「イシューからはじめよ」を読んでメモ

仕事をするということの本質に触れていて、かなりいい本。
特にすべての仕事は結果がすべて、しかもあるレベルの価値に到達しないと、その仕事はいかなる価値ももたず、多くの場合はマイナスになる。
人から褒められるのではなく、生み出した結果が自分を支えてくれる。
という考え方は常に意識したい。

イシューからはじめよ

1. 自分の仕事をしぼる

自分も普段ディレクターをしているので、マルチタスクが多く、
生産性を上げながらいい仕事をするのにこの考え方は非常に役だった。
常になぜこの仕事をしているのか?この仕事が及ぼす影響度は?を考えていると、どんどんいらない作業が見えてきて生産性が上がった気がする。

・自分の仕事をイシュー度の高い意味のある問題にしぼる
・イシューとは単なる課題ではなく白黒つける必要がある課題
・労働時間ではなくアウトプットの成果ベースで仕事を考える
・意味のない仕事を断ち切って生産性を上げる
・そもそもこれは何に答えを出す案件だったのか見極めて整理する

2. イシューへの取り組み方

悩んでいる時間は仕事ではない、常に答えに前身していく考え方にも影響を受けた。漠然と悩むのではなくイシューにまで分解しながら一歩ずつ前身していくことが大事。

・仮説を立てることが大事、仮説が単なる設問をイシューにする
・イシューと仮説を言葉にすることにこだわる
・言葉で表現するときは主語と動詞をいれてみる
・イシューはなぜ?ではない。どちらか?何をするべき?どう行うべき?で言葉にする
・また良いイシューは本質的な選択肢で、どちらかになるのかに影響が大きい
・イシューは答えを出せることが大事、答えをの見込みがない問題には取り組まない

3. 情報収集のコツ

・一次情報に触れる、現場に立つ、基本情報をスキャンする
・情報は集めすぎず、知りすぎないのが大事

4. イシューの解き方

・分解をして解いていく
・ビジネスでは、どの領域を狙う?具体的にどう勝つ?どう取り組む?で分解していく
・型がない時は、解から逆算して分解し、それぞれに仮説を立てる
・人に何かを理解してもらうにはストーリにする

5. 分析の仕方

分析とは比較であると言い切っているところがいい。自分も分析って言葉を聞くと、いつもどうしようかなと思うけど、とにかく比較して答えを出して行くという軸ができると、分析が面白くなった。

・分析の考え方は3つ、比較、構成、変化
・軸は原因と結果から考える、ほしい意味合いを先に分析イメージとして書き込む
・いきなり分析しない、大きな影響力をもつサブイシューを先に粗く検証し答えを出す
・自分たちの仮説が正しいと思えることばかり集めて分析するのはよくない
・人の属性ではなく、場面を軸に抽出してみる、場面=ベネフィットの場合が多い

6. プレゼンの仕方

プレゼン資料をつくるときはいつもこのやり方でやっている。手早くまとめてちゃんと自分の企画が答えを出せているのか早めに確認してしまうことが大事。

・受け手にあわせたレベルを理解し、やり過ぎず、手早くまとめて回数を大切に
・プレゼンの聞き手は完全に無知、かつ高度な知性をもっている
・聞き手は的確な伝え方をすれば必ず理解してくれる存在として信頼する
・ストーリーを磨く3つのプロセスは論理構造を確認し、人を相手にリハーサルしながら手を入れて、30秒程度で概要を伝えられるかを行う

7. 資料の作り方

・いいスライドは1枚に1メッセージ、見出しではなく何を言いたいのかを書く

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