手だった?」と確認するか、次に誘う時は辛い料理のお店は避けるだろう。

ところが想像力が無い人間と言うのは食事に誘った事で満足しており、相手が辛いものを避けて食べているなど気が付かない。
寧ろ料理に手を付けないので「変わった人だ」など勝手に自分の尺度で相手を決めつける。

こういう人間に関わると貴重な人生の時間を奪われてしまうので、僕は出来るだけ距離を置くようにしている。

それってこちらに何のメリットがあるの?と言うオファーをしてくる人と言うのはすべてこれだ。
本人に自覚が無い場合が多く、指摘すると口論になる可能性すらある。
だから正直メールを返信する時間も勿体無い。

これがあるからギャラなど数値化された誠意は非常に解り易い。
相手が求めている結果と報酬に対して、自分が達成すべきラインが明確だからだ。

音楽イベントへのお誘いの場合、極端な話、目的が集客であったならギャラが0なら0人で構わないと言う事だ。
出演する事で名誉が得られるような権威のあるものだったり、バリューのあるイベントやライブストリームなどなら話は別だが、一般的に個人が企画するライブで集客0人の可能性があるのなら自分のバンドのブランドに関わる問題なので出演は拒否して当然だろう。
さらに交通費は自腹だったり配信ライブなのに自分で準備するコストが発生するなら迷惑行為以外の何でも無い。
この条件でOKするバンドとまともに話せるわけがないので、結果的になんのメリットも感じないのだが、こういう人が実際に居る。

「予算が無い…」とか、「熱い気持ちでやってる!」と言うのは解るが、全く身銭を切らないと言うのは人から信頼を失う結果になる。

ちょっとこれ系のオファーを出してくる人には解かって欲しいと言う気持ちもあり、辛口で返事をするから嫌な人感が出てしまう。
相手にはめちゃくちゃ嫌われてると思うが、解って貰えない場合や話にならないものはどうしようも無い。






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