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【理系大学院生デンマーク交換留学】寮生活について

 こんにちは、デンマークに交換留学中の田中律羽です。
(化学・バイオ工学科→応用化学専攻修士2年)
デンマーク工科大学(DTU)には、東北大学工学部・工学研究科の部局間交換留学で来ています。日本で協定を結んでいる大学は限られているレアな留学先なのです!部局間交換留学の様子を動画とnoteを併用しつつ紹介します。
 動画では伝えきれない留学中のエピソードなどをnoteで紹介することで、よりリアルに留学のイメージを想像してもらえればと思います!
 今回は私が住んでる学生寮とそこでのエピソードを紹介します。

高い! 

 私が住んでいるのはDTUの留学生向けの学生寮です。なので寮の中での会話は基本的に英語です。キッチン共用、バスルームは個人の部屋にあり、光熱費を入れると月10万円くらいです。洗濯は1回あたり500円くらいかかります。日本の学生寮の感覚からするとかなり高いですが、ここは全てが総じて高いので仕方ないです。最近は円安の影響が深刻で11万円弱くらいしますからさすがに大変です。仙台で11万円一人暮らしはかなりの豪邸ですね(笑)

私の寮は全部で200人ほどいるそうです。30人くらいで1ユニット、2つのキッチンを共同利用します。外食が高く、コンビニやスーパーの総菜もないからか、皆自炊をします。男子もかなり本格的・日常的に自炊をしているので日本で私の周囲では考えられなかった光景に驚きました(笑)

自然が豊か(すぎる)

 大学のキャンパスへは自転車で30分ほど、コペンハーゲン中心部へはバスで30分です。日本で生活しているときは、私の性格的に移動に片道30分も使うなんて絶対に嫌だと思っていましたが、体を動かしたり本を読んだりするのにちょうどよい時間なので悪くないなと思えてきました。通学路には鹿や鳥が姿を見せるようになり(かなり田舎なのです)、そうした動物を見ながら登校します。

体内時計はハチャメチャにされる

 冬の間は登下校が日の出前・日の入り後でした。授業が8時開始・17時終了なのですが、日の出が8時半ごろ、日の入りが16時頃なのです。逆に現在(6月)は、日の出3時過ぎ、日の入り23時過ぎです。さすが北欧、あまりにも両極端です。

2月午後4時
6月午後9時

寿司300巻、餃子300個、納豆で大騒ぎ

 私たちのユニットは2週に一度ほど各国の料理をみんなで食べる会を開いています。今までにインド、ポルトガル、フランス、ギリシャディナーがあり、ジャパニーズディナーも私がホストになって開催しました。他の国々はだいたい数人ずついるので、ホスト国の学生が準備をするのですが、日本人は一人だった為皆に手伝ってもらいました。作る過程も楽しめそうだったので、寿司と餃子を作りました。30人分なので、寿司300巻、餃子300個です。教えながらだったこともあり8時間かかりました。そのほか“ジャパニーズチーズケーキ“をリクエストされたので4ホール焼きました。私以外の皆はこの”ジャパニーズチーズケーキ“を知っていたのですが、調べてみるとスフレチーズケーキでした。”スフレ“はフランス語なのに、不思議です。他にも、アジアマーケットで見つけた納豆を出してみたのですが、これだけで1時間くらい盛り上がりました。相当インパクトが強い食べ物だったらしく皆一粒くらいしか食べず、私が箸ですくって食べるとかなり驚かれました。また味噌汁の認知度は低く、そもそも朝にスープを飲むこと自体不思議がっていました。ヨーロッパではスープはメインディッシュの一つのようです。何人かは箸で手がつっていました。

30人分、寿司300巻、餃子300個、8時間

プロテインおにぎり

 またおにぎりを握るだけの会も開きました。具として入れたいものを何でも持ってきて良いよといったら、粉末のプロテインを持ってきた人もいました(笑)さすがにそれは入れないよと教えましたが。アジア人がほとんどいないこともありますが、皆日本に非常に興味を持ってくれて嬉しいです。何人かは私よりもずっとアニメや漫画やボカロに詳しいです。皆それぞれを尊重しあいながら楽しく暮らしています。良いメンバーに恵まれてよかったです。

 以上、学生寮での生活について紹介しました。皆さんが留学を考えるきっかけになれば嬉しいです!

ではまた!

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